音声配信プラットフォーム大手のstand.fmが、Q&Aやエフェクトなどの機能を実装しようとしていることが、求人サイトからわかりました。いっぽうでこれまで公式には触れられてこなかった月間MAUなどの数字も公開されています。「不確定要素は多い」としながらも公式の求人状況からのリークです。
リークしたstand.fmの新機能
Q&A機能
※QA機能と書かれていたものは、Q&Aではなく、品質保証のQA（Quality Assurance）のようでした。訂正します、すみませんでした。
転職サイトGREENに掲載されていたstand.fmの求人情報にかかれていました。
＞＞QA | 株式会社 stand.fm | Green(グリーン) | 2021/11/02 12:07:25更新 | id:148888
QA機能の強化のため、プロダクト全体の機能と体験の品質を継続的に向上させる仕組みづくりやテストケースの作成、レビューをお任せいたします。
たしかに、Q&A機能は、SpotifyやTikTokなどにも実装されるなど、最近のSNSのトレンドになりつつあります。
＞＞Spotifyがポッドキャストに投票およびQ&A機能を追加 | TechCrunch Japan
これまでも、stand.fmは、匿名でのメッセージフォームや、コメント機能など、リスナーとのエンゲージメントを高める機能は他よりも充実していたイメージですが、さらにそれを進めていく、ということでしょうか。
エフェクト機能
＞＞株式会社ｓｔａｎｄ．ｆｍ／VPoE（開発組織マネジメント責任者）転職ならdoda（デューダ）
stand.fmには、収録とライブの機能がありますが、それらにボイスエフェクトは基本的にありません。他プラットフォームではボイチェンだったり、最近ではTwitterがTwitterスペースで実験的にボイチェンを実装したりと、エフェクトも世界的にブームになりつつあります。
＞＞Twitterスペースにボイスチェンジャー的機能が追加か – Engadget 日本版
いっぽう、これは先日譲り受けを発表したREC.ユーザーへの配慮、という可能性もあるかもしれません。REC.は音声配信プラットフォームの中では、収録時のジングルやBGMや効果音が充実しているサービスでした。そうした機能になれた配信者を満足させるには、と考えても不自然ではありません。
また競合のRadiotalkはすでにボイチェンのようなエフェクトは実装済みですから、追撃する動きともいえそうです。
求人には「不確定要素は多い」としながらも、コラボ機能などで出演を渋る一般ユーザーを登壇させるのにボイチェンはとても効果的ですので、期待したいですね。
月間MAUも公開
おそらく公式には発表されていなかった月間MAU（月のアクティブユーザー）は、100万超えとのことです。
現在ではMAU（月間アクティブユーザー数）は100万を超え、1日のユーザーの平均滞在時間も80分を超えるまでに伸びてきています。
ちなみに、Voicyは2021年4月時点で、250万超えだそうです。
＞＞Voicyの月間利用者数が250万MAUを突破。2021年からの3ヶ月で2.5倍に | Voicy
「今後数年以内には国内No.1の音声プラットフォームとして成長させ、その後はグローバルへの展開にも挑戦していきたい」と語るstand.fm。2倍以上のMAUをもつVoicyもすでに射程圏内に入っているということでしょうか。
これからもstand.fmに注目が集まりそうです。
