YouTubeでも音声配信の収録やライブでも、よいコラボ配信ができるとフォロワーが増やしたり、化学反応をおこして番組が盛り上がったりして、双方にメリットがあります。リスナーやファンにとっても新たな気づきや視座が得られることもあるので、どんどんコラボしましょう。どのように依頼するのかということ、それから、有名アーチストでもじつは、どんどんコラボ依頼していた、というエピソードもご紹介します。なおもちろん、依頼のDMなどマナーを守ったうえで、です。
コラボ配信のメリットは大きい
タイトルでは「ずうずうしく」と書きましたが、もじもじとして、一歩が踏み出せない、という人にむけて、むしろそれくらい積極的にいって大丈夫だよ、という意味でそう表現しました。ですので、積極的にいきましょう、という意味でご理解ください。
なお、DMなどでぶっきらぼうに「出演おねしゃす!」などというのは論外です。マナーをまもった丁寧な文章で、相手にもメリットがあるような「提案」をする、という考え方で、どんどん積極的にいって大丈夫です。
ちなみに、コラボ配信のメリットとしては、次のとおりです。基本的には双方のフォロワーが増えることが理想です。
- 双方にとって新たな配信者をリスナーに知ってもらえる
- コラボによって番組が面白くなり双方のリスナーが楽しめる
- ファン層がちかしいコラボであれば双方にフォロワーが増えるメリットがある
いっぽうで、あまりにもフォロワー数の差がありますと、片方が一方的に宣伝している感じになりますので、その場合には「出演料は無料でも大丈夫ですか?」など、事前に確認しておきましょう。
ただ、YouTubeでも音声配信でも、現在人気になっているチャンネルのほとんどは、定期的にコラボをすることによって、フォロワーを増やしてきていますし、積極的にコラボをしています。目指しましょう。
コラボの依頼はDMで大丈夫
コラボ配信の打診は、Twitterなど基本的にSNSのDMやプラットフォームの問い合わせ送信で大丈夫です。ただ、相互フォローしていませんと、アーカイブに直送されてしまい目にふれないケースもありますので、あまり期待せずに打診しましょう。
不安なかたは、オープンなコメントやメンションで丁重に「コラボリクエストはDMからでも大丈夫ですか?」などと、聞くくらいは問題ないかと思います。
前述したように、コラボは場合によっては相手もフォロワーが増えたり、番組が盛り上がったりするなどのメリットがありますので、積極的に打診してきましょう。
読まれるコラボ依頼にしよう
コラボ配信の依頼される側は、まったく見も知らずの人からのDMを読むことになります。ですので、ある程度の企画をたてたうえで出演をお願いする、という考え方でメッセージをおくりましょう。
こちらのリンクに、コラボ依頼の書き方がくわしく解説されています。
メリットとは、このコラボにはいきたいな~、と誘ったVtuberに思わせないといけない。
>>【無料公開】コラボの誘い方 BANトーク優秀説|城星譲友VIC
城星譲友VICさんは、コラボの依頼をうけてもらうためには、やはり企画や提案内容が重要といっています。とくに、相手が興味をもちそうな企画としておすすめはBANトークであるといっています。BANトークとは、出演者が自分の好きな漫画などを語る、というものです。好きなことをしゃべれるしリスナーも新たな気づきがある、ということで出演のハードルが下がるそうです。たしかに楽しそう。
また、みおりんカフェさんはもらう側の心理としてこのようにつづっています。
なぜ自分に依頼をくださったのかがわかる。個人的にはここがいちばん気になります
>>【例文あり】YouTuberやインフルエンサーが返信しやすいコラボ依頼メールの作り方|みおりんカフェ¦東大卒勉強法デザイナー
コラボ依頼をうけてもらうためには、DMをみてもらう→相手に出る理由ができることが不可欠です。
そのために、日時・話すテーマ・どういうリスナーが多いのか・なぜ依頼したのか、といったことが明確になりませんと、みずしらずの人には、なかなか返信しづらいですよね。自分のアカウントへのリンクなど素性を明らかにするということは言うまでもありません。
ですので、最低限のマナーをまもり、なぜ相手に依頼したのか?他の人ではなくなぜ私なのか?ということをとくにしっかり、相手につたえることができれば、コラボ依頼の確度はあがります。
有名アーチストも駆け出しのころは積極的
コラボを積極的に打診するというのは、YouTubeやPodcastなどだけではありません。人気商売では昔から、誰しもが成功するためによくおこなう手法です。
たとえば、世界的ギタリストの布袋寅泰さん。彼はなんと世界的有名アーチストであるデヴィッドボウイさんと共演するために、手紙をわたしたというのです。それも、ドアの隙間から。
布袋は共演するためにボウイへの想いを綴った手紙を渡している(ホテルのドアの隙間から差し入れた)
日本を代表するハイトーンボイスのアーチスト・平井堅さんも若い頃に、共演のお願いを積極的にしていました。桑田さんの自宅にまで行き、デモテープを届けています。
桑田佳祐の自宅の門の上に、「桑田佳祐様、原由子様、コーラスでいいので雇ってください。平井堅」とメッセージを添えたデモテープを置いていった。
若い世代に絶大な人気をほこるあいみょんさんも、ファンであった石崎ひゅーいさんのライブに行き、対バン(同じライブに出演する)を直接本人にお願いしたそうです(NHK2022年3月22日MUSICより)。
>>あいみょん×石崎ひゅーい、対バン直後にラジオで共演 – 音楽ナタリー
現在の多くのトップユーチューバーも、駆け出しの頃はとにかくコラボをして、おたがい知名度をあげていたものです。相手に断られたらどうしよう、ではなく、もうお願いしすぎてどうしようもない、というくらいのパッションが、大事であることがわかります。
コラボでは、このように相手にどうしてほしいのかという、熱い思いを伝えないことには、コラボ依頼を成功させることはできません。そのさいに、恥ずかしがるのではなく、もうコラボ依頼したすぎてしょうがない!というところまで、熱量をあげることが重要です。積極的にいっていいのです。相手が受けてくれれば、それは相手にもメリットがあると判断されたといっていいわけですから、堂々とコラボをすればよいです。
ただ、報酬面や修正依頼うけつけの有無など、あとあとこじれそうなことについては、最初から、箇条書きでよいので文字化して共有しておきましょう。トラブルをすこしでも減らせるように、気になった点はどんどん共通認識にしましょう。
ぜひ、たのしいコラボを実現してくださいね!