TikTokの親会社であるバイトダンスが、2021年9月29日、国内大手ECプラットフォームであるBASEとの提携を発表しました。リリースによりますと、今後、BASEからTikTokへ広告が出せるようになり、より連携していくとのこと。
バイトダンス社からの提携のリリース
>>TikTokとネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」が日本での提携を発表|TikTok For Businessのプレスリリース
この度の提携により、160万もの「BASE」加盟店は、「BASE」の管理画面から直接TikTok広告を出稿することができるようになります。さらに今後、TikTokを活用したネットショップの集客、販促を円滑に行うことができるプラットフォーム連携を実施する予定となっています。
これを読む限り、BASEからTikTokに広告出稿が楽になる、みたいな連携のようです。
Shopify連携と同等の機能実装がBASEにくるか
ですので、現状実装されているShopifyとの連携と同様なのではないかと推測します。
>>ShopifyとTikTok For Business(TikTok広告)の連携と広告設定方法を解説 | 【公式】TikTok For Business: TikTok広告
2021年9月29日18時04分時点で、BASEにログインし、ショップAppを検索してみましたが、TikTokアプリはヒットしませんでした。
今後の実装に期待がかかるBASE連携
TikTokは、中高生が多いメディアと言われています(一部、中年男性も多いとのこと)。
>>「Facebookは中高年男性のSNS」「若者向けのTikTokになぜか40代男性が多い」など日本のSNSの統計データを可視化するとこうなる – GIGAZINE
若い世代にささる商材をもつショップは、他のECサイトだけでなく、BASEにも多いはずです。
とくにわたしが注目するのは、BASEはpixivFactroyと連携できる点です。pixivFactoryは絵師とよばれるイラストレーターがオリジナルグッズを制作できるプラットフォームです。
そして、そこで作った商品をじつはBASEにすぐに出品できるのです。たとえば、わたしのショップですが、こんな感じです。これらの商品はわたしは在庫はいっさいもたず、pixivFactoryで都度オーダーメイドで出荷されます。
>>よしよし先生
TikTokに広告出稿するとしたら、実現してほしいのは、曲単位でセグメントできる機能です。TikTokでは曲をあとから動画につけて投稿できます。つまり、たとえば鬼滅の刃の曲がかかっている動画だけに広告を出す、といった専門グッズを売っているショップならば、広告をだしたくなるはずです。
というように、TikTokならではの広告出稿ができるのであれば、pixivFactoryでつくった世界観とマッチする楽曲をつかっている動画に広告を出したい、というショップは多いのではないでしょうか。
あとは、TikTokは、Instagramと違い、ライブのストリームURLを開放しています。ですので、BASEの管理画面からいきなりライブとかもできそうな気がするのですよね。
ライブコマースとかにも広がったらと思うとワクワクしてきます。
現在、TikTokで流れている商品広告動画
いわゆる思春期のお悩み関連の商品で、カジュアルな感じのテイストで動画がつくれる商品とは、相性がよいと思います。
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今回、API連携ではなく「提携」という発表でした。
それが意味するのは、今後、STORESなど他プラットフォームは使えないということなのか、はたまた。
実装されましたら、またおってレポートします。
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