YouTubeなどSNSで無許可で替え歌をうたうと同一性保持権の侵害になります。

安易に替え歌をうたうと、同一性保持権を侵害したとして、権利者に差し止められるかもしれません。替え歌は原曲の歌詞を変える行為ですから、YouTubeなどSNSに投稿するときは、かならず権利者に許可をえて、投稿しなくてはなりません。それは、包括提携しているYouTubeであってもそうなので、注意しましょう。

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同一性保持権をやんわり注意

人気VTuber、楽曲の無断使用で謝罪 「著作権って難しいよね」作者指摘で発覚…動画は非公開に(J-CASTニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7014a2d865e1b4b2b34096901a4d999338b40fc4

ある人気VTuberが、替え歌をうたった「楽曲を無断で編曲・カバーした」動画に対して、権利者がやんわりTwitter上で示唆したところ、動画は非公開になった、という事案です。

YouTubeでは、なぜか替え歌は見過ごされることが多く、軽い気持ちでアップしがちですが、上記の記事のように、じつは著作権のうちの同一性保持権に侵害する行為です。作者からすれば、自分の作品を、勝手にいじられない権利があるわけです。

ただ、それをYouTubeなど多くのSNSでは黙認されている、というだけです。

VTuberにDMするのではなく、やんわりと公開されたメッセージで伝えることで、ファンやまわりの人達にも、注意喚起をすることに成功しています。

クリエイターエコノミーにおいては、著作権はしっかりまもり、尊重されなければなりません。

 

替え歌は同一性保持権を侵害するリスクがある

替え歌 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BF%E3%81%88%E6%AD%8C

YouTubeなど、JASRACと包括提携しているSNS(Twitterは提携していない)では、アカペラで歌をうたったり、演奏したりすることは、問題なくできます。著作権使用料などはかかりません。

しかし、JASRACでは、著作権のひとつである同一性保持権は、管理していません。ですので、JASRACと提携しているSNSであっても、無許可で、替え歌動画をアップしますと、著作権侵害になる可能性が高いです。

ちなみに、Twitterは、JASRACやNexToneとはそもそも包括提携していません。

同一性保持権がセーフになる場合

ただ、たとえば、すでに著作権がきれた楽曲などは、問題ありません。また、権利者に替え歌をする許可がとれていれば問題ありません。

なお、ネットではいろいろなサイトで、いろいろな情報が書かれていますが、間違っている情報もありますので、注意してください。著作物利用の基本原則は、権利者に許可をもらわなければアウト、です。

古い歌も翻訳を変えると著作権侵害のケースも

パーマ大佐の「森のくまさん」パロディー曲 作詞家が著作権侵害を主張、販売差し止め求める(1/2ページ) – 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20170118-LVSVUB7INZJ4VEQVATTOVGET64/

いくら著作権がきれた古い曲だからといっても注意しましょう。森のくまさんはたしかに古い歌で曲自体は著作権がきれています。しかし、それを翻訳した日本語歌詞は、著作権がきれていないのです。

上記の記事は、その日本語歌詞を替え歌にして販売したことで、翻訳者から差し止められたケースです。

古い歌でも、翻訳されたものは注意しましょう。

替え歌は変えたことがわかるから替え歌

ゼロから曲に歌詞をつけて歌えばいいのでは?と思うかもしれませんが、それは替え歌ではありませんよね。替え歌は替え歌だから面白い、という声もあることはわかります。

ただ、それも同一性保持権をしっかり尊重したうえで、自分の作品として昇華させなければ、その面白みはうすいものになってしまうでしょう。

実際、しっかり許可をとった上で、面白い替え歌を歌いつづけている著名シンガーがいます。

替え歌で有名な嘉門タツオさんは許可をえている

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替え歌って面白い! けど – 窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/shseri/copyright/1012512.html

嘉門タツオさんによると『替え歌をリリースするとき、一番大変なのが関係各所に権利関係の許諾を取ること』なのだそうです。

替え歌シンガーとして有名な嘉門タツオさん。彼は替え歌のすべてで、ちゃんと許可をとっているそうです。ほんとすごいですよね。

やはり長くつづいているアーチストは、他社への配慮をかかしていません。

SNS投稿者は、著作権をしっかり守って投稿しましょう。他社へのリスペクトとしてもそうですし、自分をまもるためにも重要です。

法を守るものは、法に守られます。

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