統計を取ったわけではありませんが。
YouTube動画からの、大手企業の動画の拡散が増えてますよね。
1997年からネットマーケティングを見ていますが、調査データが出てきたら、いっきに参入が増えてきそうな勢いを感じます。
うちの子供達もTVは録画リストの番組は見ますが、ふだんはiPadでYouTubeばっかりです。uuumが登場したあたりから、大手企業でのYouTube活用も目につくようになってきた気がします。
で、それらをまとめようかなー、と進めていくうちに、その流れの背景が、これは重要な潮目だぞと、腹落ちするところがありましたので、記事化しました。ご参考になれば幸いです。
この記事の目次
YouTube動画のクォリティアップが半端ない
動画の露出の背景に拡散力の源泉として
多くのキュレーションサイトでは、動画やTwitterからのキャプチャやiframe表示でまとめ記事を作る傾向が増えているように感じます。
サイトに掲載された画像をそのまま利用するのは、雲行きも怪しくなってきたから、ともいえそうです。
>>キュレーション終了のお知らせ、著作権侵害は非親告罪化で調整
実際、海外でもバイラルやキュレーションは、動画のキャプチャを載せてバズらせる記事をよく見ます。国内でも、元ネタを動画から見つけるのは増えそうな予感。
海外のドラゴンボール2次創作は破格の予算
さて、そんなバイラルの源泉となりそうなYouTube動画ですが、最近は、そのクォリティアップに歯止めがかかりません。
ねとらぼの記事で知ったのですが、これはもはや映画並みのクォリティですね。
YouTubeの有料コンテンツで、世界同時配信でビッグマネーが動く!といったとんでもないヒット作も生まれそうな勢いです。
バイラルもネタを提供してくれれば嬉しいわけで、もちつ持たれつという関係ができつつあるようです。
WiMAXなど大手がバイラルを意識した動画作りも増加中
可愛すぎる仲居さんが着物を脱ぎながら全力ダッシュ!巨乳ポロリもあるよ【動画】
https://www.youtube.com/watch?v=bHq-LI1t1SY
大手もだいぶYouTubeの作り方が変わってきましたよね。
いわゆるギリギリセーフ狙いがうまくなってきた感じです。
大手がお金かけて、こういうバイラル向けのを作ってくるとなると、ほんと動画で一儲けしようという人は難しくなってきますね。
サントリーもバイラルをしかけてましたね。女子高生の忍者ムービー。
今後、こういったバイラル向けで凝った作りのものと、uuumなど人気YouTuberの起用など、大規模動予算枠での動画が増えそう。
もちろん、2013年頃はふなっしーのような、面白くてネタになりそうな話題提供型が多かったかもしれません。
>>全然ゆるくない超人的な身体能力! 船橋市非公認ゆるキャラ「ふなっしー」の人気急上昇っぷりがハンパない!! | ロケットニュース24
ふなっしーの躍進は記憶に新しいのではないでしょうか。
数字をもっているYouTuberの活用は以前から盛ん
人気YouTuberはすでに数字をもっています。彼らがレコメンすれば瞬間的には、特定の属性に、すぐにリーチが可能です。そして、そのプラットフォームも整いつつある状況です。
>>2015年に10億以上調達が予測されるスタートアップ6選 | The Startup
uuum:ジャフコから5億調達済みだが?
他にソースが見つからなかったのですが、国内YouTuberマネジメント会社のuuumは、すでに資金も調達しているようで、YouTubeビジネスが熱くなりそうです。
すでに多くの数字を持っているYouTuberからのレコメンドは、属性さえ合っていれば強力な誘引になるでしょう。
ほんと、YouTube動画のコンテンツ力が上がってきて、それを試聴するユーザーの増加、という好循環が定着してきた印象です。
「拡散の加速」を理解して仕掛ける
しかし、なぜそこまでにお金が動くようになったのでしょうか。では、動画に限らず、昨今のソーシャル拡散に着目してみましょう。
バイラルやキュレーションが拡散を加速する
奇跡の一枚、とよばれるファンの投稿写真をきっかけに、またたくまに全国区のアイドルとなった方がいます。ネットの拡散力を感じるトピックかと思います。
>>全文表示 | 橋本環奈ちゃん、なぜ突然ブレークしたのか 首都圏ライブで「かわいい!」ツイッター拡散、テレビも盛り上げ : J-CASTニュース
いまや全国区となったアイドルの橋本環奈さん。彼女は2chやソーシャルから火がついたことが知られていますが、その広がりはじつはネットだけにとどまっていませんでした。
NHKの全国放送の深夜枠のニュース「NEWS WEB」で、Twitterの急上昇ワードを紹介するコーナーがあり、当時そこで取り上げられたのです。「つぶやきビッグデータ」というコーナーで、かつては制作者のフィルターがかかったり、時間がかかったりしていたところが、いっきに拡散する可能性が出てきたといえるでしょう。
実際、橋本環奈さんの事務所の公式サイトは、その当時、急激なアクセスでサーバーがダウンしたほどだそうです。
つぶやきビッグデータとは
NHKの深夜枠のニュースの1コーナー。NTTデータが解析する、前日の投稿数よりも2倍以上もの急上昇したワードを取り上げます。サブカルものの結構な頻度で取り上げられるため、ネット界隈の人気も高いようです。
>>つぶやきビッグデータとは (ツブヤキビッグデータとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
つまり、ネットでの拡散はもはや大手メディアも注目していて、さらに拡散が加速する土壌がととのいつつあるのです。
バイラルした後はGunosy砲などの継続アクセス
もちろん、拡散の加速はTVだけではなくネットでも広がっています。ソーシャルである程度バズりますと、翌日、はてなブックマークやGunosy砲などの集中砲火を体験することになります。
>>CVRが1.4倍!リアルタイムSEOはテーマ選びでロックオン
テーマとタイミングさえロックオンできれば、私のような零細サイトでもアクセスが爆増するわけです。
そして、それを一部のマーケッターはすでに体験し、知見として活用しはじめている兆しがそこかしこで見られるようになってきたと感じています。
拡散の加速を体験すること
さて、バズらせるためのノウハウも増えてきた。拡散が加速する土壌も整ってきた。としますと、マーケッターはそれらの知見を貯めて、適切に提案できるようなカードは持っていて良いかと思います。
サーバーはどれくらい増強しておかないといけないのか。その拡散シミュレーションはどう見積もるか。などなど、そうしたコンテンツ管理や運営のノウハウを貯めていかないと、提案力は目減りしていくのではないかなあと。AWSでどれくらい予算追加したいいか、どういうスケジュールでリソース増やしたらいいかなど、ほんとやってみないとわかりませんから、稼ぐなら知見が広がりはじめている今です。
そして、その源泉としてどうもYouTubeが今後増えそうだなあと思うわけです。動画は制作にコストはかかりますが、継続的に残り、海外にもアピールできる資産として、長期に見れば割が良いと言えそうですし。
YouTubeチャンネルも、Googleアナリティクスで分析できますので、仕込んでおくと良いですよ。
こういった瞬間風速をどう捉えるか。検索と比較するとCVしづらいからと知見を貯めないでいいのか。
2015年移行、その姿勢や認識の違いで、ネットマーケッターのノウハウ蓄積の格差が広がっていくのかなと予感します。私もがんばろーっと。
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