バーチャルツアー体験ガイドの会場下見に行ってきた

バーチャルツアーの講演

バーチャルツアーガイドとは、Googleストリートビューやライブカメラなどネットで仮想体験できる場所をガイドすることです。あるイベントで解説をすることになりましたので、そのセッティング等の会場下見に行ってきました。

こんにちは、Googleマップ大好きカグア!です。もうマツコさんのTV番組に出させて頂いて1年もたつのですが、まだ昨日のように思い出されます。

そんななか、高校でのGoogleマップの講義に続き、バーチャルツアーガイドのご依頼がありましたので、その内容を少しだけご紹介します。当日は入場無料ですので、お近くのかたはぜひいらしてみて下さい。

関連記事
>>Googleマップの講師として岐阜県立中津商業高校で講義してきました
>>マツコの知らないGoogleマップの世界で紹介した地図リンク置き場
>>Googleマップの使い方と便利技をまとめたよ
>>3倍返しのキモチ

バーチャルツアーガイドのお仕事

バーチャルツアーガイドとは

今回のお仕事でいうバーチャルツアーは、遠出が出来ないかたや、Googleストリートビューを知らない方に向けて、仮想旅行ツアーを企画し紹介する、というものです。

Googleの公式ブログでも、外に出ることができない女性が、Googleストリートビューで見つけた素敵な風景を、Instagramに上げ人気を博していることを取り上げています。プライバシーなど一部課題もありますが、Googleストリートビューがもたらす視覚化の広がりは、私達の生活を変えてくれています。
>>The Agoraphobic Traveller shares her Street View portraits
>>広場恐怖症 – Wikipedia

私も毎月国を決めて世界遺産のスポットを中心に、毎日Instagramに投稿しています。こだわりとしてはGoogleが公式に撮影したスポット限定という点。ユーザー投稿のパノラマ画像は入れていませんが、それでも多くのドラマティックな風景を体験することができるはずです。
>>世界遺産をGoogleマップで妄想旅行(@kagua_biz)

そんな世界中のGoogleストリートビューチームの皆さんが撮影された、世界各国の素敵な画像を、30分という短い時間ですが、バーチャルツアー当日ご紹介します。

バーチャル世界旅行の講演

セレモニーという葬儀会社のイベントで、Googleストリートビューを使い、その使い方やバーチャル旅行の楽しさを講演をします。チラシはこんな感じ。無料です。
171210_越谷東口Hフェアチラシ

  • 会場:セレモニー越谷東口ホール
  • 2017年12月10日(日)
  • 10~16時(出演は11時から30分)
  • 参加無料 ※要・お問い合わせ
  • 電話番号:0120-45-8000
  • 入場無料

私の講義部分を拡大しますとこんな感じ。肩書はインターネットトラベラーです。ちょっと照れます。
インターネットトラベラー

定期的にこうした顧客向けのイベントを開催し、地域に密着した企業として活動されています。こちらは過去のイベント告知ページです。
>>【11月19日開催】浦和ホール グランドオープン企画第2弾 西郷輝彦オンステージ |葬儀|お葬式|セレモニー

会場であるセレモニーさんは、冠婚葬祭などの執り行う企業さんで、埼玉県内で20ものホールを備え、50年の実績を誇ります。
>>さいたま市|葬儀|セレモニー
セレモニー

ラッピングバスや映画館のCMなどでおなじみで、埼玉県下では知名度の高い企業です。

高齢の方で足が悪いかたや、旅行になかなか行けないかたに、何か旅行にいった気分になってほしい、という思いから、今回のバーチャルツアーが企画されたそうです。前述のGoogleの事例と似ていますね。

また、Googleストリートビューでは、渡航に警戒が必要な地域や、行くことに難しい地域への理解にもつながると思います。

そんな仮想世界の旅に皆様をお連れし、世界やGoogleストリートビューの理解につながればと思います。

バーチャルツアーの会場の下見

ネット回線の確認

これがある意味一番重要で、ネット回線がないと仮想体験ができませんので、シビアにチェックします。会場から大丈夫ですよ、と言われても担当者さんによって基準が異なるため、自分で確認しないといけません。また、Googleストリートビューは意外とデータ量があるので、最低でも4Gは必須なのです。
会場のネット回線チェック

あと万一に備えて、自分自身もテザリング端末は持参します。そのテザリング速度もいちおう測っておきます。都心でもキャリアによって若干違いがありますし。

音響と映像の確認

映像は最近はプロジェクタで使える端子を実際に確認します。また、スクリーンの投影状況も確認しませんと、当日「映える仮想風景」というものも変わってきますので、念入りにチェックします。
バーチャルツアーガイドのお仕事

また、音声が意外とうまくいかないことも多く事前確認が欠かせません。この日もプロジェクタ本体スピーカーから音声がなってしまい、慌ててミュートしました。また、このミュートも最近のプロジェクタにありがちな「リモコンでしか操作できない」のでした。そして、そのリモコンにちゃんと電池が入っているかなど、リハーサルは必須なのです。

とくに音声はこちらの設定もあります。HDMIは映像と音声の両方を信号として出しますので、その切替はPC内部でも行わないといけないのです。うまくいくまで設定し、当日忘れないために念のためキャプチャも撮影しておきます。
バーチャルツアーガイドのお仕事

こんな感じで、リハーサルを終え、申込者の状況や好みなどをわかる範囲で聞き、公演内容にも活かすようにします。こちらも当日までワクワクします。
セレモニー

バーチャル世界ツアーは楽しい

大画面テレビやプロジェクタで、Googleストリートビューチームが撮影した、観光地や絶景をめぐるのは本当に楽しいです。家にいながらにして世界中を旅できます。
短焦点プロジェクターEB-535W

こんなところも行けるの!という発見が毎回あって、Googleストリートビューチームの皆さんの努力には頭が下がります。

思えば、バーチャルツアーガイドとしては、岐阜県立中津川商業高校につぐ2事例目です。
Googleマップの講師

思い返すと、マツコさんのTVに出演させていただいたことがきっかけでもあります。ありがたいことです。
https://www.youtube.com/watch?v=yPGBpdtg6tw

Googleストリートビューは今や誰もが使うツールですが、こつこつとGoogleストリートビューで見られる世界遺産や絶景をリストに貯めていったことが活きています。
バーチャルツアーのガイド

例えば、現在1100近くある世界遺産ですが、じつはGoogleストリートビューで見られる世界遺産の場所は、半分も満たないです。しかもその中でも、そのお城の中などを巡れたり、3Dビューで見れたりする場所は、さらに限られます。それがどこかという情報を日々更新して蓄積しています。

また、Googleストリートビューの面白画像というのはSNSなどで日々出回っていますが、実はそれらが現在でも見られるかというと、そうでもないものも結構あります。また、フェイク画像も少なくありません。Googleストリートビューチーム撮影のものと、ユーザー投稿のパノラマ画像とが、混在もしています。そうしたウォッチも含め、気づいたら多くの時間、Googleマップに接していました。

そもそもGoogleストリートビューは、国際連合加盟国193か国(2017年10月現在)、すべてで見られるわけではありません。政治的に安定している地域が多く、渡航に警戒が必要な地域ではほぼ存在しないのが現状なのです。
中東ではGoogleストリートビューはほとんどない

また、Googleストリートビューから、Googleマップまで情報を広げますと、すでに地球外の地域情報をも網羅しています。凄いですよね。
>>Google マップ(地球)
Googleストリートビューは地球外にも

そんなGoogleの偉大な成果をもっと多くの人と共有したいという思いで、ローカルガイドや、認定ストリートビューフォトグラファーなどの活動とともにこうしたガイドも行っています。

普段はGoogleアナリティクスなどマーケティングよりの活動が多いですが、一般のかた向けにGoogleの素敵な活動を共有することととしては、身近なGoogleマップが相性が良いのかなと思っています。

よろしければ是非皆さんと会場でお会いできことを楽しみにしています。下見は無事終わりましたので、データの作り込みをさらに頑張ります。

無料ですので、是非。

くわしく学ぶ世界遺産300<第2版>世界遺産検定2級公式テキスト | 世界遺産検定事務局, NPO法人世界遺産アカデミー

くわしく学ぶ世界遺産300<第2版>世界遺産検定2級公式テキスト
Amazonで詳しく見る

楽天で詳しく見る

Yahoo!ショッピングで詳しく見る

関連情報リンク

Googleマップやストリートビューなどに関する利用規約。Googleロゴ表示などのガイドラインも。
>>使用許諾 – Google
>>Google マップ/Earth 追加利用規約 – Google

プライバシー保護とフェアユースとのバランス。
>>ストリートビューのプライバシーについて – YouTube

もちろん、プライバシーは尊重されなくてはいけません。
>>Google法務責任者が語る、「ストリートビュー」のプライバシー問題 – ITmedia NEWS

フォロワー8万人の、Googleストリートビュー・インスタグラマーさん。
>>Agoraphobic Travellerさん(@streetview.portraits) • Instagram写真と動画

ヨーロッパですと、ドイツとオーストリア、アジアですと韓国などが、有名です。
>>Googleのストリートビューがドイツにあまり対応していないのはなんでで… – Yahoo!知恵袋

上記のインスタグラマーさんをGoogleも公式に取り上げています。
>>The Agoraphobic Traveller shares her Street View portraits

バーチャルツアーは、Web技術が発展しブロードバンドが普及しはじめた頃から、広がりを見せるようになりました。
>>バーチャルツアー | MIERU画

360度VR画像の加工は以前はとても難しかったのですけどね。技術の進歩は凄いです。
>>360度写真からバーチャルツアーを作成できる「Flic360Make」 – 週刊アスキー

シータも4K対応など、民生用の360度カメラも4Kが当たり前になってきましたからね。徐々に画質は良くなっていものと思われます。
>>Googleストリートビュー撮影車のカメラが8年ぶりに更新。写真の高画質化のみならず検索機能もパワーアップ – Engadget 日本版

こちらも画像処理の進歩の記事。バーチャルツアーにとってつなぎ目撲滅はとても有益。
>>ストリートビューから奇妙な継ぎ目が消える――Googleが画像ブレンド技術を大きく改良 | TechCrunch Japan

最近は、ファンや顧客向けに多くのバーチャルツアーが作成されていますね。
>>カープ公式スタジアムバーチャルツアー

先進的な映像とのコラボは最近のミュージシャンでは定番の演出に。
>>宇多田ヒカルの「3D VR」イベント『30代はほどほど。』が開く、かつてないネット音楽新時代への入り口 | All Digital Music

こちらはボーリングのボールだそうです。
>>▽【STORM】ヴァーチャルツアー・エクスクルーシブVIRTUALTOUR EXCLUSIVE2017年3月下旬発売

人気YouTuberも大好き、Googleストリートビュー。
>>Googleストリートビューに映ってる面白いけどゾッとする画像を調べてみた – YouTube

バーチャルツアーでも利用させて頂いています。
>>自然音 – ポケットサウンド – フリー効果音素材・BGMダウンロード
bnr_pocket-se
>>自然・季節・昆虫の音~フリー効果音・無料効果音素材

まとめ

バーチャル観光ガイドのお仕事は、Googleストリートビューチームの凄さを伝える、コントリビューター的なお仕事とも言えます。

Googleストリートビューチームの皆さんや活動に敬意を払いつつ、それをぜひもっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちでプレゼンします。

行きたくても行けない、という人の気持ちに1人でも多く応えられるよう、当日ギリギリまでバーチャル観光地データを集めたいと思います。お楽しみに。

・ ・ ・ ・ ・

>>安っ!アマゾンで半額以下になっている食品タイムセール
セール特設ページを見る

↓↓↓無料のニュースレターを配信中です

バーチャルツアー