海外ではクリエイターエコノミーがすごいことになっていると話題ですが、稼ぐ人は巨万の富を得ているようですが、話題としてはもう成熟期をすぎたのではないか、というデータを見つけました。どうなのでしょうか。
クリエイターエコノミー市場は広がっている?
>>クリエイターエコノミーとは|市場規模とその実態を解説|株式会社トランス
クリエイターエコノミーの総市場規模は、2021年5月の時点で1042億ドル(この時のレートで11兆円以上)と推定されています。(NeoReach Social Intelligence APIとInfluencer Marketing Hubの共同調査による)
去年のデータでは景気のよい数字がでていますし、いよいよTikTokも広告収益化がはじまるとの見方から、まだ市場は伸びていくという声が多いように思います。わたしもそう思っていました。
しかし、昨日音声配信でこんなデータを見つけました。
Podcastでは新規番組はできてなさそう
米国で市民権を得ているPodcast。そこでも、クリエイターエコノミーニュースの名前を冠する番組は多く、市場の大きさを感じさせます。
・・・が、毎日更新や定期更新をしているのは、なんと次の2つくらいなのです。
しかも、「Hustle And Flowchart」については、Web3がどうもメインのようです。先進的とおぼしき米国でも、話題としてのクリエイターエコノミーは、これくらいなのかと、思ってしまいました。
クリエイターエコノミーを冠するポッドキャスト番組の多くは、2021年で配信がとまてっているものが多く見られました。
もちろん、ここだけを見て、そう決めつけるのは早計ですが、トピックとしての注目度はもうそれほど大きくはないのだと思いました。たしかに、日本でも私意外で、番組名でクリエイターエコノミーをいないように思いますので。
Podcastももう下火になっている?
Podcast検索大手のListen Noteでは統計データを公開しています。そこで、開設するPodcast数がわかるのですが、2021年には減少に転じています。
Podcast市場のおおくは米国ですが、おそらくその米国で新規開設数がさがっているのだと思います。
もっとも多い2020年は、人気ポッドキャスターであるジョーローガン氏が200億円ともされる独占契約にわいた年でした。ポッドキャストドリームが花開いた年でもありました。
しかし、そのジョーローガン氏は炎上し、多くの有名アーチストがSpotifyをさる事態にも発展しました。まるでバブルだったかのようです。
クリエイターエコノミーの今後
あくまで、かたよった情報からの感想にすぎませんが、2020年の頃に言われたような華々しいクリエイターエコノミーの未来は、すこし軌道修正し現実をみて、解像度の高い情報収集をしなければいけない局面にはきたのかと思います。
InstagramやTwitterなど、多くのSNSは、だんだんとTikTokクローンのような機能実装を進めています。YouTubeは、地上波テレビのように厳しい規制のあるメディアになりつつあります。
そして多くのプロが参入し、これまでのSNSドリームも生まれにくくなってきています。
そうしたなか、クリエイターはどう経済圏を醸成していくか、今回あくまで一部の情報のみでの感想ですが、そうしたことが問われはじめているように思いました。
みなさんはどう思いますか?