Facebookもリールを米国で実装。7つの特徴と企業がおさえておくべきポイント。クリエイター基金の対象にもなっていてクリエイター囲い込み競争が激化しそうです。

Facebookも米国でリール(ショート動画)を実装しました。いずれ世界に広がるとは思いますが、ショート動画の勢いは止まりませんね。

Facebookもショート動画を実装

Facebookはかねてからショート動画のテストを行っていましたが、2021年9月30日に正式に米国でのローンチを発表しました。

公式Twitterでも告知しています。

紹介されている動画をみますと、残念ながら、Facebookショートからの埋め込みではなく通常の編集された紹介ムービーでしたが、Facebookリールの概要はつかめます。

一見すると、Instagramリールとほぼ同等のように見えますが、いくつか、おそらく異なるであろう点もありましたので、まとめます。

Facebookリールの7つの機能

>>米国のFacebookでリールをローンチ-Facebookについて

Facebookが公式に、Facebookリールについてローンチを発表しています。そこから、見られるFacebookリールの特徴と期待するポイントを紹介します。

Facebook内でめだつ場所に露出する

Facebookリール

プロモーション動画を見る限り、Facebookのトップの好ポジションにおすすめがきそうな雰囲気。

ニュースフィードの上部と、新しくできる専用のニュースフィードセクションの両方に掲載されることが、公式でも発表されています。

相性もあるでしょうが、新規獲得に意欲的な企業はぜひとも使ってみたいですね。

撮影にグリーンバックが使える

Facebookリール

動画内でも、きれいな合成がされていました。グリーンバックが最初から実装しているのはいいですね。

リール動画投稿でいえば、Instagramリールからの投稿にも対応するようです。

公開範囲がFacebook並みに設定できる?

Facebookリール

いいね、コメント、シェアがあるのはTikTokと同様ですが、投稿者の下に「Public」と見えます。公開範囲をコントロールできる、ということでしょうかね。Facebookらしい機能なので、楽しみです。

グループ内投稿にも使える

Facebookリール

動画内では、パブリックグループの画面が表示され、そこにアカウント名が表示されない投稿が出てきました。

これは、グループ内メンバーがFacebookリールを投稿できるようです。

Instagramリール同様、音楽が使える

Facebookリール

画面を見る限り、音楽とのリミックスは、Instagramリール同様に使えそうですね。Facebookミュージックライブラリから曲を検索するとのこと。

ただあとは、日本でリリースされたときに、Instagramと同程度の曲数が用意されているかどうか、という点が注目です。著作権とからむことなので、このあたりは最後までわかりません。

リール広告という展開

リール間のフルスクリーン広告と没入型広告のテストをまもなく開始

企業や宣伝したい個人に、あらたな広告枠が登場することになりますね。リールっぽいテイストの動画であれば、エンゲージメントは高くなりそうです。

Facebookを運用している企業であれば、活用したいですね。インサイトなども、Facebook広告のものを転用するでしょうから、PDCAもまわせるかと。

クリエイター基金の対象になっている

2022年までにクリエイターに10億ドル以上を投資するという取り組みの一環として、リールを見たときにクリエイターがお金を稼ぐのに役立つ新しいボーナスプログラムも提供しています。

事例として紹介されているクリエイターはInstagramのリール動画でしたが、スポンサード動画を投稿していました。

ショート動画クリエイターの囲い込みは、さらに競争が増しそうです。

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