stand.fmは世界でもっとも優れた機能をもつ稀有な音声配信プラットフォームです。世界的にも実はすぐれた機能を持っているのですが、どうもあまり認知されていないようなので（たぶん中の人も認識してないのでは？）記事化しました。そしてその優位点は世界初のハイレゾ対応ポッドキャストプロバイダーになれる可能性を秘めています。
この記事の目次
ハイレゾ投稿できるプラットフォーム
ハイレゾは音質はいいが容量が食う
音声配信、とくに音楽ストリーミングでは今はハイレゾ化がトレンドです。CD音質を超えたハイレゾストリーミングも増えています。
- Apple Music
- Amazon Music Unlimited
- mora（SONY）
- e-onkyo music
サイバーエージェントが運営する音楽サブスクのAWAでは、上記のe-onkyoと連携を開始するなど、音声配信業界は確実に高音質化に向かっています。
ただ、その際にネックになるのが容量です。ハイレゾといわゆる圧縮音源といったストリーミングですと、これだけの差があります（音声の質や内容にもより多少は前後します）。
- 100～200MB（FLAC、WAV、ALACなど）
- 5～10MB（MP3など）
- ※例：5分程度の音楽
ですから、海外のスタンダードな音声配信プラットフォームでもその容量をどれくらい開放するかはじつは慎重なのが現状です。
Amazonでさえハイレゾ音質の音楽サブスクは一時期は料金が高かったものです。それくらいハイレゾは音質と引き換えにデータ容量を食うのです。
しかし現在では技術も向上し、イヤホンや端末など環境も進化してきましたので、ハイレゾ対応のプラットフォームが注目されるようになってきました。音声配信プラットフォームもその流れに抗うことはできないはずですが、どうなのでしょうか。
stand.fmの音声アップロード上限
stand.fmは400MBまで
・2時間までの音源をアップロードできます
・400MBまでの音源をアップロードできます
・ファイル形式はm4a,mp3,wavのみ対応しています
FLACこそ対応していないものの、ファイル数上限などは、無料ながらありません。世界中の名だたる音声配信プラットフォームのなかでは突出した容量です。むしろ、心配になるほどです。
ですので前述のようにファイル容量を食うハイレゾ音源に対しても、じつはすでに余裕のある投稿ボリュームなのですが、残念ながら現在WAVに対応こそしていますが、配信自体はm4aという形式に圧縮されストリーミング配信されてしまっています。
WAVだけでなく、FLACなどにも対応し、48kHz/24bitでロスレス配信にまで対応して、初めてハイレゾ対応といえますので、もし対応したら設定メニューなどでWiFiのときは最高にする、という仕組みが期待されます（Amazon Music Unlimitedの方式）。
それでは、世界中の音声配信プラットフォームの音声ファイルアップロード上限について見ていきましょう。
世界の音声アップロード上限
Anchorは250MBまで
If I record audio outside of Anchor, is it possible to upload my audio into my Anchor account?
Absolutely! If you record your audio outside of Anchor you can import your audio into your Anchor account. Just be sure that your file is not larger than 250MB and that it is in one of the following supported file types:
mp3
m4a
wav
mpg
投稿するファイルは250MB以内にしてね、とあります。時間については上限60分、コラボ収録のときは2時間とあります。
Radiotalkは20MBまで
MP3,MP4,WAV / 20MB以内 / 12分以内
SoundCloudは総再生時間3時間まで
We recommend you to upload in a lossless format like WAV, FLAC, AIFF, or ALAC. We also support a large variety of lossy formats, including OGG, MP2, MP3, AAC, AMR, and WMA.
The maximum file size is 4GB uncompressed. If your file exceeds these criteria, please split it into separate uploads.
さすがSoundCloudは4GBまでOKで、ロスレス対応、FLAC、ALACなどハイレゾファイルも対応していますね。
ただし無料プランですと、音源アップロードは、総再生時間3時間までもしくは曲数15曲までが上限があります。
Spreakerは10エピソードまで
＞＞Pricing
Spreakerでは、最大5時間のオーディオと10エピソードを無料で保存できます。
ファイル形式はFLACにも対応していますので、ハイレゾもいけそうですね。海外ですとやはり容量制限はあるものの、ハイレゾ対応が当たり前になっている印象ですかね。Anchor（Spotify）が意外と慎重ということでしょうか。
You can upload files in the following formats:
3gp
aac
amr
asf
flac
mp3
mp4
ogg
ra
wav
wma
with each file being no more than 300MB. We are working to support additional codecs & file formats. Check back for changes.
Spoonは100MBまで
＞＞【お知らせ】最新Ver.アップデート情報(11/30) | お知らせ
可能なファイル形式：mp3,m4a
制限容量：100MB以下
stand.fm、世界初ハイレゾプロバイダーへ
stand.fmにはぜひ世界初のハイレゾポッドキャストプロバイダーになってほしいです。現状、ファイル容量だけでしたら、そのポジションにいます。
あとはFLAC対応と、ロスレス配信対応だけです。容量（サーバー）をクリアしているstand.fmはすでに大きく優位な位置にいます。
こうした技術的な点で自身でコントロール可能なことで世界一を取るのはマーケティング上とても有効な戦術です。世界一というのは、メディアが必ず取り上げてくれるからです。そして、不確定要素が限りなく少ない。
ですので、stand.fmが一日でも早くハイレゾ対応して、世界に名だたるプラットフォームになってほしいと願ってやみません。がんばれ！スタエフ。
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