文章力を上げるオススメの書籍16冊

文章力をあげるには、切り口、テーマ、構成、正確さ、スピード、語彙の豊富さや的確さ、いろいろな要素を向上させることが重要です。文章力を上げるための、さまざまなスキルを上げる示唆となる本をご紹介します。

文章力を上げるとは

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ひとくちに「文章力」といっても、必要とされるスキルや素養は異なります。

ただ、いわゆる駄文とよばれるものには傾向があります。読みにくい、リズムが悪い、伝わらない、誰に向けて書いたのかわからない、正確さに乏しい、など。

まずはこういった、ネガティブ要素を廃するところからが文章力を上げる第一歩になります。

たとえば漢字。

近年ではスマホやパソコンの普及でやたらと感じを使う文章も増えてきましたが、それも良し悪しです。漢字があまりにも多いと視認性が落ちるだけでなく、堅く感じさせてしまうことで、読者の心理的ハードルを上げてしまうデメリットもあります。

たとえば、「読み返す」は、青い鳥文庫という書籍レーベルでは「読みかえす」に統一しているそうです。漢字が2つ続くと読みにくくなる読者もいるからだそうです。

ちなみに、私はこちらでいつも漢字の使用率をチェックしています。

>>漢字使用率チェッカー:入力画面

まずはこのように、誰が見ても明らかにネガティブな要素を廃するところから、文章力アップの第一歩がはじまります。

そして、どういう場面で必要とする文章力なのかをはっきりさせ、以下の書籍を目安にして関連書籍をたどり、レビューから想定スキルなのかを見極めるます。すると、良い本にめぐり会える確率が上がるはずです。

文章力の鍛え方

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ネガティブ要素をある程度廃したあとは、内容を磨きます。

内容にもさまざまな側面があり、いきなりすべてを向上させることは無理ですが、興味のもったものから精度をトレーニングしていくと良いでしょう。

発想や切り口を変える

読み手に「なるほどこういう考え方もあるのか」など納得してもらえるような、あまりないアプローチを考えます。発想をつねに柔軟にして物事をとらえます。私がよく使いますのは、時系列や場所、立場、用途を変えてみるという視点切り替えです。そうすることで、見えなかった面が見えることがあります。

全体の構成を吟味する

同じ物事でも伝える順番や言い方で、伝わる印象ががらっと変わります。読んでもらうためには、読者に、意外性や新しい価値を感じてもらうことも必要です。そのときに構成を工夫することで、読者の気持ちをうまく誘導します。

「わたしは昨日、公園に行った。」
「わたしは公園に行った・・・昨日。」

伝えている事実はまったく同じでも、印象ががらっと変わっていることにお気づきだと思います。

後者は何かアリバイでも隠しているような、「昨日」という史実に含みを持たせたような言い方になっていますよね。こういう読者の心の機微を、書き手は誘導することができるわけです。

そして、これは文全体でもいえるわけで、私は漫才や落語などから、その流れをよく参考にします。古典はそういうときにとても役立ち、繰り返し読んでも毎回気づきがあるので、とても参考になります。

それでは、以下わたしが愛読していますおすすめの文章力アップの本をご紹介します。

これらのリンク先の関連書籍などでも、オススメがありますので、ぜひいろいろと物色してみてください。

文章力を上げるおすすめ本

20歳の自分に受けさせたい文章講義

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書) | 古賀 史健

20歳の自分に受けさせたい文章講義
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「10年後の自分に語りかけよ」など具体的に指南。しかも普遍的な指摘で、この本自体の文章力にぐいぐい引きこまれます。そのせいか、レビューも読みごたえのあるものが多い気がします。

間違えやすい日本語

朝日新聞校閲センター長が絶対に見逃さない間違えやすい日本語 | 前田 安正

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勘違いも結構ありますので、まずは校正力をあげることはおすすめです。

伝わる・揺さぶる! 文章を書く

伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書) | 山田 ズーニー

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鉄板ですが、これもやはりオススメ。

伝え方が9割

伝え方が9割 | 佐々木 圭一

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伝え方というスキルを一躍注目させた書籍。ロングセラーです。とても平易でわかりやすく書かれていますが、初めて読む方は目からウロコの考え方もあるかと思います。

人を惹きつける技術

人を惹きつける技術 カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方 (講談社+α新書) | 小池 一夫

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ストーリーの意外性や構成など。

伝える力

伝える力 (PHPビジネス新書) | 池上 彰

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鉄板ですが、こちらもオススメです。わかりやすく伝えるカリスマ・池上さんのルーツとも言える文章力アップの本です。

>>その他 人気の「池上彰: 本」最新一覧はこちら。
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調べる技術・書く技術

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940) | 野村 進

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こちらも名著です。読ませる文章を書くには正しいインプットが重要。そんな実践的で普遍的なノウハウを解説した名著。

写経のように書き写す

名作書き写し文章術 | 高橋 フミアキ

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これが意外と聞くんですよね。名文をなぞらえることでじつはしっかり基礎が身についているという。考えるよりまずは基礎を染みこませる。人気です。

新しい文章力の教室

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス) | 唐木 元

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人気サイト・ナタリーで実践されてきた初心者にもわかりやすい実践書。

SNS時代の自己表現レッスン

簡潔で心揺さぶる文章作法 SNS時代の自己表現レッスン | 島田 雅彦

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「島田雅彦 文章読本」という大学での講義をまとめたものです。若者に伝わりやすい短文を考えるときに。

ウケる技術

ウケる技術 (新潮文庫) | 水野 敬也, 小林 昌平, 山本 周嗣

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鉄板の書籍ですが、発想本として今でも珠玉。

まるまる一本添削講座

ライトノベル長編まるまる一本添削講座 | 榎本 秋

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ライトノベルが作例ですが、実際にこういうところに、赤が入るのか、という校正を知ると、文章力もあがっていきます。

齋藤 孝「大人の語彙力ノート」

大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる | 齋藤 孝

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相手につたわる言葉を使う、視線の高さを合わせる、よい文章というのは読み手を意識した言葉選びが大切です。語彙力の引き出しが多いことや、統一感のある単語選びにこだわることはおすすめです。

漫才入門

漫才入門 ウケる笑いの作り方、ぜんぶ教えます | 元祖爆笑王

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これを読むとお笑いがより深く理解できます。

Webライティング実践講座

Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで (WEB PROFESSIONAL) | 林千晶, 中野克平, 井上果林, 小川治人, 君塚美香, 中田一会, 吉澤瑠美

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ウェブに特化したライティングで、少し昔の書籍ですが、本質的なところに触れていて参考になります。

頭がいい人の文章の書き方 (イラスト図解版) | 日本語倶楽部, 小泉 十三

頭がいい人の文章の書き方
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図解されていてとても読みやすいです。小論文、入社試験対策にもおすすめです。

厳選のおすすめ記事

文章力のスキルアップ

書ける人は書く前から違う。
>>文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい | Rootport

校閲ってホント重要。
>>プロの校正者は小説のどこをチェックしているか | ガールズ・ラブ&心霊学園ホラー『天使の街』:オフィシャル・サイト

推敲ひとつでぜんぜん変わります、正解はないけれど。
>>レポート、小論文、ブログ……文章の「推敲」してますか? – ぐるりみち。

タイトルはほんと重要。私もタイトルだけで数時間かけます。
>>月間30万PV達成!1年間実践してきたブログアクセスアップ法10個を徹底解説するよ – ままはっく

読みやすさも大切。
>>「シンプルな文章の書き方」 ― 読まれなかった文章をカイゼンしてわかったこと : earth in us.

有名アフィリエイターかんきちさんの珠玉のテクニック。さすがです。
>>文章力とは、この世を生きる力である

ベネッセと朝日新聞の検定試験。語彙力がわかる模擬問題もあるのでチャレンジしてみよう!
>>合格力養成BOOK | 問題例・対策法 | 語彙・読解力検定

読まれる、見つけられる、良い記事の書き方。基本中の基本で重要。
>>良い記事を書くためのガイドライン – Qiita:Support

文章力アップのツール

>>類語辞典・シソーラス・対義語 – Weblio辞書
>>漢字使用率チェッカー:入力画面
>>ラッコキーワード
>>オンライン日本語校正補助ツール

文章力は、何歳になっても役立つスキルなので、定期的にスキルチェックすると良いかと思います。

わたしもがんばろう。

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