月額サブスクサービスは徐々に広がりをみせています。海外でも市場は広がっていて、すでに定番ともよべるサービスも定着するほどになってきました。これらの動きや核心をよみとくと、今後日本で広がっていくクリエイターによる月額サブスクによる収益化も、力強い戦術がみえてくるかもしれません。
海外でもクリエイサーサブスクが人気
Twitter’s ‘Super Follow’ creator subscription takes shots at Substack and Patreon | TechCrunch
Twitter’s ‘Super Follow’ creator subscription takes shots at Substack and Patreon
テッククランチによりますと、Twitterの月額サブスクフォロワー機能のスーパーフォローについて報じています。
記事で取り上げられているクリエイターが使える定番サブスクをまとめます。
Patreon
クリエイター支援の月額サブスクに特化したプラットフォーム。多くのクリエイターやインフルエンサーが利用し、世界中で展開しています。
Patreon
https://www.patreon.com/
日本でもサービスをはじめていますが、決済部分がまだ海外製なので、ひろがりは限定的な現状です。
日本のサービスで近いのは、pixiv fanbox です。
Twitter Super Follow
Twitterが提供する月額サブスクです。
いちおう日本語版ヘルプも用意されていますが、日本での知名度はこれからといった感じです(2022年1月時点では全開放されていませんし)。
「スーパーフォロー」のご紹介
https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/product/2021/introducing-super-follows
月額料金は、月額2.99ドル、4.99ドル、9.99ドル から選ぶようになっています。
かりに国内ではじまったとしても、もしかすると決済画面が、PaypalやStripeで、キャリア決済など非対応だったりしますと、意外と広がらないかもしれません。要注目です。
Substack
ニュースレター(メルマガ)のプラットフォームです。
海外ではメルマガの第二次ブームとよばれるほどニュースレターが流行っており、月額サブスクの有料ニュースレターでドリームをつかむジャーナリストやクリエイターが増えています。
Substack
https://substack.com/
これまでのメルマガとはことなり、全公開・登録者のみ公開・有料メンバーのみ公開・ウェブにも公開、など公開範囲をより細かく設定でき、ウェブに公開すればSEO効果などにより、そちらからの読者増加も期待できる点が、イマドキで評価されています。
国内でも、ライフハック界隈のアーリーアダプタな人たちから、利用が広がっています。
国内サービスで近いものは、theLetter です。
注目が集まる仮想通貨やNFTへの対応
各プラットフォームで注目が集まっていますのは、仮想通貨やNFTへの対応です。
前述のテッククランチの記事でも、パトレオンCEOが言及するくだりがあります。ただ、巨大プラットフォームゆえ具体的な実装の話まではおよんでいませんでした。
いっぽう、Twitterは2021年からすでに仮想通貨などのテクノロジーにキャッチアップする表明をしています。今後、いち早く実装できれば、NFTアーチストなど、すでにNFTアートで実績のあるクリエイターがサブスクをはじめるために、殺到するかもしれませんね。