YouTubeチャンネルを11ヶ月運営し、ようやくチャンネル登録者数が2000人を超えて、登録者数の増え方の傾向がわかってきました。
こんにちは、ユーチューバーのカグア!(@kagua_biz)です。
本記事では、チャンネル登録者数がどのように増えていくのかを一旦まとめます。なお、今後YouTubeのアルゴリズムの変更などもあると思いますので、2019年版とはしておきます。
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チャンネル登録の理解
チャンネル登録者数を増やすには、YouTubeでどのようにしてチャンネル登録がされるのかを、理解する必要があります。
私の直近90日(本記事執筆は2018年11月13日)において、チャンネル登録者がどこから行われたのか、のグラフがこちらです。約94%ものユーザーが、動画の個別ページで登録を行っています。
では、動画ページはどのようにしてユーザーの目に届くのでしょうか。直近90日の私のトラフィックソース(流入元)はこちらです。ブラウジング機能と関連動画で約77%をしめます。※1%未満のデータは非表示
直近28日間の、チャンネル登録者数と再生回数のグラフです。ほぼ相関があると見て良いと思います。
- チャンネル登録は動画ページからが多い傾向
- 動画露出の可能性はブラウジング機能や関連動画が多い
- 再生回数が増えればチャンネル登録者数も増える可能性
実際、YouTubeスタジオでみますと、インプレッション(露出)も、ほぼ上記のグラフと同じ傾向を表していることがわかります。
どれだけ露出するか
チャンネル登録者数を増やしたい場合には、どう露出するかを考えることが重要となります。
露出はどう増えていくのか
それでは最近バズりました動画で見ていきましょう。再生回数が10万を超え、チャンネル登録者もこの動画から500件もコンバージョンしています。
この動画のトラフィックソースの内訳を見てみますと、とても興味深い事象がわかります。再生回数が上がるとともに流入元の構成比率が変わっていきます。
ブラウジング機能
ブラウジング機能とは、YouTubeアプリのトップページなど、YouTube側が独自に編集やおすすめしているページのことです。
- トップページ
- 再生履歴
- 登録チャンネル
- 後で見る
- カスタマイズした再生リスト
内訳としては上記のほかいくつかありますが、以下のグラフをみますとほぼトップページに露出するかどうか、ということがわかります。
YouTubeがユーザーの嗜好に合わせておすすめしてくれる、YouTubeトップページの「あなたへのおすすめ」です。チャンネル登録者数が増えなくとも、ユーザーの履歴から自動的にレコメンドしてくれます。
YouTubeチャンネル開設当初は、動画を見てもらいさえすれば、ここに露出する可能性が高まります。
YouTube検索
YouTube検索で露出するには、上位表示の如何はありますが、ブラウジング機能にひっかからなくとも、競合が少なければ露出の可能性は高まります。
いっぽうで、より広いキーワードで、かつ上位表示されれば当然露出も増えていくことが考えられます。そのアルゴリズムまでは流石にわかりませんし、常に変わっていることと思いますので、追跡はしていません。
それでも上記の動画では、「フォートナイト」という上位のキーワードでの流入が多いため、おそらくは再生回数や視聴時間など、再生のされ方が影響してくるのかと推察します。
SNSによる初動視聴
ですから、動画露出の初動としては、ブラウジング機能である程度視聴され、その良い影響を維持して、YouTube検索で有利に露出する、という流れを期待したい、と考えます。
ただ、ブラウジング機能にひっかかるためには、やはり一度は見られたことがあるなど、元々の接触が多ければ多いほど良いと考えます。そうしますと、やはり大事なのはSNSでの拡散による接触です。
私のTwitterフォロワー数は約6700ですが、それでもいつもの投稿で500~1000ほどの露出が出ます。フォロワー数が少ないかたでも、動画視聴の初動を援護するために使わない手はないと思います。
関連動画
ブラウジング機能、YouTube検索などで、ある程度の視聴回数や再生時間がされていきますと、データも増えていきます。視聴回数のみならず、いいね!ボタンのクリック、コメント投稿数など、YouTube側でコンテンツの質を精査するデータが溜まっていくことになります。
そうしますと、この動画はこの動画の関連動画に露出させると、もっと再生回数が伸びるのでは?=広告収益も増えるのではないか?とYouTube側のアルゴリズムが反応してくれるようになると考えています。
以下の画面は、YouTubeのパーソナライズをオフにして、フォートナイトという人気ゲームの、人気動画ページです。関連動画は以下のように表示されています。
ひとくちに関連動画と言いましても、じつはいくつかの分類ができることがわかります。以下はわたしの予想も入っていますが、おおむね次のような構成で表示されています。
- 新着
- 同一ジャンルの人気動画
- 上位ジャンルでの人気動画
- 同一ユーザー属性での人気動画
- 同一ユーザー属性での人気チャンネル
- あなたへのおすすめ
上記は私の想像もかなり入っています。また、新着のなかでもどれが表示されるの?など、未解明な部分も多くあります。ただ、こうした様々な切り口で「次に見る動画がこれがいいよ」とYouTubeが提案していることがわかります。
AIが視聴時間をいかに伸ばすかを考えて表示
YouTubeのAIはこうしたことを考え、レコメンドをしてくるのではないかと思います。こういう動画がいいかな、他でも人気だからここでも露出すれば人気がでるじゃないか、など。そして、どの動画の関連動画に表示するのかも、データからは日々変えている印象です。
ブラウジング機能やYouTube検索などで、人気の出そうな動画が見つかれば、AIがさらに再生時間を増やすように、自動的に関連動画に露出させ、露出場所の最適化を図っていく。
そのような処理がYouTube内で動いているのではと想像するわけです。
登録者数増加の傾向
さて、トップ画像に掲載しました折れ線グラフは、上記動画のチャンネル登録者数の推移です。ここまで読まれたかたは、3つの山がもうおわかりになるのではないでしょうか。
- ブラウジング機能
- YouTube検索
- 関連動画
- より人気の関連動画
再生時間が多く質の良い動画は、必ずYouTubeの目にとまり上記のような露出増加のボーナスが得られるのだと思います。
では何をもって質の良い動画かというテーマは、また別な機会に記事化したいと思います。更新情報はTwitterなどで随時告知していますので、関心のあるかたはフォローをして頂ければと思います。
>>カグア!(@kagua_biz) | Twitter
まとめ~動画の質が重要
チャンネル登録者数を増やすにはやっぱり動画の質、という当たり前の結論に帰結しました。まとめると以下のように考えます。
- チャンネル登録者数を増やすにはまず露出を増やす
- 露出を増やすには関連動画掲載を目指す
- 関連動画掲載を目指すには段階がある
- それらを満たすには質の良い動画を作るしかない
チャンネル登録者数を調査するのにYouTube Subscriber Counterというツールがあります。チャンネルを検索しますと、登録者数の推移がわかります。
>>YouTube Subscriber Counter
ある動画チャンネルの推移を見てみましょう。ある時期を境に急増していることがわかります。実際のチャンネルを見てみますと、ある1本の動画が爆発的に再生されていました。
質の良い動画は、チャンネル登録者数に対してこれくらい威力があるということです。チャンネルトップページをきれいにしよう、コンセプトをしっかり持とう、など細かな戦術はあふれていると思います。
しかし、とにもかくにも、YouTubeでは動画の質なのだなと考えさせられる事例かと思います。あのHIKAKINさんでさえ、動画の内容や表現については、試行錯誤を繰り返したと聞きます。
何をもって質の良い動画とするかは、おそらくはたくさん投稿して確率を上げ、試行錯誤するしかないのかとは思います。
ご参考になれば幸いです。
月刊MdN 2018年12月号(特集:この曲はなぜこのアプローチで撮ったのか? 映像監督8人に聞いたMV43曲) | MdN編集部
関連情報リンク
こちらでも所見をまとめています。YouTubeほんと楽しい。
>>48歳でYouTuber始めたけれど11ヶ月でチャンネル登録者数2000を超えてその先で見た風景|カグア!|note
いろいろな考え方があります。
>>グーグル検索の上位動画に表示されるようになった | ひとり親方のブログ
アルゴリズムは常に変わります。
>>関連動画として自分の動画を上手く載せる7つの極秘方法 | Wavee
YouTube側も常に進化しています。
>>YouTubeが関連動画を見つけやすくする新機能「Explorer」タブをテストすると発表 – GIGAZINE
プラットフォームが増えるのは歓迎。
>>任天堂スイッチ向けYouTubeアプリが配信開始、日本でも利用可能 – Engadget 日本版
再生時間はほんと重要。
>>【YouTube】ついに「視聴時間」が登場。動画を見ていた時間が再生履歴から明らかになる! | できるネット
ユーザーが重視することとGoogleの重視することを考える。
>>再生回数を増やしたい!Youtubeのアルゴリズムについて! – Statusbrew Japan
KPIをどこにするかが重要。
>>動画マーケティングの効果って?ポイントは目的設定と指標指標 :: 株式会社イノーバ
編集後記
チャンネル登録者数が2000人を超えたところで知見を自分のためにもまとめました。やっぱりデータをこうして開示してくれるGoogle製品は楽しいですね。
いっぽうでユーチューブはコミュニティでもある、という実感も強く感じています。このあたりもいずれ共有しますので、お楽しみにお待ち下さい。
辛辣なコメントもつくこともありますが、それでも動画投稿は本当に楽しいですね。みなさんもぜひ。
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