YouTubeでのインプレッションが100万減りました。ようは、今までよりも100万回露出する機会が減った、ということです。当然、YouTubeからの収益も落ちました。
それ以上に、露出が減ったため、再生回数が減りチャンネル登録者数の伸びも鈍化しました。データを公開し、今わたしが行っている対策を共有します。
YouTubeの子供向け対策とは
こちらの記事によりますと、YouTubeは2020年1月より子供向け動画に対する仕様を変更しました。
>>YouTubeが子供向けコンテンツでのターゲット広告とデータ収集の制限を開始 | TechCrunch Japan
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データ収集を制限、というところが味噌でこれがおそらくcookieのこと。cookieの制限がされるとどうなるか。
チャンネル未登録者のおすすめに出なくなります。
どういうことかというと、YouTubeではチャンネル登録をしなくともcookieに例えば「昨日このチャンネルの動画を視聴した」と記録されていれば、YouTubeトップのおすすめ欄に、そのチャンネル動画の新作が表示されやすくなります。
YouTubeトップのおすすめ欄は、YouTubeアプリを起動します、すべてのかたが必ず見る画面です。しかし、cookieに制限がかかれば「かつてこのチャンネルを見た」という情報は活かせませんから、当然露出しません。インプレッションが減ります。
私のチャンネルの落ち込み
わたしの場合は、施策の実施前後で4週間ベースで100万も変わりました。だいたい3分の2に落ちた感じです。
かつての集客のほとんどは、このおすすめからでした。下図ですと、ブラウジングという項目です。ブラウジングはYouTubeのレコメンドによる導線という意味です。
逆にいえば、YouTube内SEOが効いているため、落ち込みがまだ3分の2に抑えられているともいえます。SEO対策をしていなければヤバかったと思います。
今後さらに厳しくなる
ただ、これはほんの序章にすぎません。YouTubeはこれからも子供向けと判断した動画への導線や機能制限は厳しくすることはあれど、緩めることはないと思われます。
>>Official YouTube Blog: Better protecting kids’ privacy on YouTube
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公式にも「YouTube Kidsへの継続的な投資」とありますので、ありうる未来としては、ユーザーが13歳未満と判定されたならば、強制的にYouTubeキッズアプリしか見せないようにする、ということです。
YouTubeキッズアプリのフィルタリングは非常に強力で、ゲーム実況に関しては、ヒカキンさんの動画でさえも広告は出ません、任天堂のゲームでもルイージマンションさえも出ません。13歳未満のキッズのためにルイージマンション攻略動画を作っても、届かなくなるのです。
どこでゲーム実況すべきか
中国系のライブ配信サイトのミルダムが攻勢をかけています。ゲーム実況するだけでお金がもらえるそうです。
>>時給500円でゲーム配信者を掻き集めるMildom(ミルダム)がすごい。 | ごった煮な考察室
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じっさい、多くの人気実況者さんが配信しています。ただ、2020年2月23日時点で見るかぎりは、大物ストリーマーさんでも、ものすごく突き抜けてフォロワーが増えているかというと、そういう印象は感じません。
やはり、視聴プラットフォームのスイッチコストは思った以上に高そうです。他にもTwitchなどライブ配信プラットフォームはありますが、アクションゲームなどは向いていますが、フォートナイトクリエイティブのように時間のかかるコンテンツは、ちょっとそぐわない気がします。
Twitchはそれなりのユーザー数をかかえていますが、やはりアーカイブとして残る動画を編集ができないため、フォートナイト クリエイティブではかなり冗長になってしまうため、見づらいだけかと思います。
とくに親のスマホを借りてYouTubeを視聴している13歳未満にとって、親のスマホに新しいアプリをインストールはできないため、やはりYouTubeが最強のまま、と言えそうです。
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わたしが行っている対策
ファンを増やす
完全にアナログです。わたしの動画はまだ幸いに完全に子供向けと判定されたわけではありません。その証拠に通知機能などは使えます。
ですので、動画内とサブチャンネルとSNSでひたすらチャンネル登録と通知設定をお願いしているだけです。
ただ、そのお願いもとにかく頭を下げてお願いしています。Twitterでは3投稿くらいかけて、現状と思いを説明し、とにかくお願いしています。
- チャンネル登録と通知設定をしてもらいたい理由
- YouTubeの現状
- 私自身が動画投稿にかけている思いや信念
これらを繰り返し、いろいろな場所で、ひたすらにお願いしつづけるという方法がわたしの対策です。
YouTubeとしては、Netflixに対抗しうるハイクォリティな長めの動画コンテンツを期待していると思います。実際、長尺の動画のほうが優遇されている印象はあります。
もちろん動画の質を上げる努力はしています。しかしそれでも個人では限界があります。なぜなら、プレイ上達のための練習時間、アップデートや海外で話題になっていることなどへの情報収集、それらは本質的な動画素材の質にかかわってきます。そこを下げることは絶対にできないからです。
ですから、今後YouTubeが公式に子供向けとおぼしきジャンルの個人ユーチューバーは厳しい時代になっていきます。
>>YouTube.com の子供向けコンテンツに関して今後予定されている変更点 – YouTube ヘルプ
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- 子供もしくは子供のキャラクター
- 人気の子供向け番組やアニメ キャラクター
- 子供のおもちゃを使用したお芝居や物語
- ごっこ遊びや創作遊びなど、子供が主役の一般的な遊び
- 子供向けの人気の歌、物語、詩
アニメ、おもちゃレビュー、ゲーム実況、子供がでる動画あたりは、これらの対象になると考えたほうが良いでしょう。
ですから今後は、YouTubeからのレコメンドを期待しない戦略を考える必要があるのです。
最適解かどうかはわかりませんが、わたしの場合は、上記のファンづくり施策が現状できる対策として、がんばっています。
YouTuber教室 (マンガでマスター) | 田伊 りょうき, FULMA, 山田 せいこ
まとめ
ユーチューブはNetflixを打倒する前にどうやらテレビを駆逐したようです。以下は2019年の記事ですからもう抜いているかもしれません。
>>18年の国内広告費、ネットが地上波テレビに迫る 19年にも逆転へ:日本経済新聞
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だとしますと、ユーチューブコンテンツでもテレビと同様の質を求められることは当然の流れといえるでしょう。そのうえで、ユーチューバーそれぞれが自分で考え、独自の対策をするほかはないと言えるでしょう。
こうした局面にはたいてい「xxすればxx再生!」といった、儲かりそうな市場のまわりに出てくる怪しい誘い文句がたくさん出てきます。これらにひっかからないよう、お互い気をつけたいものですね。
・・・と、こんな感じの父親目線で、SNS、ドライブ、ゲーム、生活防衛ネタが多めでブログ記事を2009年から書いています。よろしければLINE@をフォローしていただけると更新情報を受け取れますのでおすすめです。記事を気に入ったというかたはぜひ。
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