こんにちは。Chrome拡張を作っちゃうほどクローム大好きなカグア!です。
今日は重たくなったChromeの動作を軽くした、というトラブル解決です。結論としては、Chromeが重くなる原因を調べて、それに対策したら、サックサクに軽くなった、という話です。
Firefoxに変えたら、それはそれで軽くなったのですが、やっぱり使い慣れたChromeちゃんが可愛いので。解決方法をご紹介します。
追記:2017年2月11日 以下でメモリが少ない場合の方法について書かれていました。
>>絶対速くなる?!メモリの少ないPCでChromeを高速化する方法 – スネップ仙人が毒吐くよ
追記:2016年10月17日 DNSキャッシュクリアを追加。
関連情報
>>FTJ152AというAndroidでMTPが認識しないトラブルの解決方法
>>Windows10の音声支援コルタナが答えてくれる質問63本
>>「IMEが無効です」と丸いバツマークで日本語入力できない、の直し方
この記事の目次
chromeが重い原因
タブ1つしか開いてなくて、190MBですよ!
Chromeはタブを開くごとにメモリを食います。タブがひとつのアプリケーションっぽくなってるのですね。
Windowsの方は、[shift]+[esc]としてみてください。Chromeが現在実行しているプログラムの使用メモリが表示されます。1タブしか開いていなくて、これだけメモリを食います。
なんでそんなにメモリ食いなの?
メモリを大量に消費することは、Googleのカルチャーだからです・・・とは言い過ぎですが、しかし設計思想としては、当たらずしも遠からずと思っています。
もともとGoogleは、ヤフーや他の検索エンジンが台頭するなか、データベースのほとんどを圧倒的な容量のメモリ内に格納し、激速の検索スピードを私たちに提供してくれました。その高速性に魅せられ、ユーザーはまたたくまに増え、現在に至るほどです。高速化を目指す姿勢はGoogleのDNAといっても過言ではないと思います(SEO対策でもそうですよね)。
快適性を求めるときに、メモリを使うのは自然な選択肢ということです。現状の仕様である以上、メモリがあればさらに激速で動く、それがChromeというブラウザだと思います。
メモリがあれば重くならない
そのとおりです。しかし、私のPCは、Windows7で、なんとメモリが4GBしかありませんでした。ですので、4GBを超えるとどうなるか。ページングファイルといって、ハードディスクをメモリ代わりに使うということで、仮想のメモリを増やすのですね。
つまり、Chromeを立ち上げるたびに、ハードディスクのランプがチカチカして、もう遅くて泣きたいほどでした。Chromeが重い、というのはその利用メモリが足りないと起こるわけです。そりゃメモリよりハードディスクのアクセスのほうがはるかに遅いですからね。
Chrome拡張のせいでは?
よく、Chrome拡張入れ過ぎると重くなるといった記事もありますよね。でも、上図のように、Chrome拡張の利用メモリを調べると、1つのタブの利用メモリと比べれば、まあそんなに大きくないのです。
CPUパワーが低いパソコンだとたしかに、キツイかもしれません。つまり、CPU性能が低くてメモリが4GB程度だと、かなり重くなると言えそうです。
まして、FLASHや動画などCPUパワーを必要とするもののは、かなりカクカクになるはずです。
Chromeの再インストールでも効果はない
Chromeの再インストール、それと、Chromeの開発版であるCanaryも入れてみましたが、重い状態は軽くはなりませんでした。
まあ、原因がメモリ不足なので、そうですよね。
対策1:FireFoxを使う
いきなり見もふたもない対策ですが、Chromeがそういう仕様である以上、また、パソコンのメモリやCPUのパワーアップを図れない状況では仕方ないかもしれません。
>>Firefox のダウンロードとインストールの手順 (Mac) | Firefox ヘルプ
>>Firefox のダウンロードとインストールの手順 (Windows) | Firefox ヘルプ
FirefoxはChromeとは異なる設計思想で作られていますので、タブを3つ開いた状態でも、上図のようにメモリ消費量は比較的少ないです。3枚タブを開いた状態でも、TOP画像のChromeのタブ1枚よりもメモリ消費量少ないんですよ。
私もパソコンを変えずに、単純にFirefoxに切り替えましたら、ハードディスクのアクセスが止まりました。超快適でした。
とりあえず、PCを変えられない、という人は試してみてはいかがでしょうか。
対策2:キャッシュをクリアしてみる
Chromeなど最近のブラウザは、履歴など多くのキャッシュファイルを生成します。それらがありますと、やはりハードディスクへのアクセスが増えることになりますので、削除してみます。パスワードなど利便性を損なうものは除外して削除できますので、安心してください。
設定>詳細設定を表示>閲覧履歴データの消去 を選びますとキャッシュをクリアできます。
ただ、メモリが少ないなどの原因の場合、わたしの場合は、改善はされませんでした。まあ当たり前ですね。
「キャッシュを待機しています」の解決方法
Chromeのウィンドウ下の部分にページアクセスのたびに「キャッシュを待機しています」と表示され、遅くなるときがあります。そんなときは、DNSキャッシュをリセットしてみると、早くなることがあります。これもChromeのキャッシュの1つです。
ブラウザのURL部分に以下のように入力し、[ENTER]を押します。
chrome://net-internals/#dns
すると、設定画面がでますので「Clear host cache」をクリックしてキャッシュをクリアしてみましょう。これで改善される方もいるかと思います。
対策3:メモリを増設する
これが結果としては一番Chromeがサックサクに軽くなりました(上図)。メモリもカーネルメモリ(ハードディスクキャッシュ)が劇的に減りました。ハードディスクのアクセスランプもほとんどつかなくなりました。
Windowsのタスクマネージャーを出します。[CTRL]+[ALT]+[DELETE]で表示できます。「パフォーマンス」タブを見ますと、カーネルメモリとあり、それがディスクを仮想的にメモリとして使っている容量です。これが多ければ多いほど、ハードディスクにアクセスい、カリカリと音を立てることになります。
わたしはこれが多かったのです。物理メモリ4GBでは足りなかったのですね。Chromeをたちあげるといつもハードディスクランプがチカチカして、重くて使い物になりませんでした。
物理メモリを増やす
メモリはパソコンにあったものをご購入ください。私のWindows7では、<デスクトップ用 DDR3 1333MHz Long-DIMM CL9>という規格でした。買うさいはくれぐれもご注意ください。
>>デスクトップ用メモリの一覧
<Amazon>で探す
Windowsでメモリ換装をしてみた
まずパソコン本体を開けます。デスクトップPCでタワー型の場合、背面に開けるためのネジがありますので、そこをオープン。
メモリを用意しておきます。なお、メモリを触る前には、静電気が帯電していないように、どこか鉄のところに触って放電してからにしましょう。
パソコン基板にささっているメモリを外し、換装します。凹みに注意して正しい向きにさし、しっかりロックするよう押し込みます。
これで完成です。メモリ換装はとくにドライバがいらないので、楽ですよ。換装後はTOP画像のように、物理メモリ(メモリ本体)で使用できる容量が増えた分、そちらでまかなえるようになったため、ディスクキャッシュの仕様メモリが劇的に減りました。そして、予想通り重いChromeがサックサクの軽っ軽になりました。わーい。
なお、パソコンの中を開けるのが怖い、壊れるのが怖い、という方は最寄りのPCショップに持ち込みましょう。メモリ拡張のサービスがあり安心してまかせられるでしょう。
>>お助けメニュー | 修理総合サポート | パソコンの無料診断・スピード修理はPC DEPOT
Chromeを軽くした!~まとめ
Chromeはその仕様上メモリをとても多く必要とするアプリです。
>>『Google Chrome』のRAM消費を抑える方法 | ライフハッカー[日本版]
メモリ消費をおさえることもできます。また、キャッシュをSSDやRAMディスクにするなども効果的です。
>>Google Chrome のキャッシュの場所を移動する
いろいろなChrome拡張やTIPSもありますので、メモリを買う予算がない、という方もいろいろと試されてみると良いかと思います。
>>Google Chromeの使用メモリをサクッと解放する超簡単な方法 | フリーソフト,Windows PC活用情報局
>>快適すぎる!Chromeのメモリを解放してくれるタブ拡張機能5個まとめ
Chromeに限らずメモリ拡張はパソコンのパワーアップの昔からの基本です。PCのパワー不足にお悩みの方は、試してみてはいかがでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
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