1回の撮影で複数のSNSに投稿している人は多いのではないでしょうか。ワンインプットマルチソース。今や、SNSごとにユーザー層がことなるため、複数のSNSにアプローチしませんと、新規がなかなか増えないですよね。そんなとき、複数のSNSに投稿しつつも、それぞれでフォロワーを増やしているお手本のようなアカウントを見つけましたので、紹介します。
みるくんとは世界的人気TikToker
みるくんは、TikTokの公式マークもつく日本のTikTokを代表する有名イラストレーターです。
みるくん (@millkun)
https://www.tiktok.com/@millkun
鬼滅の刃など二次創作のイラストが多いのですが、描き方に特徴があります。時間制限をもうけTikTokでは早送り再生、YouTubeではそのままを再生など、複数のSNSに効率よく投稿し、しかもそれぞれでファンを獲得しています。※2021年11月18日時点、それぞれ概数。
MillkunTV
https://www.youtube.com/channel/UCJD7afqPnPAMhZEwRD_x9dQ/videos
millkun(@mill.kun)
https://www.instagram.com/mill.kun/
- TikTok 120万フォロワー
- YouTube 18万フォロワー
- Instagram 1.6万フォロワー
どのSNSでも、インフルエンサーといっていいほどのフォロワー数ですよね。
みるくんのすごいところ
さらにみるくんがすごいのは、SNSへ投稿をはじめたのが、2020年1月という成長率。
1つのSNSでフォロワーを獲得するというケースは多いですが、それぞれのSNSで、しかもこれだけの短期間で、かつそれなりの数を確保しているのには、工夫や努力のたまものかと思うのですよね。
- 2020年1月から時間制限をしてイラストを描くTikTok動画を投稿
- 二次創作などで人気を博すも、さらに400枚のパラパラ漫画を作り上げるという力量
- それがヒットし、人気TikTokerに
- その後も、YouTubeでは早送りなし動画投稿、Instagramでは完成版を投稿など、SNSごとに少しづつ工夫をし、効率的なマルチポストを実現
- 2021年11月18日時点で、TikTokライブで同時接続1000人を超えるライブ、投げ銭による収益も達成
TikTokライブで同接数がやばいです。しかも平日の午前中にその数です。投げ銭もかなり飛んでいました。
1回のネタで複数SNSに投稿する方法
TikTokでは次々と新企画に挑戦
現在は23秒ドローイングという動画を投稿しています。23秒で人気キャラクターを一発描きします。おそらくはTikTokがメインの投稿と思われます。
YouTubeでは生の動画投稿
TikTokの短尺動画の関係で早回したドローイングを、YouTubeでは通常速度で配信したり、パラパラ漫画をより見やすくみせたり(TikTokと違い横長動画なので)としています。
いっぽう投稿間隔はやや空いています。
Instagramでは完成イラストや二次創作
Instagramでは、完成イラストを投稿したり、ブライアンに代表される人気ユーチューバーや芸能人のコスプレやパロディイラストを投稿しています。
いっぽう、Twitterの投稿はありませんでした。
さらなる収益化はパトレオンか
現在、前述のSNSをメインに活動されています。
収益については明確なものはみつかりませんが、予想としては、投げ銭・TikTok基金(再生回数に応じた報酬)かと見られます。
YouTubeはフォロワーは多いですが、動画自体が1分未満のものが多いため、おそらくはメインの収益ではないと思われます(メインになるほどの額ならばおそらく毎日投稿すると思われますので)。
ですので、まだまだ伸びしろが大きいところが、みるくんの最大のポテンシャルです。古参アピールするにはいまフォロワーやライブ常連になっておくといいかもしれません。
さて、そんなみるくんの伸びしろは私は、パトレオンだと見ています。
Patreon
https://www.patreon.com/ja-JP
パトレオンでは海外ではポピュラーなクリエイター支援サイトです。クリエイターはファンから月額制で支援金を受け取れます。海外では多くのクリエイターやインフルエンサーが利用しており、日本語化もされています。
みるくんのライブを見るとわかるのですが、海外のリスナーが非常に多いです。日本ではまだ馴染みのないパトレオンですが、海外ユーザーがこれほどいるのであれば、すぐに百数十名は集まりそうな気がします。
さすがに、ユーチューバードリームといえるほどの額にはならないかもしれせんが、それでも月額サブスクで支援が得られるのであれば、創作活動の安定化には役立つのではないでしょうか。
そうしますと、さらにすごいパラパラ漫画も発表されるかもしれませんね。