AIによってアフィリエイターは廃業を迫られるのか

ChatGPTなどAIの急激な利用が広がっています。AIによって無くなる職業、といった記事も多く見られるなど、この急激なスピードに不安を感じる人もいるのではないでしょうか。私自身はこのブログは、広告掲載とアフィリエイトによって収益化をなしえていますが、その方法も見直しを迫られていると感じています。

ChatGPTの利用時間が増えている

私は最近、Google検索の利用時間が減っています。SNSでつながっている知人もそうした人を多く見かけます。

AIを使う時間が長い人ほど、Google検索の方法を忘れる、とさえいう人もいますが、同感です。それくらいAIは、的確に私達の知りたいことや欲しい情報を出してくれます。

これまで、Googleなど検索エンジンからの集客で成り立っているアフィリエイターは当然、そうしたトラフィックが減っていくものと思われます。もちろん、ゼロイチではありませんが、GoogleもAIを実装してくる以上、この流れは変わることはないと考えることが自然でしょう。

また、SNS経由でのアフィリエイトも好材料は少ないと思われます。Twitterではおすすめフィードが台頭し、フォローされていることは今までよりはメリットが薄れてきています。また、SNSでのトラフィックはやはり検索流入に比べればそれほど多くないアフィリエイターのほうが多いのではないでしょうか。

アフィリエイターの自己矛盾と悩み

そうした中、アフィリエイターはこれまでと同じように記事を量産しつづければいいのか、という疑問がわいてきます。

これまでのSEO対策としては、とにかく質のよい記事を、圧倒的な文字量で、そして被リンクをたくさんもつドメインで、というのがセオリーだったはずです。

しかし、どうでしょう。質の良い記事を書いても、AIに学習され、AIが回答したら終わる、という世界にならないでしょうか。AIのために記事を書いている気さえします。もちろん、ChatGPTでは最新の記事を学習していないともされていますので、最新のことであれば、まだ余地はあるのかもしれません。

しかし、良質でボリュームのある文章、それを書くことがAIをより優秀なものにし、自サイトへのトラフィックを減らしているのだとすると、何のためにやっているのかという気持ちになります。

有料記事を書くほうがよほどいい

そう考えますと、良質でボリュームのある文章を書くのなら、そもそも有料で販売できるのでは?と考えてしまいそうです。

ただ、「学生におすすめのノートパソコン10選」という有料記事や有料noteが売れるかというと、まったく売れる姿はイメージできません。可能性としては、ChatGPTがそれほど優秀な回答をせず、よしんばGoogle検索に来てくれないかな、という希望があるくらいでしょうか。

そう考えますと、最近はじまった価格comのTVCM。アフィリエイトの王様である価格comさえも、ブランディングをして、購入のスタートを押さえていこうとしているのではないでしょうか。やはり、何かを紹介するというときに、そのレビュー自体を有料や特定の人だけに届ける、というのは難しいと判断しているのだと思います。

ただ零細アフィリエイターでは、良質でボリュームのある文章を書くのであれば、有料noteやBrainで情報商材を書くほうがよい、と考える人達も増えていくかもしれません。

SNSが台頭しはじめたとき、ブログブームが過ぎたとき、ジャーナリズムやメディアに真っ向勝負する路線にピボットした人たちもたくさんいました。今度は、どうピボットしていく人が多いのでしょうか。それくらい今回のAI台頭の波は大きいと感じています。

AIに書かせればいい、そう単純ではない

では逆に、AIに書かせることで、さらに量産すればいいのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし、もうすでに、課金すればAIが自動的に毎月50件の記事を書いてくれるブログサービスが登場しています。

AIによる自動ブログ投稿マシーン

また、AmazonのKindleでさえ、すでにChatGPT本が大量に出回っています。

>>「ChatGPTで執筆した書籍」がAmazonで大量に売られている – GIGAZINE

AIは高速で大量の試行錯誤ができる点がウリです。そうしたことに目をつけて、すでに世界では大量のコンテンツが出回っています。まだ序章に過ぎないでしょう。そこと真っ向勝負をしていくのか。

ブログではありませんが、かつてYouTubeはゲーム実況やゆっくり実況など、誰がつくっても同じように見える動画やチャンネルを一斉BANしたことがあります。ですので、AIで記事を量産したとしても、それがGoogleにスパム扱いされる可能性はゼロではなく、むしろリスクといえるでしょう。

>>YouTube「ゲーム実況」物議醸す動画の典型特徴 | インターネット | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

※後に誤BANだとして回復したアカウントもあるようですが、それでもGoogleが対応しないはずはないでしょう。

結局、おろおろするだけです

おそらく100%すべてをAIに奪われる、ということはないでしょう。またそれなりに時間もかかるでしょう。

想定としては、2年くらいかけて徐々にトラフィックが落ちていき、何も対策をしなければ10分の1くらいに落ちる、というところでしょうか。

SEOが検索エンジンの隆盛とともに成長したように、AIの成長とともに個人が活躍できる市場は生まれるのでしょうか。わかりません。私は頭はよいほうではないので、結局おろおろするだけです。

あなたも不安やもやもやがあれば、ぜひ#AIとアフィリエイト で共有してください。

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