2022年3月23日、日本の国会でウクライナ大統領のゼレンスキー氏が、演説をしました。そのなかで、夫人が日本の昔話をオーディオブックにしたことがある、と話されていました。2019年の安倍政権時代にゼレンスキー氏は訪日し日本文化に触れたことと関係があるかもしれません。
ゼレンスキー夫人がかかわった日本の昔話のオーディオブック
こちらが、ゼレンスキー夫人がかかわった日本の昔話です。他には「二匹のかえる」もオーディオブックになっています。
「二匹のかえる」をご存じないかたは青空文庫で読めますので、どうぞです。
社会プロジェクトのために、ウクライナのファーストレディー、ゼレンスキー夫人によってオーディオブックとして制作されました。
ゼレンスキー大統領がした演説はこちらで書き起こされています。
>>【全文書き起こし】ウクライナ・ゼレンスキー大統領が国会で演説 「このウクライナに対する侵略の”津波”を止めるために」 – ログミーBiz
そこで、オーディオブックにふれるくだりがありました。
2019年、私が大統領になってまもなく、私の妻オレナが、目がよく見えない子どものためのプロジェクトに参加しました。それは、オーディオブックのプロジェクトでした。日本の昔話をウクライナ語でオーディオブックにしました。
なんと、日本の昔話を、しかもオーディオブック、音声にしているとのこと。
2019年の訪日のようすはこちらで詳しく紹介されています。当時の安倍首相との画像もあります。
>>Останні новини — Офіційне інтернет-представництво Президента України
ゼレンスキー夫人が関わったオーディオブック
ゼレンスキー夫人がかかわったプロジェクトはこちらです。
>>Світова література – Книги, що говорять
フェイスインウクライナは、国家の発展、促進を目的とした新しいアプローチと改革のアイデアを生み出すことを目的とした団体です。
そのプロジェクトのなかで、目の不自由な人のためにオーディオブックを制作するものがあり、そこで世界の文学のなかに、日本の昔話があるのでした。
このオーディオブックのプロジェクトに、ゼレンスキー大統領のファーストレディであるオレナ・ゼレンスキーさんがかかわりました。
実際の録音風景のオレナさんがこちら。動画の19秒くらいに「モモタロー」とはっきり言っています。なんかうれしいですね。
日本とウクライナは、ロシアとの関係や原発事故など、共通点も多い国だと思います。そうした共感をもとにした今回の演説はおおくの日本人に届いたと思います。そして、オーディオブックによる日本文学とのふれあい。
ウクライナにはやく平和がおとずれ、また交流ができる日を願わずにいられません。