予算別VTuberを動かす仕組みとそれぞれの特徴と事例、必要な機材もいろいろでスモールスタートからでも勿論大丈夫。いろいろな成長のさせかたがあるのもVTuberの魅力。

VTuberを演じるにはいろいろなシステムがあります。ライブ配信でVTuberを演じるときには、予算ごとにさまざまなアプリやシステムがあります。どれがすぐれているというわけではありませんし、VTuberの本質的な魅力とは別のところはありますが、どういう表現まで物理的にできるのかをご紹介します。

数千円+ウェブカメラ:FaceRig

FaceRigは、Steamというアプリ販売プラットフォームで購入することができます。

数千円で購入することができ、名前のとおり、このように顔の向きや口の動きをリアルタイムに反映してくれます。グリーンバックで利用すれば、OBSなどでリアルタイム合成が可能です。

VTuberが話題になった頃からあったため、多くの情報があることや、対応するオリジナルアバターの種類や、作れる人が多くいることが特徴です。

Live2Dというアプリも有名ですが、ライブ配信でリアルタイムトラッキングさせるためのアプリが別途必要になります。

いっぽう、アバターを自作することはかなり難易度が高く、動きの自由度は上半身や左右の限定的な確度に、限定されます。

ただ、それを補って、多くのLive2Dクリエイターが存在しますので、まずはFaceLigやLive2Dまわりのシステムで始めるのがよいかもしれません。

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2万円+ウェブカメラ:VRoid

数万円かけられるのであれば、VRoidがおすすめです。VRoidは、Pixiv社が提供する3Dアバター作成の技術の総称です。スマホアプリでも、PCアプリでも、VRoidとよばれるアバターを自作し、商用利用することができる画期的なシステムです。

そのアバターをリアルタイムに動かすことができるアプリも多数あります。3teneというアプリをつかえば、動きは限定的ながらも、無料で使えますので、簡単にVTuberライブを配信することができます。

また、Leapmotionというジェスチャーを検知するデバイスを購入し、Luppetというアプリを使いますと、リアルなハンドジェスチャーまでのモーションがつけられます。

表情や自然な手や指の動きがリアルタイムでつけられています。Leamotionというデバイスと、Luppetというアプリで、VRoidを動かせば、上半身ながら自然な動きがつけられます。

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4万円~:バーチャルキャスト

HTC VIVEや、Oculus Quest 2 といったVRゴーグルと、モーショントラッキングで、滑らかなトラッキングをします。上位機種ですと、全身のフルトラッキングもできて、バーチャルスタジオでのダイナミックな撮影が可能です。

こちらは、Oculus Quest 2 と、バーチャルキャスト、そしてアバターは前述のVRoid Studio で制作しました。

上半身だけですが、とても滑らかな動きと表情で、バーチャルタレントとしての活動にもいろいろと応用がききそうです。

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VTuberにはいろいろなシステムがある

ここで紹介しましたのは、あくまで1つの例です。

前述したように、アプリとトラッキングシステムの組み合わせはいろいろあります。また、予算をかければいいというわけでもなく、あくまでVTuberのキャラクターが重要なことはいうまでもありません。

ただ、予算をかけるほうができることが増えたり、髪の毛のゆらぎやかわいい衣装やカメラワークなど、表現が豊かになるということです。ただ、それに応じて、アバター制作や撮影にコストがかかっていきますので、単純に比例してよくなるわけではなく、指数関数的に予算は増えていく、と考えておくとよいでしょう。

いっぽう、VRMで出来ているVRoidなどは、3Dで制作されているため、3Dフィギュアが制作できるサービスもあるなど、回収の方法もひろがっています。

>>VRoid Studio で作成したキャラクターを pixivFACTORY で簡単に3Dプリントできる! – pixivFACTORY

ピクシブファクトリー

将来的に広げようと思えば、とにかく広がりをみせているのが、今のVTuberの市場です。

ですから、スモールスタートではじめて、人気が出てきたり、ビジネスとしての手応えを感じはじめたら、徐々に投資していくのがよいと思います。

最初は小さくはじめても人気がでれば、3次元化をするという流れは一般的で、応援してきたファンといっしょに成長シていくというコミュニティになっています。

>>Vtuberグループ「ビータスクリエイション」ジラトニ3Dライブクラウドファンディング開始のお知らせ – 株式会社シェガーのプレスリリース

このように、より表現力のある世界へとむかうとき、クラウンドファンディングをつかう例も増えています。

無理せず、小さくはじめられるのも、VTuberの魅力の一つです。

ぜひ、みなさんも、VTuberをはじめてみませんか。

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