水溜りボンドのトミーさん、精神科へ入院していた。クリエイターの健康被害はこれからのクリエイターエコノミーの重要な課題です。

半年期の自粛期間をへて復帰を報告した水溜りボンドのトミーさん。その動画では、なんと精神科へ入院していたことも吐露し、クリエイターの健康問題が注目されることとなりました。とくに、昨今のユーチューバーで問題視されていますのが、バーンアウトシンドロームです。

バーンアウトシンドロームとは

燃え尽き症候群ともよばれています。とくに、個人で活動することがおおいクリエイターが、がんばりすぎて燃え尽きてしまい、何もやるきが起きない、という精神状態になってしまうことをいいます。

水溜りボンド トミー活動再開 コロナ禍YouTuber宴会騒動から半年ぶり – KAI-YOU.net
https://kai-you.net/article/82174

じつはわたしも軽い燃え尽きは経験したことがあり、ひとごとではないと思いました。ほんとうに「わかっちゃいるけれど体が動かない」のですよね。

アスリートなどでも問題になっています燃え尽き症候群。クリエイターエコノミーを実践するすべてのクリエイターにとってひとごとではないと思います。

燃え尽き症候群 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%87%83%E3%81%88%E5%B0%BD%E3%81%8D%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4

YouTubeの連続投稿優遇アルゴリズムが影響

いちぶでは、YouTubeのアルゴリズムにも原因があると言われています。それは、継続投稿しているアカウントのほうが、アルゴリズム的に優遇されるのではないか?という噂です。

実際、同じ動画を投稿しても、アカウントごとに露出に差がでます。これは、YouTube側がアカウントごとに内部的に格付けをおこなっていて、より格付けの高いチャンネルをたくさん露出させているからと想像できます。

おおくのユーチューバーで、再生されたい、と願わない人はいません。そうしたなか、継続投稿へのプレッシャーが大きなストレスとなっているユーチューバーが多いのです。トミーさんのように顕在化する人は一部でも、予備軍はおおくいると考えられています。

このことは、海外でもようや問題視もされはじめてきたところです。ただ、日本では、ユーチューバーの健康被害は、報じられることが年々増えているようにも感じます。

トップユーチューバーをおそう健康被害が止まらない

トップユーチューバーをおそう健康被害が止まらない

定期的に「しっかり」休むこと

このことについて、ハンドメイド作家のマリーさんは、たとえファンが離れても、しっかりやすむべきだとエールを送っています。

254【ハンドメイドはいつ休んでもいい!人は人!自分は自分!】
– 聴くハンドメイド販売ノウハウ!ハンドメイドで子連れ旅 | stand.fm
https://stand.fm/episodes/61a959c6d3f5e9000665c16a

マリーさんは、休息後、また活動を再開すれば、ファンはもどってきてくれるといいます。わたしもそのとおりだと思います。じっさい、YouTubeでも多くのトップユーチューバーが長期に休んでいますが、別段急激にフォロワー数を減らしたという話はきいたことがありません。大事なのは数字ではなく、つながりなのです。

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今の時代、ユーチューバーでなくとも、ファンと直接つながり経済活動をおこなおうと思ったら、最重要なのはつながりです。

かりに長期に休んだとしても、また元気に素敵な作品をよに出してくれれば、ファンは嬉しいものです。また、不祥事で自粛していたとしても、その自粛や反省の仕方で、評価は下がるどころか上がることさえあります。

今の時代、共感がより重要性をましてきています。

短期的な数字をおい、アルゴリズムにふりまわされることなく、クリエイター活動をしていきたいものですよね。

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