成果20分の1!準備期間2ヶ月と投資をあっさり溶かしたYouTube失敗談

動画投稿大失敗

2ヶ月準備して、それなりに投資して制作した動画が、YouTubeにアップロードしたところ、壮絶にコケました。

こんにちは、ユーチューバーのカグア!(@kagua_biz)です。

本記事では、せっかくなので私の失敗談を共有しようと思います。ごく限られた人にしか響かないとは思いますが失敗談はあまり見ないのでどうぞです。

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動画投稿の失敗事例の概要

今回、失敗した動画投稿はこちらです。同じゲームでの他動画と比較して、まったく再生されませんでした。
失敗動画

  • 準備期間2ヶ月、素材準備は通常の6倍
  • ソフトウェア購入や学習や準備期間などの投資
  • 見込み再生回数は最大で1万
  • 公開3日間の同一ゲーム他動画の20分の1の再生回数
  • 動画は黒歴史になるリスク
  • 習得したスキルで次に活かせるものが皆無
  • ネガコメもゼロで収穫ゼロ
  • 唯一の救いは炎上さえもなかった点のみ

再生回数見積もりも、自分のなかでは冷静にしたつもりだったのですが、思い切りコケました。まだ公開3日ですが再生回数だけ見れば、準備期間と投資期間はほぼ撃沈、といって良いかと思います。

今回の失敗はまとめると、結果としては「策士策に溺れる」、学びとしては「やっぱり王道最強」という感じです。

失敗した経緯と結果

作った動画はフォートナイト

フォートナイトといいますと、今やマインクラフトと並んで、YouTubeで人気ジャンルとなっているゲームです。世界的にも成功し続けているヒットタイトルです。サジェストも多数表示されます。
サジェスト

バトルロイヤルゲームですので、王道は1位になる「勝利」動画です。ただ残念ながら私にはその腕前がなかったため、映像作品枠を狙うことにしました。もはやこれだけの規模になりますと、ネタ動画もたくさん投稿され、それなりに再生されます。

需要予測を行い動画制作

さてネタ動画と言いましても、ネタ動画はフォロワー数の多い配信者が投稿しているからこそ、再生回数が伸びている面もあります。そこは慎重に調査したつもりでした。

動画制作のきっかけは新シーズンリリースに向けて

フォートナイトの新シーズンが12月にリリースされることは予め決まっていました。そこで、その新シーズン配信に合わせて、何か企画をしたいと考えていました。

しかし、多くの配信者が変わった点を動画にすることはわかっていましたので、埋もれないために何をすべきか考えました。そこで、思いついたのが前回作りましたOP動画です。アタリはしなかったものの、受けは悪くなかったという認識です。

歌は繰り返し再生される稀有なコンテンツです。これであれば実力勝負に出なくて済み、私でも作れるテーマです。ですので、新シーズン配信前2ヶ月から準備をはじめました。

準備「期間」自体は万全だったかに見えました。

投資したのは楽曲ソフトと練習時間

音楽は画像以上に権利処理が難しい素材です。歌詞、曲、編曲、音源と、1つの楽曲であっても権利者が複数人に渡ります。

ですので、前回はフリー音源でボーカル曲を探し購入しました。こちらのサイトはとてもクォリティが高いのでおすすめです。
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ただ今回はこうした権利もすべて自分で処理したくなり、楽曲を作り自分で歌うことにしました。今は自動で作曲をしてくれる(アレンジ等ある程度は調整しないとですが)ソフトがありますので、それを購入しました。

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ただ、ボーカル品質はそう簡単に手に入りません。録音して聞き返すと、あまりの下手さに練習するたびに落胆の日々。いわゆるヘタウマ路線にもかからないというほどの下手さで、何度もやめようかと思いました。

とは言え一度決めたことなので、毎日練習をしました。音取りもそうですが、ミックスダウン(ボーカルの声がカラオケになかなか馴染まない)など、制作スキルの習得や調査を時間があればしていました。
ボーカルの練習

  • 作曲、作詞、曲データ作成
  • カラオケ音源作成
  • ボーカル練習
  • ボーカル収録
  • 音源ミックスダウン

制作時間やの投資コストの半分くらいは歌の練習だったかもしれません。

直近1週間でどれくらい再生されているのか

動画投稿の切り口も考えました。投稿の仕方によっては炎上のリスクもあるからです。

狙うキーワードでYouTube検索をして、直近1週間といった短い期間で絞り込みをします。すると、上位はほぼ人気ユーチューバーになりますが、その下位の動画はそれ以外になります。

人気ユーチューバーさん以外で、そのキーワードに関連する動画が、どれくらいニーズがあるのか読めるとにらんでいました。期間を絞り込むのは、長期間公開されていれば、ある程度再生回数も伸びるからです。

最終的に、人気ユーチューバーでなくとも可能性としては最大で1万再生回数を見込めると予測し、目標としました。今思うと何と無謀だったことか。

ネタ動画のタイトルをマイニングして切り口を考えた

人気ユーチューバーさんの動画のタイトルと再生回数を調べました。そこで、人気のある動画タイトルをテキストマイニングし、含まれるキーワードを調べました。

ただ、タイトル詐欺、サムネ詐欺になってもいけませんので、調査をしてセンターピンがわかったとしても、そこはそのまま攻めるのか、というのは何日も悩みました。

結果、タイトルに「歌ってみた」を先頭に入れることにしました。

撮影等3日、他の業務はストップ

いよいよ新シーズンがリリースされました。これで二次創作OPの動画素材がキャプチャできます。

フォートナイトの動画素材で集めたカットは全部で97。その他タイトル画像など、素材を作りました。
撮影に3日

  • キャラクターの演技収録
  • リプレイを動画データ化
  • その他素材作りと動画の編集

それぞれ丸1日かけました。今回はリスク覚悟で進めきたプロジェクトですので、新シーズン配信後は全リソースをかけるつもりではいましたので、この間ほかの業務はストップさせました。

ただ、最初は1日で終わると見込んでいました(通常ゲーム実況は、私の場合ネタさえ決まっていれば、収録自体は2~3時間で終わりますので)が、思いのほか時間がかかり3倍の時間がかかってしまいました。ここは唯一今回の失敗事例で経験値となったところです。

やはり1人で撮影となりますと、同時に全ての登場キャラクターを動かすことができないため、時間がかかってしまいました。

失敗した二次創作動画

動画の切り口はシンプルに

というわけで、考えました企画、制作した動画、アップロードの切り口はこちらです。結局、切り口はシンプルに「歌ってみた」推しにしました。迷ったときは直球を投げるタイプです。

  • フォートナイトを素材に「歌ってみた」
  • 新シーズンのオープニング曲を二次創作
  • サムネイルで趣旨をしっかりアピール
  • 権利関係はすべて自分
  • 歌は黒歴史になるほどの下手さ

サムネイルで勘違いして「何だよ二次創作かよ」とか「愚弄するな」といった、本来届いてほしくない人に見られるリスクを避けるよう配慮しました。

では、大コケした動画はこちらです。いずれ削除すると思いますので、ご勘弁をば。黒歴史になるリスクも作ってしまいました・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=dpuMH98rixk

失敗事例としての振り返り

次に活かせないスキルの蓄積はやめる

今回の最大の失敗は、再生回数が少なかったこともそうですが、一番のミスは次に活かせる知見の少なさです。失敗をしたときに残る資産の見積もりがまったく抜けていました。

  • 歌の練習や作曲スキル
  • かけた制作コスト
  • ストップさせた業務の売上

過信していたつもりはなかったのですが、作った曲を子供にきかせた時ふつうに口ずさんでイジってくれていたので、前作くらいには再生されると、勝手に舞い上がってしまいました。

切り口が間違っていなければ再生はされる

今回の大失敗で学んだことは、やはり王道が一番だということ。そう考えますと、次はこの路線で動画制作をすることはないため、上記の投資は壮大な無駄になったかな、という感じです。

動画が失敗したときにも、たいていはコメントがついてそこから知見や気付きも得られるのですが、今回はそれもなく、本当に大失敗です。やってしまいましたね。

動画はアップした数時間ですぐに結果が出るのですが、今回はその時点で、数10という再生数で桁が1つ少なかったので、もうその瞬間眼の前が真っ暗になりました。もう二度とこういう体験はしたくないと思いました。
やってしまった

ちなみに「動画のクォリティがイマイチだったからじゃね?」というご指摘もあるかと思います。しかし、それは再生されてこその品質評価です。そもそも再生されれいれば「下手くそ!」といったdisりコメントくらいはつくものですが、今回はそれさえもありませんでしたので、すべてが失敗だったかと。

ニーズに合っていれば品質が低くても再生される

テーマがニーズと合っていて品質が低い動画はこちらです。そこそこ再生され、コメントが付いていることがわかります。知見として蓄積される事例かと思います。

唯一成功した点は、見てほしくない人に見られて、これがさらに悪い方に炎上することだけは避けられた、という点ですかね。これもあったら最悪でした。これはサムネや変にタイトルをひねらなくて良かったと思っています。

それにしても、YouTubeはやはり見られてナンボだと思いました。

テーマには期待される切り口がある

今回の唯一の学びはこれですかね。競争回避といってそれを外してしまっては、いくらYouTubeのトラフィックが巨大でも、どうしようもないということでしたね。いっぽうで、溶かす投資は溶かすべくして準備される、でしたね。

みなさんも、どうぞお気をつけ下さい。

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まとめ

今回壮絶に失敗したわけですが、失敗の仕方にもセンスが出るなあという感じです。今回はフィードバックというか、得られる情報もほとんどなかったため、本当に惨敗です。もう二度とやるまいと誓いました。

アーカイブとしてのユーチューブにわずかでも期待しましたが、アーカイブにはアーカイブとしての価値を提供してないといけない、ということで反省。

歌ってみたを甘く見ていたわけではありませんが、不快に思われたかたすみませんでした。

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