A4サイズで軽薄の電子ペーパー端末を、ソニービジネスソリューションさんから借りることができました(貸出キャンペーン)。
こんにちは、電子書籍やガジェット大好きのカグア!です。
本記事では、電子ペーパー端末DPT-S1でいろいろなPDFを開いて、レビューしていきたいと思います。
>>法人向け:レスペーパーや紙のデジタル化による業務効率化を検討中のみなさまに「DPT-S1」を貸し出します | ソニー ※法人名・学校名が必須です。
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この記事の目次
ソニーの電子ペーパー端末とは
ソニーの電子ペーパー端末DPT-S1は、書き込みもできるPDFビューワーです。ソニーストアで92407円(税別)です。
いやほんと、軽いです。あまりの薄さと軽さ!例えるならば、回覧板。ほんとそれくらい軽いです。
ソニー デジタルペーパー DPT-S1
で、これが約10万円もすると思うと「折れちゃう!」という不安が勝って使うのに躊躇してしまうほどの逸品。ソニーの技術力の高さを改めて実感する作りとなっています。
対応フォーマットはPDFのみです。値段もそうですが、完全にビジネス用途ターゲットな端末ですね。
外観レビュー
同梱品はこんな感じ。USBケーブルや充電コンセントなど。モニター品なので、実際には違う可能性はあります。
とにかく大きい。2リットルペットボトルと同等の高さ。本当にA4の紙サイズです。
背面にMicroSDスロットがあります。底面にMicroUSBソケット。その高さとほぼ同等の薄さです。ほんと回覧板。
電子ペーパー端末の最大の魅力である視認性。ほんとうにくっきりで読みやすい。しかも、フォーマットがPDFなので、書体埋め込みなどされていると、ほんと豊かな版面になって読みやすいです。
DPT-S1に限らず電子ペーパー端末の原理は、描画における電力は書き換えるときのみ消費する仕組みです。ですから、バッテリーの持ちも良いのが嬉しいんですよね。
PDFファイルをいろいろ開いてみた
市の広報
まずは、市の広報から。志木市のホームページからダウンロードできます。
>>ホーム – 志木市ホームページ
ほんとくっきりです。さすがに大判の写真はもとのデータが荒いのか綺麗とはいえませんが、それでもさくさくとめくれます。
電子書籍
こちらのPDF、電子書籍をダウンロードして開いてみました。
>>TheWave|電子書籍「人工知能、ロボット、人の心。」の無料配布を始めました
PDF内にあるリンクもしっかり再現できています。また見慣れたPCのフォントっぽいところが、本当に印刷物を見ているかのような気持ちになります。
レポート
佐賀県で公開されているレポート。WORDか何かで作ったような感じですが、まるでA4の紙に印刷されているかのような見た目です。
>>学力向上研修会資料 「福井の学校から見えたこと」 – 佐賀県(PDF)
画像中心のPDF
絶版になった漫画が電子書籍で読めるマンガ図書館Zで、無料のPDF電子書籍がありましたので、お借りいたしました。
>>マンガ図書館Z | りゅうたま
コミックなど画像中心のPDFファイルもしっかり再現してくれます。1ページ、見開き、4ページ、9ページ、そして縦・横持ちと表示を簡単に切り替えられます。
さすがに画像データが重い場合、こんな感じにさくさくとは言えない挙動にはなります。
PCと接続するとマスストレージに
PCにUSB接続しますと、すぐにフォルダが見えます。こういうシンプルな作りは好感が持てます。ドラッグですぐにPDFを放り込めます。専用アプリなど不要です。
DPT-S1で描いたメモは、noteフォルダにPDFファイルとして保存されますので、PCに移して再利用も勿論可能です。
背面にありますmicroSDカード経由でもデータはやり取りできます。癖のないデータのやりとりには好感が持てます。
フォルダ分けしても一覧される
USB接続して、PDFの入ったフォルダをトップの階層に入れても、このように一覧されます。
Dropboxは非対応。Wi-Fiから落とせれば、さらに楽だったなあというのは欲張りすぎですかねw。
設定メニューなどはこんな感じです。ブラウザもありますので、PDF内にハイパーリンクがあっても安心です(さくがにスマホのようにさくさくぬるぬるとネットサーフィンは無理です)。
他電子ペーパー端末と比較するも凌駕
持っている他の電子書籍端末と比較しても、とても美しく処理速度も満足の描画です。koboなどでは重くて開けないPDFもありましたが、DPT-S1はそんなことはありませんでした。まさにビジネスハイスペック電子ペーパー端末。
ペンの書き味は最高
こちらに、マイクロソフトSurface PRO3と比較した動画がありますが、どちらも甲乙つけがたいです。
実際に試したところ、興味深い処理をしていました。
DPT-S1では、書いている最中は、速度優先で荒いピクセルで線が描画され、ペンを離したときにスムージング処理をする。これはうまいことを考えたなと思いました。
ペンで描いている最中は、指などには反応せず、追従の気持ちよさが癖になる仕上がりです。
さすがに、本物の紙のようなざらつきはないため滑り気味だったり、あまりの薄さに力を入れるとたゆみそうと思えたりと、仕方のないところはありますが、ここまでの書く心地は、流石に高いだけあるなと思わせてくれます。
「紙」って一体何だ
ここまで簡単にPDFが閲覧できて、大きさや軽さなどA4の紙の感覚に近いと、そもそも紙って何だろう、と思ってしまいました。
いっぽうで、もう思ったほど紙って使っていないなあと気付いてしまいました。スマホで情報収集、ノーパソで作業やブラウジングやドキュメント共有、オーディオブックで勉強、ともう私のインプットはかなりお腹いっぱいです。
DPT-S1がどうのというよりも、ライフスタイルとしては端末はもうちょっと増やせないかなと思ってしまいました。
ですから、DPT-S1はたしかに法人がペーパーレスを全社的に進める、大会議室にずら~~~っとDTP-S1が並んでいて、印刷のコストや手間が省けるといったところにメリットがある端末なのかな、と思いました。
Photo:license by iaea_imagebank
前述のように、取り扱いはとてもシンプルですので、PCを使える人であればまず迷うことはありません。データ配布には迷うことはないでしょう。法人のペーパーレス化に向けてしっかり考えられているなと感心します。誰でも使えるってほんと重要なんですよね。
最近コンテンツのパッケージングについて、いろいろと考えます。今回もそういう意味ではとても興味深い体験ができました。ソニービジネスソリューションさんには感謝、ありがとうございました。
みなさんも、一度この未来感は体験をおすすめしますよ!ご興味のある法人の方は、キャンペーンに応募してみてはいかがでしょうか。キャンペーンは、2016年3月16日(水)まで。最大2週間借りれますので、ぜひ。
>>法人向け:レスペーパーや紙のデジタル化による業務効率化を検討中のみなさまに「DPT-S1」を貸し出します | ソニー
関連情報リンク
新機種が発表されましたね。※追記:2017年4月10日
>>ソニー、“紙のように読み書きできる”A4サイズデジタルペーパー – AV Watch
実際の使用レポート。書き味や操作感など。
>>書き味をチェック!ソニーのほぼA4サイズ業務用デジタルペーパー「DPT-S1」がやってきた!後編 – YouTube
>>楽譜にピッタリ!ソニーのほぼA4サイズ業務用デジタルペーパー「DPT-S1」がやってきた!実践編 – YouTube
アスキーのレビュー。日々の使いこなしのイメージがわきます。
ASCII.jp:10万円超の極上電子ペーパー!? ソニー「DPT-S1」を衝動買い! (1/3)|T教授の「戦略的衝動買い」
こちらはインプレスの詳細レビュー。いつもながらじつに詳しい。
>>【山口真弘の電子書籍タッチアンドトライ】ソニーのデジタルペーパー「DPT-S1」を試す ~13.3型、1,200×1,600ドットながら約358gの軽量端末 – PC Watch
女性目線でのレビュー。なるほど。
>>なめらかな書き心地。デジタルペーパーを使ってみた! | スマートフォンはgooスマホ部
DPT-S1で自炊した本を開いています。
>>自炊した本をDPT-S1で読む!ページめくりは非常に遅い – YouTube
価格comを見ても値崩れしていないところが悩ましい。
>>価格.com – SONY デジタルペーパー DPT-S1 価格比較
半年間使った方のレビュー。ドキュメントリーダーでPDF作成して読み込んでおけば、レポート採点とかたしかにナイスな使い方ですね。まあスマホやPCもそうですが、紛失が怖い。
>>あすこまっ! : ソニーのデジタルペーパーDPT-S1を使って半年、満足な点と改善点。
A4サイズも登場しました。
>>ASCII.jp:ソニーのデジタルペーパーが小型化 より持ち歩きやすくなって登場
まとめ
ソニーの技術力に驚かされる逸品でした。たしかに、電子書籍端末である、ソニーリーダーも、Kindleでさえ実現していないページめくりの綺麗さがあります。今回も、その仕上がりにとても驚かされました。期待通りの電子ペーパー端末でした。
ソニー 電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ブラック PRS-T3S/B
いっぽうで、ネットでよく見かけるのは「これが3万円だったらなあ」という価格に関する声。今後、ソニーが普及を目指して低価格化版を出してくるのか興味はつきませんが、今後も電子ペーパー技術についてはキャッチアップしていこうと思います。
なにげにPDFのフォント埋め込みが新鮮でした。
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