3倍返し

公開日: : 最終更新日:2017/11/27 教えるということ、教育技法


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3倍返し
セミナーや企業研修をなりわいにしていますカグア!です。今日はわたしが普段セミナーについて思っていることを書こうと思います。

これがいいというわけではありません、私がこうしたほうがやりやすい、というだけかもしれませんが参考になれば幸いです。

3倍返しのキモチ

ある人がセミナーに来て下さったとしましょう。

その人は、普段の業務を他のどなたかに託して、または調整をして来られる。その移動時間もかかる。交通費もかかる。そして、本来その時間に上げていたであろう売上も引き換えにして、来ていただいています。時間や人を拘束するということは、そういうことだと思います。

有料のセミナーに来て頂くということは、つまり、お客様はその受講料に対し、すでに3つの投資をされて来て頂いています。

教育という仕事は他の仕事と違い、たいていは前払いです。リスクはお客様持ちなのです。ですから、内容はもちろんのこと、気持ちとしても3倍お返しするつもりで、準備をしなくてはいけないと失礼だと思います。

受け取り方は人それぞれ

ただ、教育内容については、実は受け取り方は人それぞれ。そこがまた教育の難しいところ。

かりに難しいセミナーがあったとしましょう。人によっては、「何だ!こんな教え方しか出来ないのか!」と理解できないことに憤慨する方もいらっしゃれば、「事前知識が不足していました・・・」と恐縮されてしまう方まで、本当に様々です。

しかし、プロとしてお金を頂いて教える以上は、そういった期待値の違いや、レベル差はあって当然のこととして準備するべきです。たんなるスピーカーであれば、もしくは営業的なセミナーであれば、そこまでする必要はないかもしれません。しかし、お金を頂いてリスクを払って「受講」していただくからには、教師にはプロであることを求められるはずです。

ですから、これだけは伝えたのだから報酬は頂いて当然、という考え方の講師がいたとしら、私はとても残念に思います。投資しただけのリターンをお返しするのは、講師である前にビジネスマンとしてのルールではないでしょうか。

その上で、クレームが不明点があれば、しっかりフォローする。それは実は、講師が成長するチャンスでもあり、「教える」ということでお金を頂く以上、まさに教えなければいけないと思います。

講師は主役ではありません

ですから、完璧に何かを教える、伝えるというのは、難しいまでも、キモチとしては3倍返しのキモチがないと、受講よりも前に先にお金を頂くことは、出来ないのではないかと思います。

その上で、私は生きた証として、1つでも多く皆さんの心に残るような講義をしたい、終わったときに「成長した!」と実感できる内容を提供したい、みなさんのビジネスがより力強くなって頂きたい、主役は講師ではなく、絶対に絶対に受講者の方々なのです。講師という存在は、すぐに忘れるくらいに、力強く羽ばたいてもっともっと先へ行って欲しいのです。

受講者の方が自分さえ超えてもらえないで、何が講師でしょうか。

教室から一歩外に出れば、厳しいビジネスの世界が待っているのです。そこを力強くわたっていけるスキルを期待してこられているわけじゃないですか。それに答えなくてどうするのでしょう。そして、教育は本来、社会が求める人材の育成という使命もあり、それが本人のニーズと必ずしもマッチするとは限りません。ただ、そこもプロの講師であれば擦り寄せることは不可能ではないはずです。

いずれにせよ教室を一歩出れば、社会に行くわけですから、講師は超えてもらうべき存在だと思います。

どうかこれからもこういう仕事をさせて下さい、お願いします。
 

「教えるということに。」

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