TikTokの新技術へのキャッチアップがすごいのでまとめました。
TikTokが取り込んでいる新技術や新機能
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2021年になってからさらに加速している感のあるTikTokの展開。
クリエイターマーケットプレイスやジョブ、ショッピングといった、B向けの機能を充実させたり、AR、VR、ブロックチェーンといった最新テックの取り組みを進めたり、セキュリティなどの強化でコモディティプラットフォームへ成熟させたりと、全方位に投資をおこなっている印象です。
いっぽうで、これまで #TikTok教室 など教育展開を重視していたTikTokが、教育関連の人材削減を発表しました。これは、中国政府の詰め込み教育対策への配慮だと思われます。
>>TikTok運営「バイトダンス」、教育事業で人員削減 | 東洋経済オンライン
こうしたチャイナリスクと直結する危うさは今後も続く見込みです。
それでは、今後TikTokに起こりうる機能実装や最新技術をみていきましょう。
今後TikTokにくるであろう新機能
VR
>>TikTokの所有者であるByteDanceがPicoを買収し、VRへの第一歩を踏み出しました
Facebookが先行するVRを追撃する形になるかと。どういうかたちで展開していくのか注目です。
AR
すでにちょっとしたARエフェクトやフィルターは実装されていますが、独自のAR開発プラットフォームTikTok Effect Studio を構築しているとのこと。
事業者向けのオープン化を進めていますよね。
ブロックチェーン
>>TikTokとストリーミングサービスのAudiusパートナー-RollingStone
ブロックチェーン音楽プラットフォームAudiusと連携を発表しました。TikTokの圧倒的な音源利用シーンから、新たなドリームが生まれるかもしれません。
マーケットプレイスAPI
>>TikTok Launches Creator Marketplace API to Facilitate More Brand Collaboration Opportunities
広告主向けにクリエイターのマッチングをTikTokは行っています。そのマーケットプレイスのAPIをアップデートするとのこと。
ショッピング
>>TikTok expands Shopify partnership, pilots TikTok Shopping in US, UK and Canada | TechCrunch
Shopifyパートナーシップを拡大していますが、今後、米国、英国、カナダなどで、TikTokショッピングを試験的に実施するとのこと。
いよいよですね。
セキュリティ
>>TikTok policy change hurt cryptocurrency creators
規約の厳格化。安全はもっとも重視しなくてはならないファクターですが、それで他プラットフォームへ移るTikTokerも。
政治リスク
TikTok子会社の株式を中国政府が取得し取締役に参加したとのこと。TikTokにかぎらず、IT巨大企業への影響力を増やしていきますね。
ビデオ履歴書
>>TikTok Video Resumes May Be the Next Big Thing in the Job Market | PEOPLE.com
履歴書ビデオの投稿で、ジョブ市場へ参入を表明していました。
ストーリー
>>TikTok confirms pilot test of TikTok Stories is now underway | TechCrunch
これは新技術というものではないのですが、Twitterも実装したことがありますので、来てもおかしくはないかな、という感じですよね。
ただ、Twitterも撤退してしまいましたし、もともとショートなコンテンツがメインだったので、どうなるか。