360度動画にヒートマップ!YouTubeのVR動画アナリティクスに実装されていました。データ分析ができましたので共有します。
こんにちは、YouTube大好きカグア!です。
本記事では、YouTubeアナリティクスの360度動画ヒートマップについて解説します。
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追記:23時15分 効果検証に凄く相性の良い動画事例を見つけましたので追加しました。
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この記事の目次
360度ヒートマップとは
YouTubeアナリティクスに実装されている360度ヒートマップ機能です。VR動画は360度、どこを見てもいいわけですので、注目点が可視化されますと、360度動画制作に役立ちそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=kDmLFKK7LGo
後述の記事などを見ますと、2017年6月にリリースされたようです。日本語ヘルプもすでにあります。注目点の集計方法など数字の根拠は記載されていません。
>>360º 動画のヒートマップ レポート – YouTube ヘルプ
YouTubeヒートマップの見方
注目点のビジュアル化
YouTubeアナリティクス画面から左のメニューに360度ヒートマップとあります。クリックしますと、360度動画が一覧されますので「ヒートマップを表示」としますと以下のようなヒートマップが表示されます。
- サーモグラフィーのように360度動画再生時の注目点を色で視覚的に表示。
- 動画再生で連動してヒートマップもつねに変化。
- 赤がより注目され、青、無印となるほど薄れる。
- 公式ヘルプには注目点の集計方法は未記載。
セグメントは端末ごとのみ
セグメントは、もともと動画単位でヒートマップを見られるため、デバイスのみ分けて見られます。この動画の場合、PCのほうがドラッグして、グリングリンしている印象です。
- パソコン
- モバイル
- ヘッドセット
公式ヘルプには上記のセグメントが可能とありました。PSVRなどのゲーム機がどこに入るのかはわかりません。チャンネル非登録者のみを見て、課題発見するとかしたかったですが、今後に期待ですかね。
枠線など見え方オプション設定
操作はいたって簡単で、見え方のオプションがあるくらいです。しきい値を調整して、より注目されているところだけを見る、といった設定はできません。
いっぽう音声ガイダンスがあるとそちらを向くなど、視覚だけでなく効果音などでもヒートマップは変わりそう。何秒後に注目されるのかなどの知見を貯めれば、VRホラー動画作成などで役立ちそうです。
その他、仕様など
- 対象は1000 回以上視聴された公開360°動画
- Google Daydream を含む、PC、モバイル全てのデバイスに対応
- レポート反映には 2~3日程度の遅延
それでは、具体的に360度動画のヒートマップから気づきや可能性を考えていきましょう。
VR動画分析サンプル事例と活用
VRでは続きが見たくなる
マリオカート動画では見られなかったのですが、ボンネットビューのドライブゲームですと下に注目が集まっています。
おそらくスピードメーターなどがあるのでは、という期待の現れかもしれません。マリオカートでは全身が映っているためほぼ見られていません。
視聴者維持率の向上に役立てる
動画の後半になってきますと、ヒートマップの密度が下がってくる動画があります。
実際、YouTubeアナリティクスの視聴者維持率を見てみますと、視聴者数が減ってデータのサンプル数が減っていることがわかります。
360度をどれくらい振り向かせればよいのか、どういうコンテンツを映せばよいのか、など視聴者数維持率の向上に活用できそうです。
VRゲームの仮説検証をする
動画視聴者と実際のプレイヤーは異なるかもしれませんが、VRゲームのUI設計の仮説立案には役立ちそうです。マリオカートでは、マップやアイテムにはあまり注目が集まっていないことは興味深かったです。
YouTubeはゲーム実況ジャンルにも非常に力を入れているようで(最近行われた投稿者向けアンケートでは何問かゲーム実況についての設問がありました)、今回の実装はその流れともマッチする気がします。
広告や調査目的のVR動画も
ここまでデータが取れますと、広告を調査費用として捻出し出稿してみるのも良いかもしれません。広告向けVR動画は限定公開にした同じ動画を用意しておけば、オーガニックとペイドの注目点の比較ができます。
広告のコピーや訴求によっても注目点が変わるかもしれません。複数のタレントさんが並んでいるときには、注目の差がはっきりわかってしまうかも。ゲーム内広告といった展開の注目度測定などもありかもしれません。
>>ガンホーとオプトが「ゲーム内広告」で業務提携:MarkeZine(マーケジン)
そうした、調査のためだけに360度VR動画をYouTubeにアップするケースも増えるかもしれませんね。なんていっても、YouTubeアプリのデフォルトで見られるのは非常に強力です。
たとえば、こちらの水着タレントさん達が360度を囲む動画はものすごく相性良いと思います。
>>【360度動画】ヤンマガ史上初!! スマホでVR体験!! ベスト16美女が全方位から君に熱視線♡ 【ミスマガ2018】 – YouTube
Insta360 Pro プロフェッショナル 360度 VR カメラ 3D 全方位パノラマ 撮影 8K 解像度【国内正規品】 | ウェアラブルカメラ・アクションカム 通販
広告用にVR動画を制作するときは、こちらの8K360度カメラがおすすめです。360度動画は全天球分の画素が必要ですから、業務用ですと4Kよりは8Kは欲しいところです。
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発売前のトレーラー動画の重要性が、今まで以上に増すと思いました。
VR動画制作のモチベーションが上がる
いやはや、本当に凄いですね。これが無料で、しかもVR動画をアップロードするだけで見られるのですから、今まで以上にVRクリエイターは気合いが入ることと思います。
また、しっかり日本語ヘルプも同時に用意されているなど、YouTube側の熱量もうかがえますね。VRマーケターという職業が生まれるかもしれません。
VR動画の投稿をまだされたことがないかたは、ぜひ試されてみてはいかがでしょうか。おすすめです。
【国内正規品】GoPro Fusion CHDHZ-103-FW | ウェアラブルカメラ・アクションカム 通販
とりあえずということであれば、GoPro Fusionが5Kで多機能なのでおすすめです。
関連情報リンク
360度カメラはもはやVRだけではありません。マルチアングルで撮影し動画を切り出す、というオーバーキャプチャという使い方が注目されています。
>>40才からの【Gopro Fusion】OVER CAPTURE 暗峠 – YouTube
YouTube公式アカデミーでのYouTubeアナリティクス教材。
>>
YouTube公式ドキュメント。
>>YouTube アナリティクスの概要 – YouTube ヘルプ
Insta360ではライブヒートマップも。
>>InstaVR VRのアクセス解析 – ヒートマップ機能の使い方 – – InstaVR株式会社
ヒートマップはほんと改善に便利ですよね。
>>ヒートマップからVRコンテンツの改善を行える「AccessiVR(アクセシブル)」開発インタビュー | VR Inside
やはりすでに2017年にリリースされていたのですね・・・。
>>YouTube、360度動画のヒートマップに対応 フレーム単位で視聴者の視線を分析 – PANORA
YouTube VRはキラーコンテンツになるでしょうか。
>>YouTubeで見られるVR動画おすすめ20選。スリルも感動も360度体験 -Appliv TOPICS
ゴーグルでなくとも、とりあえずジャイロで見るだけでも感動しますよね。
>>VRゴーグルでYouTubeを楽しむ(全動画がVR対応!) | 株式会社グッドクロス
Daydream端末、もっと増えてほしい。
>>グーグルのDaydream向けVR動画視聴アプリ『YouTube VR』リリース [ファミ通App]
VR動画のアップロードはとても簡単です。
>>360度動画をYouTubeにアップロードする方法【360度カメラ話】 | harulog
VRゲームはすでにヒット作も登場しています。
>>話題のVRゲーム「Beat Saber」発売1週間の売上は5万本 | Mogura VR – 国内外のVR/AR/MR最新情報
まとめ
ヒートマップは注目点が可視化され、コンテンツ作りにとても役立つアナリティクスです。
こうした機能の実装には、YouTubeの本気度がうかがえる気がします。日本語ヘルプもすでに用意されていましたし。
VRユーチューバー目指してがんばる。
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