クリエイター直販プラットフォームの手数料まとめ

先日、BookLiveがたちあげたXfolioをレビューしましたが、気になったので他のプラットフォームも販売手数料をしらべてみました。なお、振込手数料などは別途かかるものと思われます。いずれのプラットフォームも、簡単な審査があるところはありますが、利用自体はどこも無料です。

この記事の目次

pixiv BOOTH

イラスト・漫画・投稿SNSのピクシブ運営のpixiv BOOTH。FANBOXという別サービスで月額サブスクもできます。

BOOTH
https://booth.pm/ja

「自宅から発送」 (商品価格+送料)×5.6%+22円
「倉庫から発送」 商品価格×5.6%+22円+26円(倉庫発送手数料)
「ダウンロード」 商品価格×5.6%+22円(無料配布の場合、サービス利用料なし)
「pixivFACTORYから発送」 マージン×5.6%+22円
PIXIVFANBOX 手数料10%

なお、BOOTHはGoogleアナリティクスの拡張eコマースにも対応していて、コンバージョン率などもわかります。すごい。

Xfolioの手数料も、かなりBOOTHを意識したものだということがわかりますね。

Xfolio

大手電子書籍ストアBookLiveが運営。BookLiveは、日本の2大印刷会社・凸版印刷グループです。

Xfolio(クロスフォリオ)
https://xfolio.jp/

「原寸大ダウンロード」 価格×10%
「自家通販商品」「ダウンロード商品」 (商品価格+送料)×5.5%+20円
ファンコミュニティ「プラン月額(支援金)」 価格×10%

物販やダウンロード販売について、0.1%下げてくるというのが後発を意識していて、好感ですね。

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Fensi

サイバーエージェントグループのファンテックプラットフォーム。サイバーらしく、インフルエンサーが多く利用。

Fensi(フェンシー)
https://fensi.plus/

※無料キャンペーンの記事は見つかったのですが、公式サイトやヘルプには、手数料の料率がかかれているドキュメントが見つかりませんでした。詳しくはFensiに問い合わせましょう。

月額サブスク・ファンクラブ(コミュニケーション自体は外部SNSを利用)
ストア機能でのオリジナルグッズ販売
有料ファンレター
1on1など

機能はインフルエンサー向けに豊富にあるのですが、手数料がどこにも書いてないのですよねえ・・・。なお、Instagramerなどインフルエンサーが多く利用するということで、リンクツリーのようなリンクまとめサービスも提供しています。あと、決済で通信キャリア系のまとめて払いに対応しているのは、未成年にはうれしいですね。

ちなみにFensiも全体的にGoogleアナリティクスをつかっていて、ユーザーごとのデータをおそらくAPIでデータをとってきて管理画面に表示しているようです。

「Fensi」、コロナウイルスの感染拡大を受け 2020年5月31日までオーナーのプラットフォーム使用料及び 決済手数料を無償化|株式会社CAM
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000021008.html

雑感

Fensiもおそらくはそれほど、極端に差がつくほどの設定ではないとは思いますが、詳細わかりましたら追記します。

こう見ますと、国内クリエイター支援プラットフォームは軒並み良心的な設定になっている印象です。海外のPatreonはもう少し安いですので、そう見ると市場規模の小ささはあるのかなと思いました。Patreonはイラスト特化ではなく、すべてのクリエイターにむけて利用されていますし、もはや巨大プラットフォームになりましたし。

いっぽうで、アップルのポッドキャストサブスク初年度30%、stand.fmの30%というのは、かなり高いように見えてしまいますね。

また、BOOTHとXfolioはかなり似たような作りになっていますが、販売商品数では圧倒的にBOOTHが勝っています。さすがに推しのグッズを買いに来る人が多いでしょうから、ポータルのレコメンドがどこまで有効なのかは未知数ですが、Xfolioの追い上げに注目です。

Xfolioで実際に、自腹で商品購入もしてみましたので、到着次第レポートします。

今後も、クリエイター支援プラットフォームはキャッチアップしていきます。お楽しみに!

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