YouTubeが描くオンラインビデオコマースの未来とは。YouTubeがインドのソーシャルコマースを買収

YouTubeがコマースを拡大させます。YouTubeは2021年8月12日、公式ブログでインド大手ソーシャルコマースのsimsimを買収したと発表しました。ライブコマースなど、大手SNS各社はEC機能を取り込もうとはやくも激戦がはじまっています。

>>simsim – India’s #1 Short Video & Shopping App
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加速するコマース取り込み戦略

>>Official Google India Blog: Helping viewers discover and buy products from Indian retailers through video: YouTube to acquire simsim

YouTubeは、simsimの以下の点について評価をしているように見えます。

  • 地元の企業、インフルエンサー、顧客をつなぐプラットフォーム
  • クリエイターは地元企業の商品に関する動画レビューを投稿
  • 視聴者はアプリから直接購入可能
  • ヒンディー語、タミル語、ベンガル語の3つの現地語で利用可能

たしかに、ここまで動画コマースで、しっかり機能していて、インフルエンサーもいるというのは、中国をのぞいて、世界中をみてもなかなかないように思います。

YouTubeはインドを重要視している

そういえば、ふりかえってみると、YouTubeは、かねてからインドを重要視した戦略を進めています。

>>Building YouTube Shorts, a new way to watch & create on YouTube
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YouTubeショートをいちはやくリリースしたのも、インドでした。

たしかに、中国に匹敵する人口の市場としては、中国が進出しづらい昨今においては、自然な流れとも言えます。

YouTubeがみすえているのはオンラインビデオコマースの未来 なのかもしれません。