フォートナイトというゲームをご存知でしょうか。全世界3億5000万人とも言われる人気ゲームです。そのフォートナイトをプレイして稼ぐクリエイターがいます。e-Sports選手でなくとも、ユーチューバーでなくとも、稼げるクリエイターサポートについて紹介します。
この記事の目次
世界中で人気のゲーム・フォートナイトとは
日本ではテレビCMでトキオが出演して話題になりました。
フォートナイトは、大きくわけて3つのゲームモードを持つ、世界中で人気のゲームです。3つのうち1つだけは有料なのですが、あとは無料ですべて遊べます。
ビジネスとしては、ゲーム内で自分の分身であるアバターをゲーム内で販売することで、開発企業は儲かっています(もちろん他にも収益はあります)。
人気なのは、無料でできるバトルロイヤルモードです。世界中の知らない人たちと、巨大な島に100人が降り立ち、バトルをして最後の一人になることを競います。1プレイだいたい15分~20分ほどで勝負がつく絶妙なバランスで、2017年のリリース後いまでも人気ゲームの地位をほこっています。
現在ではメタバースとしても注目されていて、2021年9月に星野源さんがゲーム内でバーチャルライブをするなど、ゲームの枠を超えた存在になりつつあります。
>>星野源、「フォートナイト」でバーチャルライブ 米津玄師に続き – ITmedia NEWS
もちろんフォートナイトのゲーム実況やプロとしても稼げます
フォートナイトは世界中で人気のゲームですので、多くの大会が開催されています。そこで勝ち進み賞金を手にするe-Sports選手という稼ぎ方もあります。
また、YouTubeやTwitchといったゲーム実況のライブや、動画配信などで人気をえて、広告収益や企業案件やライブの投げ銭などで稼ぐといったことも可能ではあります。
ゲームのプレイ技術は高いにこしたことはありませんが、大会で1位にならなくとも、スキルが高ければユーチューブでコミュニティをつくり、メンバーシップで稼ぐという方法もあります。
また、フォートナイト自体を教えるですとか、フォートナイトのゲーム内で英会話を教えるなど、多方面で稼ぎ方は広がっています。
>>フォートナイトの基礎教えます&サポートプレイします| ゲームのアドバイス | ココナラ
>>REDEEで「フォートナイト」を利用した英会話スクールが開講
しかし、本記事でご紹介しますのは、そのいずれでもない、クリエイターとしてフォートナイトで稼ぐ方法です。
実際、わたしもこの収益を得てクリエイター活動をしています。
EPICのアフィリエイト・クリエイターサポート
フォートナイトでは自分でマップを作ることもできる
フォートナイトにはいくつかのゲームモードがあると前述しました。その1つにクリエイティブというモードがあります。
このモードは、フォートナイトのゲームマップを自分たちで作れるモードです。近いゲームでいいますと、マインクラフト、あつまれどうぶつの森、マリオメーカーといったタイトルが自分でゲームを作ることができるゲームです。
フォートナイトクリエイティブでは、世界中のクリエイターがゲームマップをつくり、無料で公開しています。そして世界中のプレイヤーは、そのマップで遊ぶことができるのです。
とくにEPICが公式におすすめしてくれますと、全世界の何億人もの人の目にとまるため、ものすごい数のプレイヤーがマップで楽しんでくれる、ということが起きます。
この膨大なトラフィックから、クリエイターへ還元できる仕組み、それがクリエイターサポート(通称:クリサポ)なのです。
なお、クリサポには審査があります。それなりのユーチューブでなくとも、SNSで一定のフォロワー数が必要などいちおう基準はあります。
>>Epic Gamesクリエイターサポートプログラムに参加する資格があるのは誰ですか? – クリエイターサポートのサポート
クリサポはアイテム購入時にクリエイターを支援できる
トップ画像のこちらのマップは、日本のクリエイターであるネバティさんが制作したマップです。壮大なファンタジーの世界が表現されています。このマップを世界中のプレイヤーが利用しているのです。なんとも夢のある話です。
そしてこのマップは、「ハブ」と言われ、あらゆるマップに行くために通過エリアであり、採用されればフォートナイトをプレイする世界中のプレイヤーの目にとまることになります。ですからそこに、自分のクリサポIDを書けば、多くの人の目にとまり、そしてプレイヤーの何人かは、クリエイターを支援するために、アイテム購入時にそのIDを入力し支援してくれる、となるわけです。
マップが採用されれば、世界規模のゲームに自分のIDを露出できるのです(もちろん世界中のクリエイターのトップ集団にいられるクォリティがあってこそです)。
こちらがゲーム内のアイテムショップです。さまざまなスキン(アバター)やアイテムを購入することができます。強さには影響しないのですが、自分を演出するアイテムとして、人気があります。
ここで購入時に、前述の支援したいクリエイターのIDを入れて購入するのです。そうしますと、売上の数%がクリエイターの収益になります(期限はあります)。
前述のようにフォートナイト内では、定期的に有名アーチストのバーチャルライブがあります。
>>米津玄師がFORTNITEに登場 ゲーム空間でライブを体感|NIKKEI STYLE
20年4月に行われたラッパーのトラヴィス・スコットのバーチャルイベントでは、同時接続数1230万人という驚異的な記録も打ち立てた。
ゲームマップということでは、あまり言語は関係なく楽しめるものも多く、世界中の人がクリサポをしてくれえる可能性があります。
たとえば、上図の800v-bucksのスキンの5%のアフィリエイト収益だとすると40円。そして、前述のライブ参加者の1230万人のうち、0.01%である1230人が課金してくれたとします。すると、約5万円。これだけ聞くと少ないように感じますが、実際にはその28倍にあたる3億5千万人がプレイヤーですので、そして毎日可能性があるわけですので、単純に28倍しても、月収140万円になります。※あくまで仮の理論上の計算です(EPICは数字公開を禁じているため)
フォートナイトクリエイティブで、世界中のプレイヤーに遊んでもらえるマップをつくりますと、こうした夢のある収益化が可能になるわけです。
こちらのヤッピーさんは、大学院の学費をクリサポで払ったと告白しています。世界中でプレイされるフォートナイトならではのドリームです。
さらにはたいていはそこまで人気のクリエイターになりますと、YouTubeでフォロワーもたくさんつき、ユーチューバーとしての収益もでてきます。また、マップもどんどん作っていけば、蓄積になりさらなる収益が期待できます。
こうしてフォートナイトは、開発企業・クリエイター・プレイヤー、そして視聴者をまきこんだクリエイターエコノミーを確立しているのです。
やはり圧倒的な数、というのはそれだけで力がありますよね。もちろん、そこにのぼりつめるためには、努力と才能と戦略が不可欠なことは言うまでもありませんが、わたしのように少額でもゲームで稼げる仕組みがあること自体がすごいなあと思います。
今や、ゲームで稼ぐということは珍しくなくなりましたが、それでもこうした稼ぎ方もあるということは、クリエイターエコノミーの奥深さを感じずにはいられません。