クリエイターがオンラインレッスンをしたり、ライブ配信者が自分のPC画面を映したりと、オンラインで画面共有する機会は増えています。そんなとき、メールアドレスなど自分の個人情報をさらしたくない、という場合におすすめのテクニックがあります。Chromeブラウザではデベロッパーツールというモードがあり、それをつかうと便利に隠せます。
画面に表示される個人情報を消したい
ZOOMなどで画面共有するとき、はじなどによく個人情報がでちゃうときありますよね。個人で使う分には親切なのですが、とくに不特定多数にみせるときには、なるべくなら消したいですよね。
そんなとき、便利な機能がデベロッパーツールです。
Chromeブラウザなど最近のモダンブラウザには実装している機能です。開発者向けに、ウェブページのデザイン表現やプログラム実行をモニタリングなどできます。
デベロッパーツールを使いますと、見せたくない部分を「一時的に」消すことができることがあります。
デベロッパーツールでの個人情報の消し方
ChromeでZOOMで映したいページにいきます。消したい情報の上で、右クリックします。
「検証」をクリックします。
消したい情報を表していると思われるプログラム部分をクリックします。
display:none と入力します。
確定しますと、このように消したい部分がしっかり隠れます。
デベロッパーツールを使うときの注意
デベロッパーツールをつかって画面上の見た目を変更するテクニックは、サーバーからブラウザに送信された情報を、ブラウザの中だけで改変しているにすぎません。
ですので、リロードしてしまえば元に戻ります。
ZOOMなどのオンラインレッスンなどで映すときは、どんな操作をするかわかりませんので、キャプチャをとるときくらいにとどめたほうが無難です。
常に消したいときはChrome拡張
ZOOMのオンラインレッスンをするたびにデベロッパーツールで消す、というのは面倒。そう思われる人は、Chromeの拡張プログラムである、Stylerをつかうとよいでしょう。
Stylerは、GoogleのChrome Web Storeで公開されている無料の追加プログラムです。そのウェブサイトに行くと、Stylerに登録しているCSS(見た目のデザインを調整するプログラム)に、毎回適用してくれるのです。
Styler – Chrome ウェブストア
https://chrome.google.com/webstore/detail/styler/bogdgcfoocbajfkjjolkmcdcnnellpkb?hl=ja
Stylerを使えば、毎回YouTubeのサムネイルを消す、ということも可能です。興味がある人は、CSSまわりのデザイン技術をしらべるとよいと思います。