「ライブ配信の教科書」はライブ配信を始めたい人におすすめの本

ゆうこすさんの「#ライブ配信の教科書」を読みました。これからライブ配信を始めたいと思っている人には、とてもおすすめな内容になっていますので、ご紹介します。

本記事の執筆は、ゲーム実況歴4年目のカグア!(@kagua_biz)によるものです。なお、情報は2021年5月11日時点でのものです。ご注意ください。

「#ライブ配信の教科書」~概要とおすすめポイント

超人気ライバーであるゆうこすさんが、ライブ配信のはじめかたや注意点、そして企画の立て方や、第1線で活躍する人へのインタビューなどで構成される、盛り沢山な内容です。

まさに教科書、とよぶのにふさわしい網羅性、です。

ゆうこすさんのライバーとしてのエピソードだけでなく、ライブ配信プラットフォームごとの特徴や、企業としてのライブの始め方や機材など、これからライブ配信を始めようという人にむけて、「#ライブ配信の教科書」は、とても具体的な情報がつまっています。

このあたりのすきの無さは、さすが日経BPからの出版、という感じです。安定感ありますね。

#ライブ配信の教科書 | ゆうこす

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#ライブ配信の教科書がおすすめな人

「#ライブ配信の教科書」は、これらのかたにおすすめです。

ライブ配信もすでに多くのプラットフォームがあり、それぞれにカルチャーが育っています。そんななかで、トップを目指すのは、もうすでに、とても大変です。

ですが、これから始めたいという人に、まずはざっくり全体を知りたい、という人におすすめです。

  • これからライブ配信をやってみたいけど、まずはざっくり全体をつかみたい人
  • 企業のライブ担当者として、まずはリサーチとして書籍購入したい人
  • ライブをはじめたばかりの人で、先の見通しなど少し全体を俯瞰したい人
  • 部下にライブ配信をさせたいけれど、まずは上司としてざっくりライブ配信全体を知りたい人

日経BPからの出版で、編集にも複数の人がからみ、ビジネス書で有名な戸田覚さんの事務所も関わっているようで、読んでいてとても安定感があるのも納得です。

逆にこういう人には向いていません&注意点

#ライブ配信の教科書

前提として、ゆうこすさんは、ライバー事務所を経営しています。ですので、これからライバーを目指す人を増やしたい、と思っているわけで、そういう人が書いた本、そして、ライブ配信黎明期から始めていた人、もともとアイドルをしておりルックスや女性向けの情報は豊富、ということは、「#ライブ配信の教科書」を読む上で、差し引いて読むべきです。

ただ、それをさしひいても、サービス精神たっぷりに、「網羅性」という点では出し惜しみを感じさせないくらいの内容とボリュームと具体性になっています。そこは、安心していいです。

そのあたりも、おそらくライブで培った「まずは信頼を得てから」という思いから、裏打ちされているのかなと思います。

  • 前提として、ライバー事務所経営者が書いた本
  • ゆうこすさんの苦労話は少ないため、ファンの人向きではありません
  • 中級者以上向けの、よりバズる企画や運営、炎上対策などは少なめです
  • 教科書という点では、著作権についてはもう少し掘り下げてほしかった
  • 出版は2020年8月

もちろん、上記のこともゼロではありませんが、量としてはとても少ないですので、そのエピソードを読んで、心構えとして知っておく、というだけでも違う、というスタンスで盛り込まれています。

もちろん、トップライバーともなりますと、それなりにアンチもいますし、炎上もしています。ですので、それらが気になるかたは、Amazonのレビューをご覧いただくとよいかとは思います。そのうえで、買われるとより安心かと。

まとめますと「#ライブ配信の教科書」は、ライブ配信入門前・初心者が教科書として何度も見返す本、として最適な本です。

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#ライブ配信の教科書~おすすめポイント

なんといってもその網羅性はまさに教科書

おそらく、この本は、これからライブ配信をはじめたい人向け、つまり、自社のライバー事務所の新人さんにも読ませたい本、としても書かれたのではないかと思うくらい、ライブ配信についての様々なことが網羅されています。

#ライブ配信の教科書の目次は以下です。

  • まずはライブ配信の基本から
  • 多彩なアプリ あなたに合うのは?
  • マーケティングに活用しましょう!
  • 人気ライバーになるには? 育てるには?
  • ライブ配信をやってみましょう!
  • インフルエンサーでPR&タイアップ
  • ゆうこすの目指せプロフェッショナル
  • フォトレポート
  • あとがき

たんなる、ゆうこすさんの成功本ではなく、ライブ配信を事業としてはじめよう、という人には安心の内容になっています。

ライブ配信の教科書2

とくに、アプリごとの特性などは、じっさいにダウンロードして試せばわかることですが、文字としてすぐにわかる、という点で価値があります。

また、レッドオーシャンとなっているライブ配信市場において、今後、PR案件を獲得するためには、どう気をつければいいのかなど、ビジネス視点でも書かれています。

随時、図版も盛り込まれていますので、とても読みやすいのもグッドです。

ライブ配信の初心者に役立つ具体的な情報

わたしは、YouTubeでライブ配信をして1年目です。まだまだ、ファンの人がいる、とよべるほどの規模ではありません。そして、難しさも感じています。

私が感じているライブ配信の難しさは次です。

  • ライブ配信の機材はほんとうにこれでいいのか
  • 炎上対策、こまったリスナーへの対応
  • コアなファンをつくるための考え方

機材については、前述したように、具体的にどういうライトを使っているのかなども書かれています。また、わたしも直感的に行っていた、モニター用の別アカウント&もう1台スマホ、も実践されていました。

とくに、バッテリーでライブ配信しましょう、のくだりはなるほどと思いました。そうなんですよね、ライブ配信初心者は、バッテリー切れを心配して、つい給電しながらライブ配信しがちなのですよね。これは、実際にライブ配信をしたことがないとわからない情報で、とてもよいと思いました。

間違っていなかったと、とても安心しました。

炎上対策については、「#ライブ配信の教科書」では、より詳細なことは書かれてはいませんでしたが、タイプ別に分けて、それぞれの対応を考える、という方向性についてはしっかり触れられていて、参考になりました。

どうやってファンを増やしていくのかについて、「ノートをとる」など、具体的なTIPSも書かれていて、やっぱりそこまでやらないとだよなぁと思いました。

唯一残念なのは著作権

本書は、ほんとうに教科書としての網羅性は抜群です。これから始めようという人に万人に、おすすめできます。

ただ、それゆえ、残念なのが著作権についてほとんど触れられていなかったことです。唯一以下のように触れられていたのですが、そこにとどまっています。

注意したいのは、BGMの著作権です。私は自作のBGMを使っていますが、ライブ配信アプリによって著作権 料の支払い方などに違いがあるのでよく確認してください。

ライブ配信に限らず、メディア制作にかかわる、というわけですので、著作権については、教科書と標榜するのであれば、1つ単元をとってしっかりと解説してほしかったなぁ、とは思います。

そこだけが、唯一残念なところでした。たぶん、あまり難しいことを、意識的に書かないようにされたのかな、と。

ただ、それ以外の網羅性はとてもよく書かれています。ですので、これからライブ配信をはじめたい、そのために、まずは全体俯瞰をしたい、という人には、「#ライブ配信の教科書」はとてもおすすめですので、ぜひお気に入りのストアで購入してみて下さい。電子書籍もあります。

インタビュー記事はライブ初心者にも役立つ

わたしが、刺さったのは後半のインタビュー記事です。実際の、映像クリエイターさんや、プラットホーマーへのインタビューが書かれています。

ライブ配信の教科書

  • ワンメディア代表 明石ガクトさん
  • クリエティブディレクター 篠原誠さん
  • SHOWROOM代表 前田裕二さん

それぞれ、映像の世界でトップを走り続けている人の言葉はとても参考になります。随所に、コメントの図版がそえられていてとても読みやすいです。

インタビュー形式なのですが、ゆうこすさんのライバーとしての意見をまじえながらの質問なので、ライブ配信を1度でもしたことがある人ならば、そこが聴きたかった、という質問も多く、参考になりました。

もちろん、具体的なことはあまり語られていませんが、それでも、映像やライブの世界で生きていこう、という人には、そのビジネスの考え方に触れられます。

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まとめ

  • 「#ライブ配信の教科書」は、これからライブ配信をはじめたい人のまさに教科書
  • フラットな語りで抜群の網羅性、かつゆうこすさんのエピソードや具体的情報も
  • すでに寡占化しているライブ配信でどういうポジションを目指すのか、という考え方も

ライブ配信にかぎらず、ネットのC2C市場は、すでにかなり寡占化が進んでいます。外出自粛により、それらは加速していったといっていいでしょう。

ですが、そんななかで、具体的に

・・・と、こんな感じに、ブログを日々更新しています。もし記事がすこしでもお役立ちしましたら、投げ銭していただけますとモチベーションの維持になりますので、ぜひよろしくお願いします。

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