KADOKAWAが無料でつかえるプレスリリースサイト「PressWalker」を立ち上げました。個人事業主でも配信の審査がとおりましたので、レビューします。感想としては、大手がふつうに業務むけのサービスを個人にまで開放してきた!です。KADOKAWAのもつウェブメディアのなかのひとも見てくれる、ということで期待も高まります。
PressWalkerとは
KADOKAWAがたちあげたプレスリリース配信サービスですが、以下の特徴があります。
- KADOKAWAのもつ圧倒的人気のウェブ媒体に取り上げられる可能性がある
- 登録や配信などが無料
- 簡単操作ながら、共同編集者機能など必要十分な機能で使いやすい
Xfolioもそうですが、最近は大手が個人にむけて、プロ仕様のツールをどんどん出してくるな、という印象です。無料でつかってもらうことで、彼らも他社にさきんじてリリースを読むことができる、というメリットもあるため、クリエイター市場をしっかりとりにきているということが伺えます。
審査はありますが、配信者登録も無料でできますので、個人事業主でクリエイター活動をしている人も、ブランド認知のために登録するのはありです。
もちろん無料です。
PressWalkerの使い方
使い方はいたってかんたんです。画面右上の配信者ログインをクリックして、ログインしますと、画面左にメニューが並びます。
- プレスリリース(作成/一覧)
- プロフィール作成
- 共同編集者(登録)
- 設定
プレスリリースを配信するのに、必要最低限のメニューが並びます。プレスリリース作成を選びますと、じっさいのリリースを打てます。
プレスリリースでは、タイトルや本文、画像、カテゴリー、担当者名などを入れればすぐに配信できます。これで、KADOKAWAだけでなく、プレスリリースを配信できることになります。最低限、プレスウォーカーのサイトにはリリースとして掲載されますので、告知のリンクページとして使い勝手がよくなるはずです。
PressWalkerの注意点
公共機関や公共的な意味合いをもつプレスリリースですので、いわゆる公序良俗に反することや、肌色が多めのサービスは告知できません。
また、薬機法にもからむためビフォーアフターの画像や、資金調達にも絡むためクラウドファンディングの告知もできません。注意しましょう。
そして、担当者としての個人名公開が必須です。ですので、匿名でクリエイター活動をしているかたは、配信できません。ですので、個人事業主として個人名を公開しているキャスティング事務所に登録してもらい、そこに共同編集者として登録をしてもらう、ということが現実的かと思います。
KADOKAWAのウェブメディアに掲載の可能性
- レタスクラブWEB
- Walkerplus
- WEBザテレビジョン
- ダ・ヴィンチWeb
- 毎日が発見ネット
プレスウォーカーの最大の特徴は、KADOKAWAが運営する大手ウェブメディアが、プレスウォーカーから一定数を毎月記事にする、というもの。
多くの無料プレスリリースサイトからの配信はスルーされがちなのですが、プレスウォーカーはここが違うのですよね。彼らも先んじてニュースをキャッチできますから、メリットがあるわけです。
ハンドメイド作家さんの催事情報、ブランドの新製品情報、グルメインスタグラマーにむけたグルメ情報など、これらの媒体の読者を意識したプレスリリースをうてば、採用の可能性がたかまること間違いなし。もちろん、ふだんの投稿の質もあがるはずです。
まずは、配信者登録をして、どういうプレスリリースが普段配信されているのかを、肌感覚でみにつけて、配信者登録をすることをおすすめします。
新プレスリリース道場 (月刊広報会議MASTER SERIES) | 井上岳久
謝辞
プレスウォーカーのサイトは、すきめしさんのラジオで知りました。ありがとうございました!