池袋の三省堂書店本店に行ってきました。
こんにちは、本大好きのカグア!です。今回のブログでは三省堂書店の新店舗に行ってきました。
書店数は減少の一途をたどっているとのことですが、三省堂書店の出した答えとは。
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この記事の目次
三省堂書店池袋本店とは
JR池袋駅の西武百貨店と隣接する総合書店です。かつては、リブロという西武系書店が入店していましたが、その跡地に三省堂書店が出店した形となります。
西武系の書店リブロ(今は西武はリブロから撤退)の跡地に、競合である三省堂が入店したことで話題になりました。
>>三省堂書店/リブロ池袋本店跡地に8月上旬出店 | 流通ニュース
>>なぜリブロ池袋本店が閉店して、跡地に三省堂書店が入るのでしょうか。閉店… – Yahoo!知恵袋
とはいえ、目の前には池袋ジュンク堂がそびえている激戦区に出店ということで、さらに厳しい戦地へと赴いたわけです。
池袋ジュンク堂といえば、駅から遠いものの専門書を多く取り揃え、かつ専用ビルを有する一種の旗艦店のような位置づけ。そこに立ち向かうことになるわけですが、果たして。
三省堂書店池袋本店の取り組み
池袋駅からのアクセスは最高
かつてのリブロ同様、一歩の外に出ずに三省堂書店店内に行けます。雨の日でも助かりますね。
一番奥に向かうまでに、書籍エリア、雑誌エリアと、複数のエリアを配し、文芸や話題の書籍、雑誌等はさくっと買える形となっています。
まずは別館がお出迎え
池袋駅から来ますと、別館が最初に現れます。その一番目につく場所にコンシェルジュが控えています。ここで、いろいろとガイドしてくれます。
カフェや雑貨店併設の書籍館
書籍館は、サービスカウンター、電子書籍コーナー、雑貨、イベントホール、書籍など、さまざまな商品がところ狭しと陳列されています。
ハンドドリップのカフェが絶品
仕事柄いろいろな場所でコーヒーを飲みますが、なかでもここは抜群に美味しかったです。また行きたい。
書籍館の1階はこのような感じで典型的な複合カフェの形態です。
雑貨はとてもおしゃれ。
おしゃれな雑貨を販売
文具だけでなく、おしゃれな雑貨やカフェなどのアイテムも販売しています。各フロアにそういったスペースがあります。
各フロアに企画展示コーナー
各フロアにテーマにあった書籍を展示するエリアが設けられています。イスもありゆったりのその世界観に浸れます。
エスカレーターは別世界への通路
書店らしからぬおしゃれなディスプレイです。書店のエスカレーターですと、たいていはサイン会などのイベント告知や新刊案内が掲示されているものですが、そういった演出は一切ありません。
イベントスペースも設置
すでに予定が掲示されてあり、どんどん写メをとってくださいとありました。ここは「ハッシュタグをつけてSNSに投稿してくれたらポイント付与」など、もう少しがんばりたかったところです。
電子書籍コーナーにはBookLive!のLideo
三省堂書店はBookLive!と提携しており、端末が並べてありました。
デジ本というサービスも展開していて、一部の雑誌(TOP画像でわたし持っているもの)やソフトバンク新書などは、購入時にBookLive!に無料でダウンロードできるレシートがもらえますので、スマホなどでも読めるようになります。
売り場面積こそジュンク堂に負けるものの、複合カフェとしての新たな挑戦という意気込みを感じる店舗です。
三省堂書店ポイントカードとBookLive!を連携しよう
電子書籍ストアBookLive!と三省堂書店ポイントカードを連携させますと、とても便利です。
店内に電子書籍を買える端末があり、なんと図書券で電子書籍が買えてしまいます。また、購入した書籍コードのレシートは、BookLive!を使っている他のユーザーにギフトとしてあげることもできます。
もちろん、端末にポイントカードをかざして、ポイントを確認など、一般的なカード操作の端末は各フロアの目立つところにあり、利便性は十分です。
また、ポイントカードを忘れた人は、レジで購入時に伝えると引換レシートも発行してくれます。助かりますね。
駅ビル複合店という新しいカタチ
書店の複合店化が進んでいます。その旗手としてはTSUTAYAが有名です。二子玉などではデザイン家電なども扱うほどで、人気を博しています。
>>二子玉川 蔦屋家電 – ライフスタイルを買う家電店
今回三省堂書店が臨む立地は、西武百貨店という雑貨やファッションの激戦区なわけで、複合店を展開しようにも、そちらにも競合がひしめく厳しい戦地となっています。さらに目の前にはジュンク堂という競合が存在。
しかし、店内に入っていますと、見たことのない雑貨やカフェ、そして以前投稿しました紀伊国屋書店・西武渋谷店よりは多い店内端末数、そしてBookLive!と提携した電子書籍の展開、イベントスペースや企画エリアなど、ソフトウェアを徹底的に充実させる戦術で挑んでいるかのようでした。
しかし、これはスタッフにもかなりの消耗戦を強いることになるはずですが、そこにあえて挑む三省堂書店の意気込みを感じました。
実際、各エリアのスタッフさんにいろいろと質問をしましたが、どなたも皆さん詳しい。電子書籍関連などは結構マニアックな質問をしたのですが(すみません)、笑顔で正確に答えていただけて助かりました。
いまや、モノではなく体験を売る時代。そんな時代にあった書店の新しいカタチを模索するかのような、フレッシュな息吹を感じる店舗に感じました。応援したくなりますね。
関連情報リンク
本の雑貨化というのは、納得です。本に限らず、モノってほんと必要なもの以外は置かない人も増えているのではないでしょうか。
>>ナカムラクニオ アジア本屋紀行 第3回 韓国・ソウルの未来派書店編 その2:“雑貨店”化する書店「教保文庫 光化門店」 – DOTPLACE
こちらは国内の事例。大資本を中心に複合店は明らかに増えていますよね。
>>【近ごろ都に流行るもの】「複合型書店」食や雑貨で本との出会い演出 産経ニュース
BookLive!はTSUTAYAとも連携していて、Airbookというサービスを展開しています。
>>TSUTAYA Airbookサービス
まとめ
駅チカの複合書店としてオープンした三省堂書店・池袋本店。
・駅ビル複合店という新しいアプローチ
・雑貨や本格カフェと融合
・書籍や雑誌購入で無料の電子版
三省堂国語辞典 第七版 | 見坊 豪紀, 市川 孝, 飛田 良文, 山崎 誠, 飯間 浩明, 塩田 雄大
目の前のジュンク堂と、西武百貨店内の雑貨店とも戦う姿は、今の書店業界を映し出しているかのようです。
イベントやソフトウェアなど今後が楽しみな店舗であることは間違いない印象でした。そして、新書購入で電子版が無料でもらえるという業界初の試みなど、これからもどんどんと新しい試みにチャレンジして欲しいと思いました。良い意味でジュンク堂さんとの競争が楽しみなエリアになりそうです。
池袋に行く理由がまた増えました。みなさんも本とカフェをぜひ。
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