月額課金のサブスクモデルを構築したいという人が増えています。クリエイターエコノミーにおいては、スポットで商品を売るだけでなく、毎月安定した収益があると経営が安定します。国内でも継続課金に対応したプラットフォームが増えてきましたので、2021年の最新版をまとめます。※2021年9月6日追記
この記事の目次
サブスクのビジネスを作りたい
Photo:license by firstenergycorp
コミュニティや有料記事など、月額課金のサブスクビジネスを作りたいという人も多いのではないでしょうか。
クリエイターエコノミーといっても、生活を安定させるためには、月額課金の収益があるにこしたことはありません。
ただ、月額課金という決済システムは思った以上に複雑です。締日はいつか、日割りはできるのか、退会手続きは簡略か、など携帯電話などの契約でもトラブルがあるくらいですので、そのニーズは多様で対応もとても大変です。
ですから、オンラインサロンなどを作る著名人でもこうした月額課金サブスクプラットフォームを使うことが多いものです。ただ、最近は選択肢が増えてきましたので、ブランドや求める機能による選択肢も増えてきたと思います。
サブスク決済システムを検討するとき、チェックする項目は以下です。
- サービス利用料・手数料
- 会員機能や提供する機能
- 決済方法の種類
- どこがやっているサービスか
サブスクはユーザー側で見てみると、なくなると困るサービスだったりもします。そうしたとき、後述のようにサブスクプラットフォーム自体がサービスを終了してしまいますと、利用者にも運営者にもダメージです。そうしたことにならないよう、慎重にプラットフォームを選びましょう。
それでは、オンラインサロンなどがつくれる、サブスク決済プラットフォームを紹介します。
月額課金サブスクできるプラットフォーム
noteメンバーシップ
>>あなただけの月額サブスクを作れる 「note メンバーシップ」
月額会費制のコミュニティを作成できます。
簡単な審査はありますが、設定金額は100〜10000円と幅広く設定できます。プラットフォーム利用料は10%です。
掲示板とメンバーシップ限定記事、といった交流が可能になります。
各オンラインサロンプラットフォーム
>>オンラインサロンを開設したい方へ – DMM オンラインサロン
CAMPFIREやDMMや、SALON.JPなど、オンラインサロンのプラットフォームは現在、たくさんあります。大手の安心感があることがメリットです。
審査制だったり、手数料が異なったりなど、もとめる機能と料金はけっこうバラバラですので、運営したい内容にあったところを見つけましょう。
ただ、大手であっても、ユーザー同士のトラブルや課金のトラブルなどは、主催者が解決しなくてはいけないところは、他といっしょです。
pixivFANBOX
イラストレーターや絵師さん界隈ではすでに多くのコミュニティ実績がある、コミュニティ運営プラットフォームです。
すでにPIXIVに最適化された機能が豊富にあり、Pixiv内課金に慣れたユーザーであれば、ハードルが低いのが特徴です。
ファンティア
>>ファンティア[Fantia](全年齢)|クリエイター支援プラットフォーム
同人誌業界で有名なとらのあなが運営するファンコミュニティプラットフォームです。
同人誌で多くのファンをもつデザイナーやイラストレーターが多いため、他と比べ、幅広く柔軟なファンコミュニティ作りが認められています。
BASE Apps | コミュニティ
無料のオンラインストア作成プラットフォームのBASE。アプリでいろいろな機能を追加できますが、そのなかに、コミュニティをつくる機能があります。
しかも、有料・無料、どちらのコミュニティもつくれます。会員登録した人は、会員限定商品と、会員限定URL(外部などでショップ側が用意する必要あり)を、知ることができます。ニュースレターや掲示板などはありません。
YouTubeメンバーシップ
>>チャンネル メンバーシップを有効または無効にする – YouTube ヘルプ
YouTube収益化の条件をクリアする必要はありますが、YouTubeで課金慣れしているユーザーは非常に多いため、リスナー層とマッチすれば、強力なサブスクコミュニティが作れます。
PAGEFUL
>>PAGEFUL(ペイジフル)
>>メンバーペイ
自分だけの継続課金・コンテンツ販売サイトが簡単につくれます。また、テキスト、動画・音声ファイル、Q&Aなどのコンテンツを配信・販売もできます。
月額課金のサブスクサービスを利用したいときは、メンバーペイという決済をつかいますと、こちらも簡単に、コミュニティが作れます。
なお、メンバーペイはサブドメイン方式で間貸しをしているため、サイト内検索をつかいますと、どのような事業で使われているのか、事例をたくさん見つけることができます。
>>site:memberpay.jp – Google 検索
WordPress Simple Membership
>>Simple Membership – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
もともとコミュニティ機能やユーザー管理機能のあるWordPressで、PayPalを使って決済機能とからめて、コミュニティづくりができます。
MOSH
サービス予約や販売などができるMOSH。月額サブスクのサービスページをつくることもできます。
ニュースレター Substack
>>Substack – Start a paid newsletter
海外で人気の、有料メルマガや有料記事を発行できるサブスタック。月額課金の設定もできて、年払いなどにも対応しています。
PayPal/Stripe
>>PayPalアカウントで、顧客の定期支払い、サブスクリプション
>>Stripe Billing: サブスクリプション、継続支払い
PayPalは任天堂公式ショップでも使われている世界的な決済サービスです。Stripeはその後発のサービスですが、世界中でシェアを伸ばしています。
いわゆる汎用的な決済サービスですが、サブスク課金にも対応しているため、ビジネスで利用できますと手数料をおさえつつ、月額課金が可能になります。
WorksPay
>>オンライン集金アプリ|月謝&会費徴収システムも|WorksPay
サイトで詳しく見る
運営はブルーカーブ株式会社。
SubscLamp
>>サブスクリプションプラットフォーム | SubscLamp(サブスクランプ)
サイトで詳しく見る
運営はインタースペースの関連会社、ストアフロント。
Shopifyアプリ
>>【徹底解説】サブスクのネットショップ開業方法 — ストアの作成方法【2021年版】
定期購読といった国産のShopifyアプリもあります。
Bitfan
オンライサロンでのサブスク課金のプラットフォーム。
画家の中島健太さんがオンラインサロンで使っています。
有料販売や投げ銭ができる
Buy Me a Coffee
いわゆる投げ銭ボタンをつくれるサービスです。
投げ銭よりはいやらしくない感じで、海外で広がっています。
codoc
>>codoc | あなたのコンテンツをあなたのサイトで販売・課金できる コードク
WordPressで有料記事を提供できるプラグイン。
OFUSE~有料ファンレター
文字数単位で課金して、ファンレターをクリエイターに贈れます。
PayPal/Stripe
PayPalはペイパルミーなどで投げ銭ができます。
ネガティブフィードバック「言いにくいこと」を相手にきちんと伝える技術 : 難波 猛
終了したサービス
>>忍者スリスリくん ( surisurikun ) の「 SUZURI People機能提供終了のお知らせ 」というジャーナル ∞ SUZURI(スズリ)
SUZURIはYouTubeともショッピング連携し、上場企業が親会社であるペパボが運営してましたが、残念ながらサービス終了。
本業の売上にあまり絡まなかったのでしょうか、詳細は不明ですが、大手でもこうしたことがあるので、ファンのリストを預ける以上、見極めは慎重におこないたいですね。