音声配信プラットフォームhimalayaが事業縮小を発表。stand.fmがサポートを表明。プレミアム配信やRSS配信はどうなるのかまとめてみた。国内音声配信プラットフォーム比較表も作ったよ。

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ヒマラヤスタエフ

音声配信プラットフォームのhimalayaが音声配信事業の縮小を発表して、数日後、国内音声配信プラットフォームのstand.fmが移行のサポートを表明しました。

himalayaが音声配信事業縮小を発表

2021年9月8日に、音声配信プラットフォームのhimalayaが、2021年9月いっぱいで音声配信事業を縮小する、との発表をしました。

>>中国の巨大音声プラットフォーム「喜馬拉雅」、日本事業縮小で音声配信機能停止(36Kr Japan) – Yahoo!ニュース

米中関係が緊迫する中、当局のデータセキュリティーに関わる規制強化により、(予定されていた米国での)上場を取りやめたようだ。シマラヤジャパンは、同社初の海外拠点として2017年に設立。今回の事業縮小は、親会社の米国上場が難航したことによるものだと推測される。

それを受けて、国内でhimalayaをメインに音声配信をしていたユーザーの移行先が、注目を集めることとなりました。

stand.fmが打診しサポートに結実

>>himalayaとstand.fmよりお知らせ

スタエフ

himalayaの発表をうけて、国内音声配信プラットフォームであるstand.fmが、受け入れ先として手をあげます。

国内において、音声配信業界を牽引されてきたシマラヤジャパン様がご事情によりオーディオブック事業に集中されることを受け、既存の音声配信サービスhimalayaにおけるクリエイター様のご活動の場を代わりに弊社にてご提供できないかと考え、シマラヤジャパン様の事業に関するプレスリリース直後からご議論させていただき、このような連携に至りました。

代表の中川氏のコメントとして、stand.fm公式サイトに掲載されています。そして、記事では以下のことにふれています。

  • himalayaが企画・制作、配信サポートを行なっていたチャンネルは、2021年10月以降はstand.fmに聴ける
  • それ以外の配信者には、音源アップロードに対応しているstand.fmをおすすめする
  • himalayaからダウンロードしてstand.fmへのアップロードまでの手順はすでに公開ずみ
  • himalayaから一括ダウンロードできる機能は、現在開発中で近日公開予定
  • himalaya内のエピソードの削除ができるのは2021年9月30日まで
  • スマホへ音源を移行させ、stand.fmのアプリにあるアップロード機能で、ひとつひとつ手作業でアップロード
  • stand.fmのPCサイトからのアップロード機能を現在開発中で、2021年9月末公開予定
  • 月額有料チャンネルや、ひとつひとつの収録放送を有料販売できるコンテンツ販売は個別対応。stand.fmへ直接フォームで問い合わせる

stand.fm移行についての注意点

stand.fm公式発表から読み取れることと、注意点をまとめてみました。

配信者がどうするか判断し、移行先を決めて作業することになるかと思います。

ただ、データの引き上げ自体は、2021年9月中にしておかないと、という感じですね。

stand.fmについて、詳しく知らない人にむけても、注意点や判断材料をまとめます。

  • 自動で移行が行われるわけではない、作業は配信者がすべて行う。
  • アップロードに対応しているプラットフォームであれば、実はstand.fmでなくともよい
  • stand.fmはRSS配信は非対応。AppleやSpotifyへはポッドキャスト配信されない
  • stand.fmでは、有料配信や有料チャンネルに対応している(要審査)
  • stand.fmでは、ライブ配信が可能
  • ポッドキャストはstand.fmでは配信されない
  • Anchorなどをつかってhimalayaへ配信していた人は、データ本体はAnchorにあるので、移行作業は不要
  • 有料配信していた人は、おそらく手数料などはstand.fmに準拠する

ちなみに、stand.fmへの問い合わせと、有料チャンネル(メンバーシップ)の詳しい説明(説明ページ内に申請フォームへのリンクもあります)はこちらになります。

>>stand.fmお問い合わせ

>>stand.fm月額メンバーシップよくある質問 | stand.fm

stand.fmがこうした引受のサポートを買って出たことで、国内音声配信業界がまた盛り上がりそうですね。

stand.fmでの番組も増えそうで、リスナーやこれまでのhimalayaでのファンにとってはうれしいですね。

配信者にとっては、よい意味での競争が加速しそう。

>>スタツイフェスティバル2021|プロねこ|note

国内音声配信プラットフォーム機能まとめ

ちなみに、移行先としての国内音声配信プラットフォームの機能を比較してみました。※2021年9月時点。

音声配信プラットフォーム比較

Anchor以外は、いわゆる独自プラットフォームですので、これまでhimalayaから、AppleやSpotifyへ配信していた人で、ファンがそこで聴いていた場合には、移行先プラットフォームのアプリダウンロードを、リスナーさんにお願いすることになりそうです。

どのプラットフォームに自分の魂ともいえるコンテンツを載せていくかは、クリエイターにとっては運命共同体を決めるくらいに大事なことです。

ただ、日本の音声配信は、海外のようにポッドキャスト一強というわけでないため、カオスな状況になっているのが現状です。ただ、今回のhimalayaのように、データのエクスポートに対応してくれているプラットフォームはとても良心的です。

じつは、ダウンロードに対応しているのは、Anchor、Radiotalkといったポッドキャスト勢のみで、独自プラットフォーム勢ではダウンロードに対応しているところはなく、まずはポッドキャストへ移行するのか、独自プラットフォームに移行するのかを判断することになりそうです。

ただ、自分と相性がよく長くつづけられそうなプラットフォームを選び、そこを自分自身も広める努力をし、運命共同体としてともに盛り上げていく、という姿勢が重要なのかもしれません。

追記:Radiotalkもサポートを発表

>>【himalayaで音声配信をご利用の方々へ】Radiotalkへの手軽な移行方法のご案内|Radiotalk公式|note

stand.fmの動きをうけてか、Radiotalkも公式に移行サポートを発表しました。

  • himalayaのRSSを登録申請するだけ
  • プレミアム配信などへの言及はなし

RSSを自動取得して、全データを自動で移行してくれるとしたら、むっちゃ楽ですよね。そして、同じポッドキャスト形式だし。

しかし、stand.fmのツイートが2021年9月15日15時で、Radiotalkの発表が同日17時にnoteで。対応はやすぎ。というかこっちも動いてはいたのかな。

追記:音声業界再編がくるわけではない

himalayaの事業縮小をみて、国内音声配信プラットフォームの再編がくる!というのは、違います。

今回のhimalayaの事業縮小は、いわゆるチャイナリスクで、NY上場が取りやめになったことが影響していると言われています。

>>米国IPOを撤回した中国音声サービス「喜馬拉雅」、香港上場を模索 | 36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

もちろん、RadiotalkもVoicyもまだ黒字化は達成できていませんが、資金調達もしておりまだ回収は先でよいとは考えていると思います。

himalaya 配信者はどう動くでしょうか。

 

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