フォートナイト v15.10アップデートで、低スペックPCに対応するパフォーマンスモードが実装されました。しかし、すべてのPCで使えるというわけではありませんので、注意が必要です。
低スペックPCに対応するパフォーマンスモード
2020年12月にリリースされましたv15.10 チャプター2 シーズン5 のフォートナイトでは、低スペックPCに対応するパフォーマンスモードの実装が発表されました。
>>フォートナイトの新たなパフォーマンスモードでfpsが向上
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PUBGなど競合するTPSシューティングゲームでもLITE版が発表されるなど、さらなるデバイスの拡大には各社、開発に余念がありません。
>>FortniteやPUBGが起動できない?「DX11機能レベル10.0」はどういう意味? | げーりす
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実際、わたしが今フォートナイトをプレイしていますゲーミングPCで試したところ、FPSが上がっています。ただ、影や反射、テクスチャの画質ダウンなどの処理がされていることがわかります。中画質でFPSが約200、低スペックモードでFPSが約250といったところ。
ちなみに公式ページによりますと、以下のスペックのPCでFPSが60を越えたとのことです。たしかに、私のPCでも待機画面ではFPSが500を越える、という見たこともない数字は出ていました。
- CPU: Intel i5-8265U
- メモリ: 8GB RAM
- GPU: Intel UHD Graphics 620
これは、フォートナイトでPCを安くプレイしたいと思っている人には朗報・・・と思えますが、残念ながらそう甘くはありません。
残念ながら、公式で書かれている低スペックPCは、パソコンのCPUでいうと、第8世代以降、おおむね2018年以降発売のPCです。
ただ、あきらめきれないので、ハードオフで約8000円で買ってきた、低スペックPCでテストしてみることにしました。フォートナイトをダウンロードして起動を試みます。
ただしあまりに古いGPUだと起動できない
CPUの性能のイメージとして、Core i7 、Core i5 、Core i3 など、i以降の数字が高いと性能が高い、というイメージがあるかもしれません。
しかし、技術が進んだ現代では、その数字以上に、第何世代かのほうが重要になりました。型番でいいますと、Core i5 10400Fといった、Core i5 xx~の部分です。ここがとくに、フォートナイトに影響する内蔵GPUの性能に影響します。
Coreの数字が大きくとも、以下のようにフォートナイト起動時にエラーがでてしまうことがあるのです。
エンジンを実行するにはD3D11互換のGPU(機能レベル11.0、シェーダーモデル5.0)が必要です。)
起動シーケンスでは、メモリ4GBという低スペックPCでも、それなりに健闘しているパフォーマンスが出ていて、期待したのですが・・・。
>>PC版フォートナイト。昨日まではプレイ出来ていましたが、起動すると「DX1… – Yahoo!知恵袋
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CPUの世代によって、内蔵するGPUがじつはかなり大きく変わるのです。わたしもここまでとは思いませんでした。
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もちろん、性能も変わります。当然、世代が新しいほど高性能です。
>>ノートパソコンのGPUベンチマークと性能比較【2020年最新版】 | BTOパソコンミニ館
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前述のフォートナイト公式の、稼働実績のある低スペックPCは、型番を見ると第8世代のCPUです。そして、GPUは第7世代以降に搭載されているものです。
つまり、お古のPCをフォートナイトに使おう、低スペックモードならいけるんじゃね?と思っても、内蔵しているGPUが条件を満たさないため、フォートナイトが起動できないということになります。
低スペックPCを安く買うよりPS4を買うべき
公式に、どこまでサポートしているのかは、公開してほしいと思いますが、残念ながら前述の情報しかありません。前述の低スペックPCでグラフィックドライバを削除して、最新のドライバにしてみましたが、残念ながらフォートナイトが起動しませんでした。
前述の記事を見たひとで、ある程度PCの知識がある人であれば、察することができるかもしれませんが、わたしも中古PCを買ってきて試すまでは想像できませんでした。
さてでは、第7世代のPCを中古で探すといくらくらいでしょうか。
楽天で中古PCを探しますと、おおむね2万円~という感じです。
2万円と手間、ということであれば、少し出せばPS4の中古が買えてしまいます。PS4であれば、低スペックモードでなくとも通常のきれいな画質でプレイできます。
残念ながら、フォートナイト公式のいう低スペックPCは、2017年以降に発売されたPC(安全圏なら2018年以降)という前提なのでした。※第7世代CPU発売が2017年なので。
もう少し正確にいうと、Intel HD Graphics 620以上を搭載したPCとなります。まさか、グラフィックエンジンが動くGPUが要求されるとは思いませんでした。カクカクはすると思いましたが、起動さえしないとは驚きました。
たしかに、HD Graphics 630 を搭載したPCをレビューした私の記事は、2018年になっています。約3年前のPCで、フォートナイトが60FPS越えるのか!ということになります。しかし、PS4のコスパにはおよびませんし、いずれこの低スペックモードでさえどうなるかはわかりません。
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ですので、お古のパソコンあるけどフォートナイトに使う?と薦められても、返事は慎重にしましょう。
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それでも調べますと、1万円の中古デスクトップPCに、1万円程度のGT1030というグラボをさせば、未検証ですがいけるのではないかと思います。
ただ、それでも、ベンチマーク的には第8世代CPU単体のパソコンとほとんど変わりがありませんし、そこまでするのであればPS4を買ったほうがリスクは少ないでしょう。
PC版としてのフォートナイトをゲーム機と同等のビジュアルで楽しもうと思うならば、最低でもGTX1650という2万円弱のグラフィックボードを別途購入する必要があります。もともとPCを持っていて、この投資だけで済む、ということであれば、迷うことなく買うことをオススメします。
>>MSI GeForce GTX 1650 VENTUS XS 4G レビュー~フォートナイトでFPSが出ない時の対応
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まとめ
- 低スペックのPCでも快適になるパフォーマンスモード
- だだし、CPUが第7世代以降のものでないと、フォートナイトのインストールさえもできない
- 安く済ませようと低スペックPCを買うことはおすすめできない、PS4のコスパが最強
今回、まさかフォートナイトが起動さえもできないとは夢にも思いませんでした。
フォートナイトはそもそも、グラフィックスエンジンを作っている会社でもあります。ですから、今後もハイスペックな映像に進化していくと思いますので、そうしたときあえて低スペックPCを買う必要性は少ないかなと思います。
ご参考になれば幸いです。
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