360度パノラマ画像の写真を撮影し、お客様や第3者に譲渡したいときがあります。その方法をご紹介します(石川さん、ありがとうございます!)。
Googleマップ認定フォトグラファーが、ストリートビューを写真を撮影後、お客様権限としてお渡しすることができます。
追記:2020年11月29日 こちらの記事によりますと、譲渡ができなくなったとのことですので、詳しくはご参照ください。
>>ストリートビュー認定フォトグラファー制度刷新
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この記事の目次
ストリートビュー写真を譲渡する
ストリートビュー写真の譲渡の流れ
- 撮影者がストリートビューアプリで撮影し一旦投稿
- 投稿後、メニューから著作権の譲渡
- 譲渡される側にメールが来るので承認
- 撮影者と譲渡側の双方の投稿写真に画像が表示される
- 譲渡後は、撮影者側で画像を削除しても、地点に表示される画像には影響はなし
基本的な流れは上記にようになります。詳しくは後述しますがポイントは、相手に完全に譲渡したい場合は、メールアドレス(Googleアカウント)に譲渡する、という点です。
それでは、早速、譲渡方法をみていきましょう。
アプリから著作権を譲渡する
まず通常通り、撮影者はストリートビューアプリで撮影し、リスティングに対して投稿します。
その後、ストリートビューアプリ>プロフィール>画像一覧 から、譲渡したい360度パノラマ画像を選択します(長押し)。選択後、三本線メニューから「著作権の譲渡」を選びます。
譲渡先を指定する画面が表示されます。標準で表示されているリスティング名か、メールアドレスを指定し、「著作権を譲渡」をタップします。
すると、譲渡したメールアドレス、もしくはリスティングの管理者宛に承認のメールが送信されます。
なお後述しますが、ある理由から譲渡先は相手のGoogleアカウントのメールアドレス指定がおすすめです。
譲渡される側は承認をする
譲渡してもらう側に以下のようなメールが届きます。あらかじめ先方に伝えておき、承認してもらいましょう。
ところで、永久ライセンスをタップしますと、以下のGoogleストリートビュー・ヘルプに飛ばされるのですが、ライセンスに関するくだりはありません。各自で探して調べておきましょう。
>>360° 写真の共有、譲渡、埋め込み – Android – マップ ヘルプ
譲渡完了後は双方のアカウントで表示
メールアドレスでの譲渡が完了しますと、360度パノラマ画像表示時には以下のようになります。
譲渡後、撮影者側で画像を削除しても、撮影者名は残ります。これは多くのユーザー投稿ストリートビューでも同様なので、まあ仕方ありません。
撮影側はどう表示されるかを事前に確認
ですから、360度パノラマ画像の撮影依頼をするとき、ブランドにそぐわない名前が出たら困る!という人は、事前にどう表示されるのかは確認のうえで申し込むと良いでしょう。
譲渡後は撮影者は削除しても影響なし
譲渡後は以下をお互い確認します。Googleマップ>三本線メニュー>自分の投稿>写真 。こちらに、双方、ストリートビュー画像が表示されていればOKです。
譲渡を確認後は、撮影者は画像を削除しても、投稿先には影響しません。これで、完全にお客様への納品となり、撮影者の管理下を離れます。メールアドレスでの譲渡であれば、譲渡された側は削除もできます。「自分が写ってる!やっぱり取り直し!」という場合にも安心して削除して再度アップロードしなすなど出来ます。
一方で、メアド譲渡は譲渡された側で360度パノラマ写真の削除も可能ですが、逆に言えば、完全にお客様の管理下となりますので、間違えて消してしまった場合、撮影者のほうでデータを消してしまった場合は、復活はできません。ご注意ください。
これで、ストリートビュー写真の譲渡は完了です。お疲れ様でした。
2種類の譲渡の方法の違い
さて、撮影したパノラマ写真の著作権を、第3者に譲渡するには2つの方法があります。それぞれ違いがありますが、現時点ではメールアドレス(Googleアカウント)に譲渡したほうが良さそうです。
- リスティング(マイビジネス)に譲渡
- メールアドレスに譲渡
メールアドレスに譲渡=相手も削除できる
メールアドレスに譲渡する場合は、その個人(Googleアカウント)に対して、譲渡することになるため、その個人が削除すれば削除ができます。
著作権譲渡後は、撮影者側で削除しても、譲渡先のGoogleアカウントから360度パノラマ画像は消えません。
ただし、そのメールアドレスが個人由来ですと、異動あったときなど、その人がいなくなる時のリスクはあります。
リスティングに譲渡=削除はできない
2016年12月18日時点では残念ながら、リスティング(もしくはマイビジネス)に譲渡した場合、マイビジネスの写真一覧にその360度パノラマ画像は表示されません。
お客様は、著作権を譲渡してもらっても、マイビジネスアカウントからは削除できないのです。つまり、削除したい場合、撮影者であっても、譲渡された側も、削除ができないという状態になります。ですので現状では360度パノラマ写真はメールアドレスでの委譲がおすすめです。
ちなみに、リスティングに譲渡しますと、360度パノラマ画像表示時には、そのリスティングが表示されます。こちらのほうが統一感はあるのですけどね。
どうしても削除したい場合
削除したいケースはあまりないかもしれませんが、店舗改装をしたというときに差し替えたいニーズは出てくるでしょう。
リスティングに譲渡した場合で削除したいときは、「問題の報告」から「現状と異なる」などから報告して経過観察、もしくは、Googleにフィードバックして様子見、ができる対策です。
ですので、企業として共通に管理できるGoogleアカウントがあると良い、と言えます。
デフォルトでリスティングが表示ので注意
現状、前述のように、著作権の譲渡時にはデフォルトでリスティングが表示されます。前述の件が解消されれば、こちらのほうが望ましいのですが、現状では先方のメールアドレスに譲渡したほうが無難ですので、注意しましょう。
著作権譲渡の注意点
あとは、以下わたしが遭遇した、著作権譲渡時のトラブルについて、解決方法というか対処方法を書いておきます。ご参考になれば幸いです。
撮影者アイコンが出ることがある
メルアドで譲渡した場合でも、相手のアカウントに反映されるまでは、撮影者のGoogleアカウントが表示されることがあります。キャッシュなどの関係ですので、しばらくすると変わるはずです。
削除マークが出てしまうことがある
こちらもいずれ消えるのですが、削除マークが出てしまうことがあります。もししばらくしても直らない場合はGoogleにフィードバックをして様子をみましょう。
関連情報リンク
https://www.youtube.com/watch?v=vev68ERDFrc
VRの市場拡大をにらみ多くの企業が参入しています。
>>ASCII.jp:Googleストリートビューでの公開も、VR写真撮影を依頼できる会社TAMANEGI設立
ストリートビュー対応カメラで、公式の認定機種がまた登場。
>>LG360CAM、グーグル「ストリートビュー」の対応製品に公式認定 : 東亜日報
投稿前に、顔や車のナンバー、住宅のプライバシーなどは、ちゃんとぼかしましょう。
>>「Googleストリートビューはプライバシーの侵害に当たるのか」弁護士が解説してみた – エキサイトニュース(1/3)
プロに頼むのが一番かも。
>>Google、認定プロフォトグラファーに360度パノラマ写真の撮影を依頼できるプログラムを開始 | ガジェット通信
デジハリ、さすがですね。早速カリキュラムを制作。
>>『Google ストリートビュー™ フォトグラファートレーニングプログラム』デジタルハリウッド「Smart Work」にて3月より開講|デジタルハリウッド株式会社のプレスリリース
ストリートビューのタイムマシン機能は、東日本大震災を残しておこう、という日本初で世界のGoogleマップに広まったアイデアだそうです。
>>東日本大震災から5年、Googleが被災地域のストリートビューを更新。特設サイトで震災前の様子も閲覧可能 | Engadget 日本版
Googleマップ公式ドキュメント。
>>認定フォトグラファーの写真でユーザーの目を引く – Google ストリートビュー
わからないことがあれば、公式のGoogleマップフォーラムがあります。
>>(99+)Google マップ ヘルプ フォーラム – Google プロダクト フォーラム
以前のストリートビューエディタが使えなくなったため、削除ができないという事案。ほんとストビュー画像の権利は社長の個人アカウントが持つべき。
>>Googleストリートビュー再撮影時における旧ストリートビュー画像の削除方法 – Google 広告主コミュニティ
まとめ
ファイルの共有というかデータの譲渡って、クラウドですとほんとわかりにくいですよね。
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それでも、360度パノラマ画像を納品して、お客様のビジネスが広がっていけば、このうえないですね。これからはどんどんそういう新しい体験をユーザーに提供したいものですね。
ストリートビュー写真、撮影もほんと楽しいですよ。ぜひみなさんもおすすめです。
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