小学生の列に軽トラックが突っ込み、1人の子供が亡くなるという悲しい出来事が、神奈川県横浜市で起こりました。
こんにちは、2児の父、カグア!です。他人事とは思えない悲しい事件が起こりました。
あまりのショックに記事にまとめることにしました。
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この記事の目次
事故現場は14万人が乗降する駅のすぐ側
上大岡駅は、横浜南部地域で、最大規模のバスターミナルを誇る、1日に約14万人が乗り降りする主要駅です。
今回の事故現場と、現場の映像が映っているニュース記事はこちらです。
>>横浜・小学生の列に車:1人死亡、11人軽傷
>>登校の列に車、小1男児が死亡 横浜、児童8人けが:朝日新聞デジタル
現場検証で映っていた場所のGoogleストリートビューはこちら。
>>横浜市, 神奈川県 – Google マップ
事故現場は登校路になっていたとのことですが、14万人が乗降する巨大駅の近くながら、かなりの住宅密集地域であることがわかります。
すでにSNSや2chなど、多くの画像が出回っています。
>>横浜市港南区大久保で交通事故 車が突っ込み大参事 上大岡駅付近 | 今日のニュース速報事故事件
https://www.youtube.com/watch?v=fH7wzlWIqHY
YouTubeのニュース映像はこちらです。テレビ朝日。
軽自動車に突っ込む軽トラック
記事では車3台が関与した事故となっています。朝8時、相当の交通量があるなかで、毎朝子どもたちは通学していと想像されます。これは本当に怖い。
28日午前8時ごろ、横浜市港南区大久保1で車3台が絡む事故があり、はずみで軽トラックが横転し、集団登校中の小学生9人を巻き込んだ。
軽自動車に軽トラックが突っ込みます。その軽自動車がバスに突っ込みます。
NHKによりますと、最初に軽トラックがぶつかったとのこと。横転!?と思いましたが、おそらく軽自動車が突っ込み軽自動車も停止中のバスに突っ込む、ただバスは停止していたため、反動で軽トラックに別な衝撃がかかり横転・・・!?でしょうか。
軽トラックが軽乗用車に追突したあと、さらに軽乗用車が前の停留所に止まっていた路線バスにぶつかりました。
>>横浜 小学生の列に車 心肺停止の男児死亡 11人けが | NHKニュース
その軽トラックがその勢いで横転。小学生が下敷きになります・・・。
当時の事故の様子をGIFアニメで想像
ニュース記事で続報が出てくるなかでわかったことを、GIFアニメにしてまとめました。たぶん、こういう感じだったのかと思います。
おそらくバスはさすがに見えていたとは思うんですよね、前は軽自動車でしたらちゃんとした意識があれば見えていたと想像。それでも、あまりのスピードにブレーキが間に合わなかったのか、バスは発進するだろうとふんでいたのか・・・。
よもやバス停があるとは思えない場所
Googleストリートビューで見てみますと、衝撃の事実がわかります。
上図が実際のバス停です。おそらくここに停止しているバスに、軽自動車が突っ込んだものと見られます。そして、その軽自動車に軽トラックが突っ込み、横転します。
これ、普段この道を通っている人でも、まさかバス停があるって気づかないほどの、目立たなさですね・・・。こういう細い道にバスが通るというのも、ちょっとイメージしづらい人のほうが多数派ではないでしょうかね。歴史的にも、地元の足としても、いろいろと経緯はあるのでしょうけど。
地元でも有名な交通量の多い裏道
この道路の先には、一旦停止をする交差点がひかえています。ということは、それなりの危険度が前から認知されていたと思われます。実際、ニュース記事の取材でも以下のように答える声が掲載されていました。
ここは一方通行でスピードを出す車が多い。小学校のそばで通学の子供たちもいるので、危ないと思っていた
>>横浜・小学生列に車:「横転車の下敷き、血だらけに…」 – 毎日新聞
2013年のストリートビューからの画像ですが、かなり交通量の多い場所だということがわかります。
路線バスもこの狭い道を通ってるんですよね・・・。
無策だったわけではない
道幅の狭さ、そして交通網としての重要度から、難しさのなかでの対策は打たれてきました。歩道を示す塗装がされていました。
また、「地域住民がボランティアで児童の登下校を見守る」という活動も行われていたそうです。ボランティアの皆さんも、今回の事件はさぞ無念だったと思うと胸がとても痛いです。
>>(cache) 横浜・小学生列に車:「横転車の下敷き、血だらけに…」 – 毎日新聞
この道路の脇には川があり、つまり橋があるわけです。橋というのは、渋滞の定番ですよね。そういう意味でも、この道路はおそらく裏道として、かなり使われていたのではと想像します。裏道ということは、先を急ぐ人が使うわけですから、スピードを出す車が多いと想像にかたくありません。
登下校の時間に通行止めにすればいいのか
おそらくすぐに思いつく対策としては、登下校の時間に通行止めにする対策です。
>>全てのスクールゾーンは時間指定で進入禁止になるのでしょうか? – もうすぐ引っ… – Yahoo!知恵袋
たしかに、そういう道路はたくさんありますよね。いっぽうでこの道は、駅前ということもあって、バス通りにもなっています。そうしますとすぐに簡単に、通行止めというのも難しい気はします。
子どもたちはこれからも毎日、小学校に登校します。すぐに出来て、効果のある対策はあるのでしょうか。
そうなると選択肢は何か
今後も悲しい事故が起きないように何か対策を考えるべき、と思いいろいろと調べてみました。それでも、なかなか決定的な方法はないものですね。
スクールゾーン化して通行止め
全国ではこういう道路が多いかと思います。本件もおそらくそれが理想だったとは思います。いっぽうで、かつてから道路は危険視されており、地域住民も取り組みは行ってきました。それにも関わらず、今回の惨事が起きてしまいました。
スピード対策の事例・あえてジグザグにする
あえて道路をジグザグにして、スピードを出しづらくしている事例です。バス停があります。
>>ららぽーと富士見 – Google マップ
あえて、凸凹(でこぼこ)にしてスピードを出しづらくする、という道路もあります。いっぽうでこちらはトラックがガタガタすると騒音がする、という弊害もあります。
スピード対策の事例・あえて狭くする
こちらもよく見かける、あえて狭くすることで、注意を喚起する方法。ただ、そのあとスピードを出してしまうということも。
>>埼玉県 – Google マップ
スピード対策の事例・取り締まる
警察や取締など、人海戦術で対応するケース。ただ、完璧に行うことは現実的ではありません。
>>道道151号線 – Google マップ
バスの需要は高まる
上大岡駅の乗降数は年々増えているそうです。
京急線全72駅の中では品川駅に続いて第3位である。
ですから、今後も駅への送客手段としてのバスは需要が期待され、バス路線の確保も渋滞緩和や自転車問題などの面からも、そう簡単になくせるものでもないと思われます。
すぐにできることはみんなの意識改革
完璧な方法はなかなかありませんが、関係する人や企業や自治体や省庁、そして地域住民など、みんなが子供を守るんだという意識を持つことが、スタートなのだとは思います。
追記:事故から1年~未だ解決策は無し
あれから1年がたちました。事故を起こした男性は結局不起訴に。
>>横浜の小1死亡事故、88歳男性を不起訴 認知症と診断:朝日新聞デジタル
75歳をすぎたら毎年、脳のMRI検査提出を義務化するくらいじゃないと、ダメな気がします。
>>運転し続けたい ~高齢ドライバー事故の対策最前線~ – NHK クローズアップ現代+
75歳を過ぎたら一度免許は全員没収、再試験で取得可能にして、毎年検査結果を義務化。くらいやらないと事故はなくならないと思いました。ただでさえ、シニア人口はこれからもっと増えます。
子供の身をどう守ろうか、親に課せられる課題は今後も増えそうです。
関連情報リンク
警察も啓蒙活動は行っています。
>>なくそう子どもの交通事故 警視庁
小学生交通事故や件数の統計。
>>小学生の交通事故実態
上大岡の2ちゃんスレ。
>>進め☆上大岡
横浜の地元メディア・はまれぽ。事故関連記事もたくさんあります。
>>横浜のキニナル情報が見つかる![はまれぽ.com]
啓蒙し続けるしかないのかもしれません。
>>【44年前の静岡】見ているこっちがヒヤっとする昭和47年の交通安全指南映像|ニフティニュース
人間がすることなので、本当に難しい。
>>子供の安全を守る「スクールゾーン」設置が裏目に 韓国 – ライブドアニュース
飲酒、高齢ドライバー、疾患、居眠り、よそ見わきみ、スマホいじり・・・。運転中は運転にとにかく集中。
>>「運転中は必ずポケモンGOをしていた」また死亡事故 小4男児はね逮捕のトラック運転手供述 愛知 – 産経WEST
おそらくこういう道って、全国にもたくさんあるんですよね。
>>交通量多く「危ない道路」事故に震える児童ら:朝日新聞デジタル
事故遺族・・・。本当に悲しい。
>>神奈川県警察/もう一度会いたい・交通事故被害者遺族の手記
https://www.youtube.com/watch?v=sjleOeyqqsU
16秒後くらい。ほんと怖い。ひやりはっと。
文部科学省のスクールゾーン、子供の安全対策の取り組み。
>>通学路の交通安全の確保に関する有識者懇談会意見とりまとめ:文部科学省
国土交通省では、とくに子供に特化した安全対策というのはあるんですかね。
>>職場のあんぜんサイト:ヒヤリ・ハット事例(交通事故)
警察も地域の安全ボランティアを応援しています。
>>警察庁-自主防犯ボランティア活動支援サイト
全国でも取り組んでいます。
>>東京新聞:高齢者の交通事故死が昨年比12人増 県が啓発強化「自分を知り安全運転を」:埼玉(TOKYO Web)
安全教育。ほんとうにそう。教えるべきことを教えるのが学校。
>>災害続くニッポン、今後の「安全教育」はどうなる…?|ベネッセ教育情報サイト
こういう団体があります。
>>交通事故調査、鑑定、捜査の株式会社日本交通事故調査機構
高齢者の運転見守りに。
>>あんしん運転見守りサービス EverDrive(エバードライブ)|オリックス自動車
まとめ
遺族となった家族の気持ちを思いますと、本当に胸が痛みます。子供をもつ同じ親として、涙が止まりませんでした。
交通事故を7割減らすたった2つの習慣 : 江上喜朗, 松永勝也
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いっぽうで地元の人の無念さや、そして事故にあってしまった全ての方の今後を憂うと、心がとても痛みます。事故はすべての人を不幸にします。決定的ですぐにできる解決策は、私たちドライバーが気をつけることしかないのかもしれません。
それでもこの事故を教訓に、地域や社会がしっかり受け止め前に進んでくれることを願ってやみません。ご遺族の方のご冥福をお祈りします。
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