月4000円アップに備える、クリエイターが手取りを増やす方法は3つしかない

これから来るであろうコロナ不況とガソリン高騰。ある試算では月4000円の負担増になる見込みです。クリエイターが手取りを自己防衛するために、3つの視点を考えてみます。

ガソリン高騰が続く未来

先月末に、次のようなニュースが報じられました。こちらによりますと、年間4万円ほど負担が増える見込みだそうです。

>>年間4万円以上の負担増に 相次ぐ値上げで|テレ朝news

第一生命経済研究所の試算なんですが、電気だけではなくて、ガスとかガソリンとか、そういったのも化石燃料も全部含めて去年2020年に比べて、今年2021年の平均的な家庭の年間の負担が4万6000円増える。恐らく2021年、2022年以降も上がりますから、多分さらに増えると思うんですね。

石油が上がりますと、それに関連して、物流コスト、原材料費など、生活のすべてに影響が出るのですよね。また、これがしばらくは続きそうとのことで、本気で節約や生活防衛を考える時代に入りそうです。

クリエイターとしては、売上減少もそうですが、活動の原資が高騰したり、生活が苦しくなったりと、それなりの負担増に備える必要があるでしょう。

そこで、クリエイターができる節約や対策を考えてみました。

負担増に備える手取りを増やす方法

景気は上げ下げをくり返す

いっぽうで、不景気なところばかりではなく、一部では逆に好調になる業界もある、という話。

>>韓国新聞・社会/文化-「配達で1週間に143万ウォン稼ぐ」…配達ライダーの収入画像に驚き=韓国報道

コロナ渦で市場を広げたデリバリー。そのやり方を見直すと、なんと週で14万円を稼ぐというツワモノも出てきました。距離や単価や地域など、あらゆる工夫は必要でしょうけども、成長している市場であれば専念してはたらけようものです。業界自体がどうなる不安をかかえてますと、専念もできないですよね。

好奇心を“天職”に変える空想教室 | 植松 努

好奇心を“天職"に変える空想教室
Amazonで詳しく見る

Amazonで口コミ レビューを見る

楽天で詳しく見る

Yahoo!ショッピングで詳しく見る

こちら、TEDにも登壇したことのある世界的な宇宙産業で有名な株式会社植松電機の社長の本です。景気にはかならず良い悪いが循環してくるから、くさらずやるべきことをやろう、と勇気をくれる名著です。

自分ではどうしようもないことも人生では多々起きます。そういうキツイ上り坂も、登らなければ仕方ないわけですから、どうやったら楽しくしのげるかを、前向きに考えることが大切かと思います。

選択と集中を適切にする

よく不況になると選択と集中と言われますが、できるクリエイターはそう多くありません。選択をしたら売上がヘルじゃないかと思われるかもしれませんが、そのとおりです。選択と集中ができるのは、集中しても売上が減らない、つまり売上が好調のときに行う戦術だからです。また、集中してもそこにすでに市場があって圧倒的優位性があって勝ち目がある企業が使える戦術です。そこを勘違いしてはいけません。

しかし、広げすぎる事自体は悪手です。景気の悪いときに自分の不得意なことを続けることは負担が大きくなります。ですから、集中はするものの、そのジャンルでのバリエーションは広げる、という考えが重要です。手数は減らしてはいけません。

絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法 | 若林 克彦

絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法
Amazonで詳しく見る

Amazonで口コミ レビューを見る

楽天で詳しく見る

Yahoo!ショッピングで詳しく見る

こちらは、絶対にゆるまないネジをつくり、世界的に有名な企業ハードロック工業の本です。ネジ、さらには絶対にゆるまないネジを開発し、それに特化して市場をひろげていくひたむきさが元気をもらえる良書です。

構造上、ネジというのはゆるむのです。電車でも振動でだんだんとゆるんでくる、しかしこのネジは構造上、いちど締めたら、ゆるまないどころか、かえってしまっていくそんな構造を生み出し、新幹線など多くの企業に採用されていきます。そして、その営業方法がなんとも一点突破なのです。

小さい企業でもこれだけは負けないという技術があれば、手数を増やすことで、不況は乗り切れる、そんな勇気をもらえる一冊です。

手取りを増やすには3つしかない

クリエイターが手取りを増やすには3つの方法しかありません。

  • 売上を増やす
  • 利益を増やす
  • コストを下げる

コストを下げることと利益を増やすことは、重なる部分もありますよね。また、コストを下げることは、多くの場合、自分だけでもできることが多い、不確定要素が少ない部分ですので、節約という側面からも、すぐにはじめやすい自己防衛かと思います。

苦しいのはみんな同じ

月に4000円といいますと、たとえばこんな節約やコスト削減でしょうか。

  • 家族4人の通信費をそれぞれ1000円づつ下げるプランにする
  • 毎月の給油を4回のところを3回にする、そういう生活に変える
  • 繰り上げ返済をがんばって、月の返済額を下げる契約にする
  • 外食やレジャーを1回我慢する、もしくは無料でできるものに代替する

いっぽうで、売上を増やすには選択と集中をしつつも、負担の少ない範囲で手数を増やすのも良いかと思います。

  • ココナラで今もっているスキルを4000円で販売する
  • 毎月4000円をメルカリで売り上げるノルマにする
  • 週1000円を稼げるように無理なくウーバー配達をする

ここで大事なのは、どうしても「時間という初期投資」は必要にはなる、という点です。ここは、この不景気は永遠に続くものではない、しばらくは割り切ってがんばろうと、何かしらの趣味の時間などをカットして、売上増にまわすなども必要かと思います。慣れてくれば、これらの売上もだんだんと、作業コストは低くなってくるはずですから。

いずれにせよ、不景気でも伸びる市場は伸びますので、そこで少なくともじっくりと腰をすえて取り組んでいく、という覚悟が大事です。

苦しいのはみんな同じです。

これらだけでなく、まだまだ工夫できる点はたくさんあると思います。

しばらく続く不況も、心が折れないよう、楽しく無理なく自己防衛したいものですね。

ネガティブフィードバック「言いにくいこと」を相手にきちんと伝える技術 : 難波 猛