PodTrak P4にiPhoneを接続して音声配信をしました。そして、ちゃんと自分と相手とBGMと別々の独立したファイルに録音できました。しかも、stand.fmでコラボ音声配信しながら。すごいです。
この記事の目次
PodTrak P4とは
ポッドトラックP4は、ZOOM社から発売されています、Podcastなどの音声収録ができるアイテムです。気になる方は公式サイトからマニュアルのPDFも無料でダウンロードできますのでチェックするとよいと思います。
オンラインミーティングで有名なあのZOOMとは関係はありません。東京都千代田区にある株式会社ズームは、日本の企業です。
- マイクプリアンプを内蔵し明瞭な音声録音が可能(いっぽうでリミッターも装備)
- 独立4系統のマイクとイヤホンを装備
- ミックスマイナス機能で通話先の音声に発生しがちなエコーやハウリングを自動的にカット
今回、本体とBluetooth接続アダプタを買いました。Bluetooth接続もちょっと聴くかぎり、遅延などはなくケーブルレスで快適です。
ZOOM PodTrak P4 4マイク入力、4ヘッドフォン出力、4トラック同録、ポン出し可能な サウンドパッド付き、ポッドキャスト収録&ライブ配信用レコーダー【メーカー3年延長保証付】 PodTrak P4 | マルチトラックレコーダー
PodTrak P4本体のオーディオジャックにさしこんで使います。
ZOOM PodTrak P4用ブルートゥースアダプター BTA-2 | ポータブルレコーダー | 楽器・音響機器
ZOOM ズーム ACアダプター AD-17A ※AD-17A とAD17A/D は同じ商品で規格も同じもの
※AD-17A とAD17A/D は同じ商品で規格も同じものらしいです。
合計で3万円を越えてしまいますが、それでもマルチトラックで、共演者の音声が録音されるのは、感動します。
PodTrak P4 レビュー
PodTrak P4 の同梱物や本体外観
PodTrak P4 は日本企業から発売されていますので、マニュアルはとてもわかりやすい日本語で書かれています。図なども多くとても親切です。
いっぽうで、付属品は単3電池2本のみです。モバイルバッテリー接続用のUSB TYPE-CケーブルやSDカードは付属していません。
いちおうACアダプタも買いましたが、規格は 出力5V – 1.0Aでした。1Aならモバイルバッテリーも選択肢は多そうでいいですね。
PodTrak P4 は、Podcastを配信している人が作っているだろうな、と思う機能やスペックを、ほんとうに実装しているなーと思います。
PodTrak P4の操作ボタン類はわかりやすく配置され、まず迷うことはないと思います。マイクも、48Vファンタム電源で供給可能なので、コンデンサーマイクも接続できるのが助かります。また、入力の3はスマホなど外部入力、4はPCからのUSBからの入力に対応しています。
録音用などに使うSDカードを入れる場所や電源ボタンなど、定番の端子はもちろん実装しています。
本体は単3乾電池でも駆動します。それでもUSB TYPE-Cからの給電に対応しています。ふだんはUSBからの給電にして、電池駆動は保険くらいに思うのがよいと思います。パソコンからの音声取り込み用のUSB TYPE-Cもあり、わけているのもなるほどなぁと思います。
iPhoneやAndroidなど外部入力はTRRSケーブルに対応しています。もうひとつの穴は、Bluetoothアダプタ用の端子になります。
独立した4つのXLRマイク入力、それぞれのモニター用のイヤホンジャックが、上部・下部にあります。
底面もしっかりゴムの滑り止めがあって、とても安定しています。さらに、上部のほうが少し高くなっていて、置いたとき操作しやすいように傾斜がつきます。こうした作り込みも、とても気に入っています。
上図のように手にすっぱりおさまる気持ちいいサイズ感もいいですよね。操作しづらい箇所はまずないかと思います。
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PodTrak P4とiPhoneを接続する
PodTrak P4とスマホをつなぐときには、TRRSケーブルを変換するアダプタがあれば、大丈夫です。
ライトニング(左・iPhone)やUSB TYPE-C(右・Android)を変換するアダプタ、TRRSケーブルがあれば、問題なく接続できます。
今回は、前述のBluetoothアダプタBTA-2をつかって接続しました。ペアリングはとくにパスワードは必要なく、すぐにつながります。
マイクをふくめこんな感じの装備になりました。ピンマイクとXLR変換アタッチメントをつけて、けっこうコンパクトにすることができました。
いいかんじです。これならば、モバイルアダプタを持っていったとしても、出先でのポッドキャスト収録も簡単そうです。
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PodTrak P4で音声配信を録音
PodTrak P4をiPhoneと接続する
PodTrak P4はポッドキャスト収録を想定したアイテムですが、いわゆる通話の録音も想定しています。自分の声と、相手の声と、BGMとを別々に録音が可能です。
上図のように、iPhoneとPodTrak P4を接続しました。Bluetooth接続なので、配線もすっきりでいい感じです。給電はいちおうして録音しました。ノイズが気になる方は、バッテリーの残量に注意したうえで、本体駆動のみのほうが、ホワイトノイズは減らせるかと思います。
録音時間は512MBのSDカードで10分
今回、テスト用に使ったSDカードは512MB。PodTrak P4でフォーマットをしてから使いました。
デフォルトの状態で、PodTrak P4で録音しますと、やはり5トラック+全体を録音するためか、512MBのSDカードで10分、録音できました。
ただ、スペック的には、以下の容量のSDカードまでいけるため、問題はないかと思います。
- SDHC 規格対応カード 4 GB ~ 32 GB(Class 10 以上)
- SDXC 規格対応カード 64 GB ~ 512 GB(Class 10 以上)
stand.fmでコラボ配信を収録してみた
stand.fmという音声配信アプリには、コラボ機能があります。リモート会議のように、ネットのむこうの相手と、リアルタイムで音声通話して、音声配信できというものです。
結論としては、まったく問題なく収録できました。
さすがに、相手の声がはいったサウンドファイルを公開するわけにはいきませんので、かわりにSkypeという音声通話アプリを使って、録音してみました。iPhoneからSkypeの声がはいり、私の声と、BGMとが、別々のトラックに録音されました。
サンプルは、無編集・ミックスダウンした録音です。
よく聴くと、ホワイトノイズが聴こえます。ただ、PodTrak P4のポン出しによるBGMや、iPhoneからの声も、とてもクリアに録音されています。ただ、BGMなどをかけてしまえば、気にならない程度かと思います。
ホワイトノイズは、本体駆動・ケーブル接続、などすると少し軽減できるような気はします。
レベルメーターを見ながら録音は神
レベルメーターを見ながら録音できますので、ほぼ失敗がありません。ヘルプには、以下の設定が推奨されています。
- マイクと口との標準的な距離は10cm~20cm
- レベルが -12 dBFS~ -6 dBFS になるように調節
- MenuのMic Settings からリミッターとローカットのオンオフも可能
前述のように、無編集の状態でも、ほぼほぼマスターのようなクォリティでポッドキャストが収録できます。
やはりレベルメーター表示はうれしいですね。
ポン出し音源はMP3をWAVに変換も
たまたまなのですが、ポン出し用音源をMP3でSDカードにコピーして、PodTrak P4に入れてしまいました。
しかし、パッドにアサインするときに、自動でMP3からWAVにコンバートしてくれました。
ほんと、超絶こまかいところまで、気が効いているデバイスです。
リモート2人までなら別トラック録音
USB Type-C にはパソコンだけでなく、スマホも接続できます。ドライバなしで一般的なオーディオデバイスとして認識します。
ですので、USB Type-CでZOOM接続したAndroid、ケーブルでSkype接続したiPhone、自分はPodTrak P4のマイクで収録。こうしますと、3人が別々のトラックに録音でき、あとで編集もとても楽です。
ポッドキャスト友達のアシカガさんとやままさんと、3人リモートで喋っている様子が聴けます。だいたい7分くらいからが3人での収録です。
ここまできれいに録音できますと、もう個々の接続アプリとマイクの環境の違いまで、整えたくなります。ほんとクリア。
ほんと PodTrak P4 すごいです。
ミックスマイナス録音時の注意
2021年7月14日、stand.fmという音声配信アプリのコラボ機能をつかって、知人とミックスマイナス機能をつかって録音しました。
iPhoneとの接続はBluetoothアダプタです。
収録時、モニターイヤホンでは、会話はぶつぶつ途切れることはなく、通常のスマホのみで会話しているかのような、快適なやり取りができました。
しかし、保存された相手の声のWAVデータを見てみますと、明らかにぶつぶつと途切れていて、ちょっと使用には耐えられないWAVデータになっていました。
上が、トラック1にマイクで録音した波形。ごく一般的な波形になっています。下が、iPhoneとBluetooth接続された、stand.fmアプリでのコラボ収録でのミックスマイナス機能による相手の声の録音データ。
波形からもぶつぶつと途切れていることがわかります。
stand.fmアプリが原因なのか、Bluetoothアダプタが原因なのか、相手の回線が悪かったのか不明です。ただ、モニターで聴いたかぎりは問題なかったこと(収録中はテンションがあがっていて気づかなかった可能性はあります)と、前述のスカイプでの収録は問題がなかったことなどから、ちょっと困った感じです。
原因がわかりましたら追記しますが、みなさんもくれぐれも事前テストは、録音されたWAVデータで確認するようご注意ください。
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まとめ
- PodTrak P4 はマルチトラック録音できるPodcastに便利なアイテム
- ミックスマイナス機能でリモート参加の人も声も別トラックで録音可能
- わかりやすい操作パネルと充実の端子類
stand.fmがあっさり別々トラックに録音できてしまったのには、拍子抜けでしたが、ほんと凄いですね。
Podcastを複数人で収録したい人には、超絶おすすめのアイテムですので、リモート収録する人はすぐに元がとれると思います。
おすすめレコーダーです。
・・・と、こんな感じに、ブログを日々更新しています。もし記事がすこしでもお役立ちしましたら、投げ銭していただけますとモチベーションの維持になりますので、ぜひよろしくお願いします。
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