stand.fmでフォローされるために敷居があがりました。今回のアップデートはリスナーさんにとっては、操作性が向上し使いやすいものになった反面、配信者にとってはフォローボタンまでの導線が1つ増えたことで、よりフォローされづらくなりました。そこで、わたしが今回のstand.fmのアップデートの対策として、番組構成にくわえた工夫を5つご紹介します。
この記事の目次
リスナーにやさしいstand.fmのアプデ
stand.fmの今回のアップデートは、よりリスナーが操作しやすい操作性の向上がポイントです。
- 番組一覧ページからすぐに再生ができるように(これまではタップして1画面遷移した)
- 興味がもてない場合でも画面を戻ることなく、他の番組を再生できる
- 再生ボタンに番組の長さ(分数)が表示され、より選びやすく
なおそもそも番組一覧や検索結果に出やすくなるためには、面白い番組をつくり人気ランキングに出たり、ハッシュタグを適切につけてハッシュタグの検索結果一覧にでたりすることです。
今まで以上に、ハッシュタグの付け方が重要になってきました。
stand.fmのアップデートに対応する方法
本編の内容がより問われる
これはもちろん言うまでもありません。これがあってこその、後述の工夫です。
ただ、なにをもって質がいいとするのかは難しいところではありますが、ただ、わたしのように知名度もない、イケボでもないという一般人が、10分も聴いてもらうためには、役立つ情報をていねいに配信するしかないと思っています。
役立つ情報、他にはない情報、わかりやすい情報、そしてパッションをもって伝える。そして最低限毎日配信。可能なら1日2回配信はしたいです。
とにかく質を担保するために、できることはすべて行う気持ちでがんばります。一覧画面で再生されることが増えるため、フォローボタンを押してもらえるハードルが一段あがりましたので、今まで以上に、番組内容が問われることとなりました。
という本質をふまえた上で、今回のstand.fmのアップデートに対応して、考えたことをまとめます。
番組の出だしをキャッチーにする
今回のstand.fmの
アップデートでは、リスト形式に番組がずらっと並んでいるとき、再生ボタンをタップするだけで、すぐに再生されます。つまり、リスナーはザッピングがしやすくなったのです。より、好みの番組をさがす動作に重きが置かれた、といえます。
ということは、最初の3秒がより重要になってくるわけです。
最初の3秒で、タイトルから期待される内容を届けられるか、そこに腐心します。フォローされる前に、まずは聴いてもらえないことには、しょうがないということです。
さて、これまでも私は番組冒頭は短くしてきました。前説は30秒ほどのBGMにのせて、その日のテーマのキャッチフレーズを読んでいます。それでも、現在のかたちになるまで、次のような変遷をして、短くしていきました。
- ジングル+自己/番組紹介+前説+ジングル+本題
- ジングル+前説+自己/番組紹介+ジングル+本題
- 前説+本題
- 効果音+前説+一言自己紹介+本題
上から順に試していって、いまは一番最後です。最後が長くなったように見えるかもしれませんが、効果音は1秒ほど、自己紹介も肩書を名前の前につける程度です。ですので、3番目にプラス数秒といったくらいです。
3番目にしてから、やはり視聴が増えた気がします。わたしのように小難しいタイトルで、知名度もないと、やはりタイトルで引いてしっかりその期待にこたえるしかありません。ですので、アプデ前は3番目のパターンでかなり定着していました。自分できいても、最初のはもうちょっと長すぎてキツイと感じます。慣れますとほんと自己紹介も不要だなと、感じるようになりますね。意外とさらっと名前をいうだけでも、耳にはいってきます。
効果音を入れたのは、コンセプトとして、がっちりマンデーの音声版、というのを伝えるという意味合いですが、これも実験して、ないほうが良ければすぐになくすつもりです。
1秒でも早く聴きたいことを聴けるようにするのが目標です。
1分、5分と壁があり、5分をこえればしめたものです、と。そこで、ようやくフォローへの道筋がひらかれると思います。いきなりフォローを目指した施策は性急すぎると思うのですよね。
番組は9分以内にまとめる
理想は9分です。
といいますのも、一覧表示のときタップする再生ボタンに、放送分数が表示され、放送時間がより目に付きやすくなりました。
10分と9分では、気軽さが違いますよね。よほどタイトルをみて「この内容を30分しっかり聴きたい」という場合をのぞけば、10分をちょっと越えるくらいの長さには、今回のスタエフのアップデートで、理由がより必要になったと思います。
ですので、雑談や前説、最後のフォローお願いを含めますと、次のような感じかと。
- 前説 1分
- 本編 6分
- 雑談 1分
- フォローお願い 1分
こうしてみますと、カテゴリーごとの人気ランキングの上位は、stand.fmではだいたい5分前後が多いので、まあいい感じのまとまりかな、と思っています。
雑談はエンディングに冒頭はいきなり本題
本題8割雑談2割など、ちょっとは雑談をいれたほうがいいとは言われますよね。音声はとくに、耳に直接とどくので、真面目ばかりだと疲れるというのがあるのです。
ですが、雑談を冒頭にいれてしまうと、タイトルの内容を期待してタップしたのに、何十秒たっても本題にはいらないと、そりゃ離脱しちゃいますよね。YouTubeと同じように最初の3秒できまっちゃうと思います。
もちろん冒頭に雑談をいれますと、アイスブレイクのようになり、気軽にきける雰囲気がでることもあります。
それでも、今回のアップデートは、リスト形式で気軽にザッピングができる仕様なので、それに対応して、タイトルとの乖離がすくない出だしがいいのかなと思います。
Spotifyなどサブスク時代には、YOASOBIさんや、米津玄師さんのように、冒頭ブレスから入ってイントロなしでいきなり歌、ですよね。それってじつはそうした大量にザッピングされるサブスク対策の効果もあるそうです。たしかに、他にもイントロ無しでブレス+歌から入る曲、増えましたよね。
ですので、自己紹介や番組紹介もできるだけ手短に変えました。ただ、まったくゼロというのも、新規の人に対する理由としては弱くなりますので、一言程度、いれるようにしました。
なお、冒頭の挨拶もカットしました。いままでは「おはようございます」と言っていたのですが、そもそも朝ではなく昼休みなどに再生されることが多かったので、カットして時短、さらに複数時間帯に対応、としました。
フォローをていねいにお願いする
リスト形式での再生から、いいねやフォローをされるためには、もうワンタップされないといけません。
ですから、番組内でしっかり「励みになりますので、ぜひ配信画面をもうワンタップして、フォローをお願いします。」と、お願いします。勢いでさらっと「フォローよろしくね!」では、ダメだと思います。ていねいにしっかり、フォローを、嫌味にならないトーンでお願いします。
最初の1分、途中の5分で離脱されなかった場合は、きっとそのまま最後まで聴いてくださるファン予備軍のかたです。つまり、フォローにもっとも近い人達です。
配信の最後になればなるほど、聴き続けてくれる人は減るものですが、いっぽうでそうした可能の高い人に絞り込まれている、ともいえますよね。そこで、しっかり丁寧にお願いすれば、声もとどくかと思います。
さて、stand.fmの番組で、お手本にしたいなあと思うのはこじらぼさんですね。
最後にひとつお願いです。
としっかり、前の流れからの区切りをいれ、番組をフォローするメリットと、お願いしている理由を言ってます。
ポッドキャストですと、KONさんの番組。もちろん、KONさんはポッドキャスト制作のプロなので、お上手なのはもちろんなのですが、流れがとてもスムーズなんですよね。なかなか真似できる所作ではないですが、めざしたい。31分くらいから、エンディングの言説になっています。
このように、あたらしくなったstand.fmでは、リスナーさんの利便性が向上しましたので、新規のリスナーさんが定着する可能性をひめています。
そんなときにこそ、これまで以上に、質の高い番組をとどけることができれば、フォローされる可能性は、むしろ上がるのではないでしょうか。
おたがいがんばりましょー。
ぜひ、よかったら私の番組をフォローしてくださると嬉しいです。フォローをよろしくお願い致します。