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小僧寿しの事業プランを考えようと告知を見たら驚いた

公開日: : ストラテジー


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これってどうなのか

競合他社も応募できちゃう!>< でもそれくらい必死なんだ!

迷走は言い過ぎ

日経新聞の記事タイトルによると小僧寿しが迷走しているとのことで、本文を読んでみました。

記事本文によりますと、迷走のはてに経営について、広く意見を募集したとのこと。

ほんとかいな、と思いながら検索をして、小僧寿しのサイトを見てみました。驚きました。

下記のとおり株主様、お客様、FC加盟店様、お取引先様から従業員まで、広く経営方針に関する意見募集を行うことを決議いたしました。~その他 記名・匿名は問いません。

これ、匿名OKなら競合が応募できちゃうじゃないですか!異例といえば異例です。ただそれでも迷走は言い過ぎかと。

良かれ悪かれ、売上増に迷っている経営陣が多角化をするのはよくあることです。集中と選択、ということをいう人もいますが、集中してもやっていけるほどの売上でいいならそれでもいいんですよ。でも、フランチャイズの責任は重いわけで、そうではないということだと思います。

正直ちょっとびっくりしましたけど、冷静に考えればちょっとしたアンケートを、大胆にしてみた、くらいじゃないですかね。

フランチャイズの責任は重い

小僧寿し

小僧寿しの思い出は、私が子供の頃、まだ回転寿司がなかったときから。当時、高嶺の花だったお寿司が手軽に食べられる!と子供ながらその持ち帰りを楽しみにしてた記憶があります。懐かしい。

その後似たような業態も出てきましたが、回転寿司が普及するまでは、持ち帰り寿司の業態はよく見ていた気がします。それが今ではここまで多品種展開していこうというのは並大抵の覚悟ではないかとは思います。

よく選択と集中と言うけれど

ちなみに、よく経営不振になると、「選択と集中」という指摘が出てきますが、それは、選択して売上規模縮小してもいい前提です。こじんまりやって、売上もそれくらい減っても、社員などを雇用していける、という前提での戦術です。

選択というのは、袋小路のような狭いところに敵を誘い込み、少ない人数でしか入り込めない敵を、地の利もある自分たちが同等の人数でこてんぱんにする、という戦法です。勝てたとしても、それは、大局の一部なわけです。それで全体として勝つには、かけるその数だけ誘い込まないといけないわけです。ある意味、生き残るための戦術なのです。

フランチャイジーにそれを強いれますか?という苦しみなのだと思います。

かつて多品種展開するチームにいました

じつは私は、小僧寿しではないですが、過去に、そういう苦境に立たされて多商品展開するチームにいたことがあります。現場は本当に疲弊します。オペレーションが複雑になり、それぞれが中途半端になります。仕事にプライドがある人ほど泣きたくなります。

とくにネットで多くの情報を得られる昨今では、それを大好きで時間のたくさんあるユーザーには知識では勝てません。仕事に対する誇りとかぼろぼろになっていきます。そういう終わりのない戦いを現場は強いられるのです。

強いられるにしても、まだ前述のように、売上は減っても絞ってくれるほうがマシだとは思います。疲弊度がぜんぜん違いますから。

しかも、その多商品展開もトップの思いつきでやられたりして、なおかつはずればっかりだとしますと、もう求心力はガタ落ち。出来る人からどんどんと辞めていき、実力のない人ばかりが残り、そうして品質も落ちていく、という悪循環が待っています。

正しい選択と集中

本来そこでとる戦法はまったく異なります。多商品展開したくなる本質は何ですか?弾を広くたくさん打って、少しでも当てたい、ですよね?でも、それで当たりますかね?散漫になりますよね。そうじゃないですよね。

弾を打つオペレーションはほとんど変えず(現場に負担なく)、より大きな的を探したり、多くを狙えるよう戦力を上げたりすることですよね?そのために、弾が小さければ大きい弾を用意する、より高速にさらに弾を打てるようにする、など方向性を間違えてはいけないのです。

少ない戦果に耐えながら、逆転の機会を伺いながら戦う、です。

もちろんいきなりたくさんの敵を打つことは無理でも、順序立てて少しづつ攻略していくことでもいいかもしれません。今回の場合、とにかくフランチャイズという経営側がなんとかしないといけないことが多そうですから、そこはリスクを覚悟しないと、だとは思います。

・まずは今の顧客を、少ない労力でさらに満足させる施策を2~3当てること。(接近戦)
・つぎにオペレーションは変えず新しい顧客層を取り込めるヒット商品を生むこと。(武器の強化)
・これをつないでいくための運転資金と、告知のための予算を工面すること。(長期戦)
・FCということではそのあたりの戦い方の展望を示し、現場に選択権を与える。(長期戦への承諾)

これらを季節ごとに当て続けなければ、本質的な巻き返しは難しいと思います。あのかっぱ寿司というトップランナーでさえ事業見直しを迫られているくらいですから、小僧寿しが逆転ホームランを打つには緻密な戦略と実行部隊とが必要なのです。

本当の敵は何なのか、競合にどうやったら不意打ちできるか、それらを紐解きながら、着実にオペレーションしていく以外にはないと思います。そして、勝負の潮目が変わったところで、そこで本当の勝負をする、絶対にそこをはずさない、それが大切です。

ただちなみに、それらのことをすでにやっていましたら、また変わってきますが、そこはわかりませんのでご容赦いただければと思います。個人的には意見募集というようなことではなく、外部からパワーリーダーを引き入れて、権限を集中させて力強く引っ張っていく局面なのかなとは思います。

まとめ

実情はよく調べていませんので、応援も批判も本当はできません。もしかしたら、凄く的外れなことを言っていて、じつは経営上の怠慢で本当に迷走なのかもしれませんし、これはたんなる意見徴収レベルなのかもしれません。しかし、イオンやヨーカドーでさえ大きなうねりのなか戦いながら必死に生きています。

それが、吉と出るか凶と出るかはまだこれからです。しかし、もし経営陣の不徳の致すところであれば、覚悟はしなければならないでしょう。それでもがんばって欲しいと思います。あ、やっぱり応援しちゃった・・・。

お土産の小僧寿司、なんか嬉しかったなあ。

「まずは現状のお客様満足。」

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Yoshihiko Yoshida
フリーのマーケター。Googleアナリティクス公式コミュニティ・アンサリスト最高ランク「レジェンド」国内初獲得。アクセス解析を中心としたコンサルティングや設定、メディア運営に従事。「マツコの知らない世界」Googleマップ案内人として出演。Googleストリートビュー認定フォトグラファー。教育システム情報学会会員。元立教大学非常勤講師。主な著書「Googleアナリティクス基礎講座」(技術評論社)。趣味はデジカメとパン作り。>>もっと読む

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