任天堂スイッチでフォートナイトをBluetoothワイヤレスイヤホンでプレイしました。いやー快適で感動しました。国産メーカー品をつかい実際にフォートナイトをプレイしてわかったことを共有します。
ワイヤレスなのでほんと面倒なケーブルから解放されることがこんなにも快適かと。現状ではある意味、既製品としては存在しない唯一の「ゲーミングワイヤレスイヤホン環境」を実現しています(ソニーなどでもゲーミングワイヤレスヘッドフォンはあるがイヤホンはない)。ただ、現状では公式ライセンス品を待ったほうがいいと思いました。
この記事の目次
スイッチでワイヤレスイヤホンを使った
まず結論から言いますと、次の3つの機器を使いました。ただ、これらすべてが高速伝送に対応している必要があります。具体的な必要機器は後述します。
- Bluetoothワイヤレスイヤホン
- USB Bluetooth送信機
- USB・TYPE-C 変換器
ボタンを押す/画面に反映される/聴こえる、の3つがズレてはいけないのです。フォートナイトを試しましたが、一般的なBluetoothワイヤレスイヤホンを使いますと、ボタンを押すのと一瞬ズレて、音が聴こえてます。これが音ズレ・遅延です。
なお、ボイチャには非対応です。2020年2月6日現時点で、ボイチャにも対応したゲーミングワイヤレスイヤホン環境は存在しません。
記事中の機器でフォートナイトで試したところ、相手の声は聴こえますが、こちらの声は送られていませんでした。
以上のことをふめて、任天堂スイッチでBluetoothワイヤレスイヤホンを使ってフォートナイトをプレイしたブログ記事をどうぞ。
スイッチとBluetoothワイヤレスイヤホンの設定は不要
それでは、わたしが今回、音ズレや遅延なく、フォートナイトをプレイできた環境をご紹介します。任天堂スイッチのバージョンは v9.1.0です。
スイッチ本体にBluetooth送信機をつける
apt-X LL対応のBluetooth送信機を、USB TPYE-C変換アダプタを使い、任天堂スイッチに装着します。
スイッチをドックに入れているときは、TPYE-C変換アダプタは不要です。ドックのUSB端子にそのままさせば認識してくれます。クリエイティブのBT-W2はUSBに直接さすため、デジタルからデジタルで伝送できるためより高速化が期待できます。
Creative Bluetooth USB オーディオ専用アダプター 低遅延 aptX Low Latency (aptX LL)対応 PC用ドライバーのインストール不要 PS4も接続後ペアリングですぐ使える BT-W2 | CREATIVE | Bluetoothアダプタ apt-X LL
クリエイティブのBT-W2は、2020年2月6日現在、とても人気で品薄です。転売品の高額な商品や粗悪な中古品には注意してください。
AUKEY USB C to USB A 変換アダプタ Type cアダプタ 56Kレジス OTG機能対応 iPad Pro、MacBook Pro、Chromebook Pixel、Nexus 6P/5X、OnePlus 2に対応 高速転送可能 CB-A1: 家電・カメラ
- カラーはブラック、ミックス、レッドから選べる
- 国内メーカーでatpX LL対応で低価格コスパ最強
- 10mmドライバーで思いのほか音質は良い
- 防水は非対応なので注意
スイッチは設定なしで認識する
任天堂スイッチのシステムを最新版にアップデートしておきます。すると、Bluetooth送信機を装着してすぐに、自動的に認識します。設定は不要です。
Bluetoothワイヤレスイヤホンとペアリング
Bluetooth送信機のペアリングボタンを長押しします。早く点滅して待機状態になります。
エレコム Bluetooth ブルートゥース イヤホン ワイヤレス 10.0mmドライバー [BASSブースト機能、シェアリング機能、自撮り機能、多彩な機能をワイヤレスで楽しめる] マイク付き Musicians Reference RH1000シリーズ レッド LBT-RH1000XRD
apt-X LL対応イヤホンの電源を入れ、ボタンを長押ししてペアリングさせます。認識すればすぐにスイッチの音がワイヤレスで聴こえます。
ここでもとくに設定は不要でとても楽です。ただ、本当に、ここまでの機材の準備が面倒なのですよね。。。
apt-X LLに対応していれば、イヤホンは何でも構いません。こちらの記事もどうぞ。イヤホンでなくヘッドホンが良いというかたも、国産メーカーの信頼のできる製品も多数ありますので、お好みが見つかるかと思います。
>>aptX LL対応の低遅延イヤホンやヘッドホン最新13機種2020
サイトで詳しく見る
ただ、残念ながら、2020年2月6日時点で、完全ワイヤレスイヤホンでapt-X LL対応機種はゼンハイザーのM3IETWしかありません。SONYもAPPLEも発売していません。
apt-X LL対応でないと遅延がわかる
念の為、apt-X LL に対応していないワイヤレスイヤホンでもプレイしてみました。
素人のわたしがプレイしても、フォートナイトは、ボタン押下と銃撃の映像と、イヤホンからの発射音が微妙にずれます。うまくいえないのですが、違和感を感じます。
apt-X LLのワイヤレスイヤホンとは、明らかに違うことだけはわかります。
いやー、これほどまでに、遅延って気になるものなのですね・・・。いやはや、apt-X LL じゃないとダメですわ、こりゃ。
ワイヤレスは本当にすばらしい
Bluetooth5.0に対応していれば、伝送距離も品質もとても安定していますので、一部屋離れたくらいでは途切れません。快適。
ワイヤレスなので、トレーナーなど衣類を脱いだり着たりしても、まったく問題なし。
スイッチをジップロックに入れて、防水イヤホンなら、お風呂でも快適にYouTubeを視聴できます。
また上記のBT-W2はパソコンなどでも使える汎用的なBluetoothオーディオなので、アダプタをつければiPhoneやiPadでも、なんと使えちゃいます。
リズムゲームなど音ゲーでも、違和感なし ※最高レベルのプレイをのぞむ方は、やはり有線が一番です。
水没はダメですが防滴レベルのapt-X LLワイヤレスイヤホンはありますので、ジップロックにスイッチを入れて、お風呂でフォートナイトというのも実現可能。
ラディウス Bluetooth対応ダイナミック密閉型カナルイヤホン(レッド)radius new ear NeEXTRA Series HP-NX30BTR | RADIUS(ラディウス)
ワイヤレス、快適すぎ!
ただ、試してはいませんが、高速伝送なので、おそらくはバッテリー消費は早くなると思います。
公式ライセンス品を待つのがベスト
残念ながら、2020年2月6日時点で公式ライセンス商品はありません。PS4は、SONYから公式周辺機器(それでもイヤホンは無い)として2機種発売されているのですが、任天堂スイッチではありません。
現状ですと、公式を待つか、以下のラディウスが唯一の選択肢かと思います。
>>低遅延を謳うaptX LL対応のUSB接続型Bluetoothトランスミッタが発売。Switchにも対応 – 4Gamer.net
サイトで詳しく見る
ゲームやアプリによるとは書かれていますが、なんとボイチャにも対応と書かれています。すばらしい。
楽天で詳しく見る
ただ現状では、Bluetooth送信機と、Bluetoothワイヤレスイヤホンを使っても、音ズレなど遅延があり、現実的ではありません。無線は基本的に音がずれるものなのです。
安価で出まわっているスイッチでのワイヤレスBluetooth送信を実現する、多くの中華アタッチメントは、日本の総務省の技術基準適合証明の認証を通過していない、いわゆる「技適マーク」を取得していない商品です。そういう審査をしていないから安いのです。
そこまでこだわらなくてもいいではないのか?と思われるかもしれませんが、伝送技術(コーデック)によって、これだけの差があります。低遅延のapt-X LL と、広く普及していますAACですと、ほぼ3倍もの速度の違いがあります。
ですから、わたしが今回使用したCREATIVE社製のBluetooth apt-X LL対応送信機ですが、あまりの人気で今、市場にほとんど出回っていないようです。高額な転売商品を買わないようにしたいものです。また、USBが飛び出しますので、USB接続部分を破損する危険性もあります。
安価な中華製Bluetoothキットを買ったとして、スイッチがアップデートしたら対応してくれるのか?など、多くのリスクがあります(アップデート対応しても日本語での情報があるのかなど)。
以上のことから残念ながら、わたしのなかでは、無理して今スイッチでワイヤレスイヤホンを使うことは、避けるべき、という意見です。
ただ、ワイヤレスイヤホンでプレイしたフォートナイトは、あまりに快適で素晴らしいものでした。ですので、その経験をわたし一人に留めるのではなく、共有すべきと思いブログで記事化しました。ですから以下のノウハウを実践するときは、自己責任にて行われるようお願いします。
eスポーツ最前線のプロはワイヤレスを使いません。そして、多くの世界中のワイヤレスゲーミングヘッドセットの多くが、独自のアダプタと伝送技術で製品を提供しています(アダプタも自社製で開発することで遅延を限りなく少なくできます)。それが現実です。
ですから、送信側と受信側がそろっていれば理論上はどんな機器でも良いわけで、PS4のワイヤレスヘッドフォンの接続した強者もいます。実際に使えてるそうです。※ボイチャ非対応
そして、ボイチャには対応していません。これはどうしようもありません。
ボイチャには非対応
まとめ
apt-X LLのBluetoothワイヤレスイヤホンと対応送信機を使いますと、快適にワイヤレス環境が構築できます。ただ、その環境を整えるのが、とても大変です。その上で自己責任でワイヤレス化をすることになります。
- 多くの中華ワイヤレスアダプタは技適をとっていない
- 送信機とイヤホン側でapt-X LLに対応している必要がある
- ただ、スイッチのワイヤレスイヤホンは最高に楽しい
はやく、公式にライセンス商品としてワイヤレスイヤホンが出てほしいです。HORIとかから出してくれないですかねえ・・・。
というわけで以上、任天堂スイッチでワイヤレスイヤホンを楽しむ設定とその機器でした。
お疲れ様でした。
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