Google Analytics 公式ブログにて発表されていましたが、どうやらアドバンス セグメントで
イベントトラッキングが使えるようになったようです。
確認したところ日本語版でも対応していましたので、早速試してみました。
◆目次◆
・イベントトラッキングとは
・イベントトラッキング、その本当の実力とは
・イベントトラッキングの事例
・実践!イベントトラッキング&アドバンス セグメント
・まとめ
イベントトラッキングとは~Webページの様々なイベントが取得可能に
ページが読み込まれたとき、リンクがクリックされたとき、メニューを選択したとき・・・
などWebページでは様々なイベントが発生しています。
それらをカウント出来るのが、イベントトラッキングです。
それらのイベントに、Google Analytics で記録時に新たに任意の名前をつけられます。
コンテンツ>イベントのトラッキング、それらの集計が見られます。

公式ヘルプでは、Flashビデオの再生と停止などのボタンに組み込み、
ユーザーの利用状況を計測する、といった事例が紹介されています。
このように、ページが表示される(pageview)以外にも記録を取ることが出来る、
それがイベントトラッキングです。
参考:イベントトラッキングの使い方、まとめ10+事例
イベントトラッキングの真価は、カジュアルな属性定義が出来るところ
イベントトラッキングは上記のような使い方以外にも、様々な利用の可能性があります。
実はこれまでは、変数のように自由に使える値は、ユーザー定義しかありませんでした。
(その値はユーザー>ユーザー定義、で操作し閲覧可能。)
例えば、リファラからキーワードの順位取得をし書き込んだり、
フォームで選んだ属性を記録し絞り込みに利用したり、など。
ユーザー定義で記録した属性は、さまざまな分析で利用が可能なのです。
参考:外部リンク
Google Analyticsの「ユーザー定義」レポートの設定方法
Google Analytics のユーザー定義を利用したサイト最適化
「Google Analytics」のユーザ定義
Google Analyticsの「ユーザ定義レポート」をリスティング広告へ活用しよう!
Google Analyticsで検索順位を調べるフィルタ設定
しかし、イベントトラッキングは、ユーザー定義以外にも、
ユーザーが自由に書き込める場所を提供してくれました。
たとえば、問い合わせフォームの送信完了ページに、以下のように記述します。
(Google Analytics のトラッキングコードはga.jsにしている必要があります)
記述書式:_trackEvent(カテゴリー, アクション, ラベル*, 値*) *任意追加
記述例:
<script type=”text/javascript”>
try {
var pageTracker = _gat._getTracker(”UA-xxxxxx-xx”);
pageTracker._trackPageview();
pageTracker._trackEvent(’200907′,’cvr’,'toiawase’);
} catch(err) {}
</script>
※太字部分のみ追加します。<>は全角で掲載しています。
例えばこうしますと、2009年7月というカテゴリー名で、
cvrというアクションで、toiawaseラベルでカウントしてくれます。
・・・というと何だかよくわかりませんが、toiawaseというイベントがページとは別に、
1件カウントされた、と思えば良いのです。
(これはイベントととしてカウントされていますので、PVには影響が出ません。)
コンテンツ>イベントのトラッキング>ラベル、等の操作で確認できます。
これらのカテゴリーやアクション、ラベルは、任意に設定が可能です。
ですので、実質ユーザーが利用できる変数が増えたと言っても良いのではないでしょうか。
なお、ユーザー定義がクッキーを利用し値を2年間保持できるのに対し、
イベントトラッキングは訪問時ごとに関連付けられます。
(例:3ヶ月前イベントトラッキングされた人が、今度のアクセスでどういう
ページを見たか調べる >>出来ません)
さらに真価を加速させるアドバンス セグメントの対応
そして更に、今回のアドバンス セグメントの対応により、分析の幅が広がりました。
というのも、前述のように自由なカウントが出来、それを元に絞り込める
(アドバンス セグメント)わけですから、以下のような分析が(今まででも同様の
操作はそれなりには可能だったわけですが)容易になります。
例1:問い合わせ完了した人が、どういうページを見ているか
(問い合わせ完了ページにイベントトラッキングを仕掛ける)
例2:外部リンクのカウントをし、どのリンクが人気があるか
(<A>タグに、onClickイベントで仕込みます。イベントなのでPVに影響も出ず◎)
参考:外部リンク アフィリエイトで稼げるキーワードを見る方法
例3:ダウンロード数を測り、その利用者の見たページを調べる
(PDFなどのダウンロードの<A>タグにonClickを仕掛けます。その際に、onClick=”pageTracker._trackEvent(’download’,'pdf’,this.href);”)などと
Javascriptのメソッド等を記述可能です)
このように仕込みましたら、イベントをアドバンス セグメントで絞込み、
動向を分析すれば良いのです。
実際に、イベントをアドバンス セグメントで絞り込み解析してみる
では、早速イベントを仕掛け、アドバンス セグメントで絞り込んで見ましょう。
例えば、問い合わせ完了ページにイベントトラッキングを組み込み、
そして、問い合わせが完了したのはどの時間帯が多いのか、アドバンス セグメントを作成し
分析してみます。
アドバンス セグメント>アドバンス セグメントを新規作成

例えば、ディメンション>コンテンツ>イベントのカテゴリー、をドロップ。

値の▼をクリックし、絞り込みたいカテゴリーラベルを選択。

アドバンス セグメント名を入力し、「セグメントのテスト」をクリック。
抽出数を確認したら、「セグメントの作成」をクリック。

アドバンス セグメント管理画面に戻ったら、「レポートに適用」をクリック。
表示されたレポートは、既にアドバンス セグメントで絞り込まれた
セッションのみが表示されます。ですから、いかようにも分析が可能です。
例えば、ユーザー>ユーザーの傾向>セッション数、を選び
「時間別」をクリックします。
すると、このイベント発生の多い時間帯は、9時と16時だということがわかります。

この絞込み例は、他の機能でも出来そうですが、
前述のように、その値に変数を使えたり、分類が出来たりするところが
イベントトラッキングの利点かと思います。
絞り込み後は、地域を調べたり、人気ページ(上位のコンテンツ)を調べたりと、
様々な分析が可能になります。
イベントトラッキング&アドバンス セグメントまとめ
・イベントトラッキングに対応したアドバンス セグメントは便利。
・イベントトラッキングは、カジュアルに利用可能な変数のようなもの。
・さらにイベントトラッキングの値には、メソッドや変数なども指定可能。
・いろいろなイベントにイベントトラッキングを仕込もう。そうすれば分析が可能。
なお、<A>タグなどにイベントトラッキングを仕込むときは、その上部にトラッキング
コードが記述されていませんと、正しく動作しませんので気をつけましょう。
イベントトラッキングを知らない人向けにも、わかりやすく書いてみました。
より多くの方にこの記事が有用だと思われましたら、
yoshida アドバンス セグメント, イベントトラッキング
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