有料メルマガが副業として注目をあつめています。海外ではすでに1億超えの配信者もいるほどで、国内でもにわかに注目をあつめはじめています。そして、副業で有料メルマガで年間248万円稼ぐのは河野太郎氏、ただ有名人でなくとも稼いでいる事例も紹介しつつ、いま注目のメルマガ配信を紹介していきます。紹介します3人の事例は、すべて副業で有料メルマガからの収益です。
第2次メルマガブームが到来
メルマガは、インターネットが登場し始めた1990年代からある媒体です。日本では、小泉首相がつかいはじめたことで、いちやく知名度をあげました。ただ、いまやその地位は、LINEに奪われているといっても過言ではないでしょう。
そのメルマガがなぜいま注目を集めているのでしょうか。
SNSなど情報氾濫でお金を出してほしい情報だけを得たい
世界中でSNSが拡大するなか、ほんとうに欲しい情報を取捨することの手間のほうが、面倒になってきました。
それであれば、お金を出してでも欲しい情報を効率的に得たい、というニーズが高まりました。
そして、SNSのように情報を取りに行く(プル型メディア)のではなく、情報を配信してくれる(プッシュ型メディア)が注目を集めるようになってきたのです。
購読型ニュースレタープラットフォーム「Substack」の台頭とライティングメディアのこれから|CreatorZine
https://creatorzine.jp/article/detail/2128
細かな公開設定や決済システムのニューカマー
柔軟な月額課金システムを導入できるStripeという決済システムが登場し、多くのプラットフォームで採用されるなど実績を伸ばしてきました。
その月額課金システムを実装し、記事ごとに、全公開・無料登録のみ・有料登録のみと、メールとウェブ、両方に配信でき、かつポッドキャストも配信できるSubstackが登場したことによって、いっきにニュースレターブームが、海外で花開きます。
かつてのメルマガのように、文字だけでなく、現在のnoteなどのように、使い勝手のよい、文章作成システムを実装したSubstackは大型資金調達もし、ますます勢いを増してきました。
このように、SNS疲れと新システムの登場で、いっきにメルマガが、ニュースレターへとアップデートをされたような印象で、再び注目されるようになってきたのでした。
そして、日本でもアーリーアダプターと呼ばれる、こうした海外の新サービスに明るい人達の間で広がりをみせ、いま日本でも第二次メルマガブームが到来しようとしているのです。
サブスタック(Substack)の使い方:基本設定から有料化まで: 完全無料で使えるメールマガジン配信サービス | Mai(はな) , はなたびと | オンラインマーケティング | Kindleストア | 電子書籍
儲かる有料メルマガ副業
年間248万円の河野太郎さん
河野氏、メルマガ購読料増収 創刊10年、ネット人気反映 政治資金収支報告書 | 神奈川新聞
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-756227.html
有名政治家である河野太郎さんは、政治活動のかたわら有料メルマガを配信し、年間二百万円以上を稼いでいます。
配信プラットフォームはまぐまぐで、手数料は50%ということです。ですから、彼のメルマガは550円ですので、だいたいの配信者数も想像できそうです。
イラストレーターの有料メルマガ
iPad Workers Newsletter | はるな iPad Worker | Substack
https://ipadworkers.substack.com/subscribe
前述のSubstackをつかって有料メルマガを配信しているデザイナーさんです。
ただ、彼女はメルマガだけでなく、ZOOMでのオンライン交流会や登録者がつかえる掲示板など、コミュニティ運営が月額分の本質のようです。
会社員をしながら有料メルマガ
このニュースレターについて | Beauty Science News
https://beauty-science.theletter.jp/about
国内大手化粧品メーカーにて化粧品関連の研究開発職であるなつなつさんは、国内ニュースレタープラットフォームのtheLetterをつかって有料メルマガを配信しています。
その数は theLetterのトップページにぼかして掲載されていますが、少なく見ても約5000人という数が書かれており、月額600円のメルマガなので、副業とよぶには多すぎるほどの売上を得ているようです。
ちなみに、SubstuckもtheLetterも、手数料はだいたい20%程度ですので、約8割が著者のもとに入ります。良心的ですね。
LINE全盛の時代だからこそのメルマガ
ここまで書くと、そんなに甘くないよ、今やLINEでしょ、と思われる人も多いと思います。
たしかに、そのとおりです、マスとしてはそうです。そして、メルマガ読者であっても、LINEは日常的につかうでしょう。
だからこそ、メールも使う人にセグメントできている媒体であり、ある程度、月額サブスクを払ってもいい人にセグメントされている可能性はないでしょうか。動画ではなく、あえて文字を読む層、というとおそらく印象が変わるのではないでしょうか。
そうした知的好奇心やビジネスで活用したい層が、新たな情報収集の手段として注目をしているといえるかもしれません。
これからも有料メルマガに注目です。