水でふくらむボールの誤飲が問題になっています。もつ人によっては生命の危険があるものは、安易にSNSにあげることはさけなければなりません。とくに、若い世代がおおくみているSNSほど、そうしたリスクはたかまる可能性がありますので、親もしっかり監視しないといけません。
SNSで子供が遊ぶ水で膨らむボール
SNSで、水で膨らむボールを子供が遊んでいる動画が散見されます。
>>水で膨らむボールの人気動画を探索しましょう | TikTok
SNSではこうした、めずらしいもの、おもしろいもの、美味しそうなもの、動きとしてインパクトがあるもの、手に入りやすい(100均で買える)ものなどは、注目が集まりやすく、再生回数がふえますと、さらに拡散されるアルゴリズムになっており、子どもたちの目にもとまりやすくなっています。
お腹のなかで膨らみ開腹手術
しかし、その水で膨らむボールを誤飲する事件が多発するようになりました。
かつてもスーパーボールを誤飲するような事件はありましたが、今回の事件はさらに深刻です。お腹のなかでふくらむのです。ですから、上記ニュースが報じたところによりますと、開腹手術で取り出したとのことです。
海外では、ウォータービーズを誤飲しとりだしたものの、脳に障害がのこった家族が報じられています。
「無害」の表示のおもちゃ“ウォータービーズ”で生後10か月女児、脳に障がい(米) (2021年12月13日) – エキサイトニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/Techinsight_20211213_839758/
国民生活センターが警鐘
乳幼児による水で膨らむボール状の樹脂製玩具の誤飲にご注意!(発表情報)_国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20211223_2.html
2015年にインテリアやディスプレー等に使用する、水で膨らむボール状の樹脂製品による幼児の腸閉塞の事故があり、注意喚起を行いましたが、再び同様の事故が樹脂製玩具においても複数件発生していることから、事故の再発防止のため、改めて消費者に注意喚起を行うこととしました。
アルゴリズムは無意識に表示してしまう
2015年頃にもあったと書かれていますが、じつは2015年にYouTubeでこのネタをとりあげた動画が多く投稿されていました。いまやSNSが起点となって「人によっては」危険な情報にさらされるリスクがゼロではないのです。
プラットフォームは年齢による制限を、形式上設定はしていますが、安易に見せっぱなにしている親も多いものです。とくに、アルゴリズムで勝手に表示される動画には、そうした対象外年齢のユーザーは「見ていないもの」として処理されますので、危険な動画が表示されることもあるのです。
もちろん、どこまで気をつけるの?というのはありますが、子供が興味をもちそうなもの、子供にわたす可能性があるものなどを基準に、自分なりに考えることが、重要だと思います。無考えにバズるからあげる、は絶対にしてはいけません。
AirPodsを誤飲した少年、救急病院に運び込まれる – iPhone Mania
エアポッズでさえ、誤飲ありますので、ほんと気をつけるに越したことないです。
ただ少なくともクリエイターが持続的にネットから収益を得たいと思うのであれば、誰が見ても安全であったり、安全への配慮を最大限おこなう、といったポリシーはもちつづけるべきです。