第7回オーディオブックアワードを東京ミッドタウンで取材してきた

2016年にもっとも支持されたオーディオブックとは・・・。今年で10年目をむかえるFeBe、そのアワードに行ってきました。

こんにちは、オーディオブック大好きカグア!です。今日も通勤中聴いています。

その年にもっとも支持されたオーディオブックに贈られるオーディオブックアワード。今年のオブザイヤーなど受賞作ははたして。なお受賞作品のリンク先では、試聴もできますので是非その音源を聴いてみて下さい。

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オーディオブックアワードとは

https://www.youtube.com/watch?v=DN8l-KFGFXk

オーディオブック配信サービスFeBeが毎年もっとも輝いた作品を選出するアワードです。今年で第7回をむかえます。選出方法は、FeBe会員18万人が全配信作品を対象とした一般投票とのこと。上記動画のように、受賞式とちょっとした企画が行われます。

すでに結果ページもできていますので、受賞作品を確認できます。
>>オーディオブックアワード 結果ページ – FeBe(フィービー)

アワードの開催は、2017年4月13日19時20分~20時50分まで行われ、会場は東京ミッドタウンのカンファレンスルーム7でした。

表彰とトークセッションがあるとのことで、早速取材に行ってきました。

第7回オーディオブックアワードの様子

豪華な雰囲気のなかアワードが開始

会場である東京ミッドタウンに到着し、第7回オーディオブックアワードの会場に向かいます。会場では、PRESS席に座るよう案内されました(緊張します!)。早めに会場入りして良かったです、良い席に座れそう。
第7回オーディオブックアワード

プレスの札をもらいました。わーい。なんかその気になりますw。
第7回オーディオブックアワード

ステージわきに座れました。やったー。
第7回オーディオブックアワード

19時20分、いよいよアワードがいよいよ始まりました。司会進行はフリーアナウンサーの道岡桃子さん。おきれいなかたで、プレミアム感が広がります。
第7回オーディオブックアワード

日経CNBCキャスターもやられているそうです。
>>道岡桃子(アナウンサー)(@momoko_ana)さん | Twitter

まずは会長と来賓の挨拶

授賞式の前に、挨拶やトークセッションが行われます。まずはオトバンク会長の上田氏による、これまでの取り組みや現状報告など。
オトバンク

オトバンクさんの会員数や、OTOCAなどオーディオブックを広めるための仕掛け作りなどの取り組みを紹介。いやほんと精力的にやられてますよね。
オトバンク

来賓挨拶として、大手出版社であるディスカバー21の千場弓子社長の挨拶。ちなみに、ディスカバートゥエンティワンさんは、かなり多くの書籍をオーディオブックにされているとか。
ディスカバー21
>>【出版社へ行こう!】ディスカヴァー・トゥエンティワンで干場社長のお話を聞いてきた(インタビュー編) – Audiobook Times

オーディオブックならではの売れ方をする本もあるそうです。こちらの書籍なのですが、たしかに耳で聴くと違いそうですよね。

話すより10倍ラク!聞く会話術


オーディオブックを詳しく見る

つぎに、オーディオブックの制作の様子を動画で紹介。キャスティング、台本作り、収録、編集、修正、データ化などの様子が映し出されます。とくに小説などのオーディオブック化では、まるで映画作りのようでした。
オーディオブックの制作

わたしも動画制作やオーディオを収録などをしますので、なんとなくは想像できるのですが、いやはやこれはほんと大変ですよ。元は取れているのでしょうか・・・、心配になるほどでした。映像もそうなのですが、音声もじつは面倒なのは修正。音声の修正は、間違えた箇所をたんに切り貼りすればいいわけでなく、そんなことしたらブツブツとおかしな音声になって聴くほうは集中できませんので、ほんと大変です。

制作工程を、実際に映像で見てみますと、また改めて、過去に聴いたオーディオブックを聴きたくなります。

さて、次はトークセッションです。

トークセッションはAIについて

ゲストは朝日新聞メディアラボの田森さん。朝日新聞のなかで新しいメディアを担当する部署だそうで、AIについてもいろいろと検証しているのだということです。
トークセッション

AIについては昨今いろいろなニュースがありますよね。AIが書いた文学は著作権はどうなるのかなど。実際に賞の審査を通過する品質のものも出るなど、注目を集めています。
>>「賢人降臨」を代表とする人工知能(AI)が書いた小説まとめ | Tech2GO
>>「文学賞」へAI(人工知能)指導 ソフトバンクG子会社が開発「相性が良い」文学賞薦める – SankeiBiz
>>人工知能を使って書かれた小説が第3回日経「星新一賞」の1次審査を通過した、という朝日新聞デジタルの記事に新井素子さんのコメント掲載 – 新井素子さん最新情報 by 素研

AIを研究で思うのはとても膨大なデータが必要、という点が興味深かったです。たしかに、いろいろなデータを集めても、たとえばそれと相関して人間がどう感情を抱くのか、という情報までも集めないと、どんなにAIが文章作りがうまくなったとしても「作品」としてのクォリティは上がらないかなと想像しました。
朝日新聞メディア・ラボ

人工知能の分野ってほんと広く、人工知能=AI >機械学習>ディープラーニング、というイメージみたいです。朝日新聞さんとは関係ないですが、AI企業のサービスの図がわかりやすいです。
>>人工知能(AI)アプリ開発サービス – 株式会社ヘッドウォータース

AIも、「私はりんごが好きです」というところまでは現在でももう出来る。しかし、その前後の文のつながりや全体的な意味や意図などは、データがないと難しいとのことです。

ちなみに、チャットボットの対応を人間が気づけるかというテストをチューリングテストというそうなのですが、それについては2010年にすでにクリアされているそうです。ほえー。たしかに、Siriとかホント優秀ですものね。話題によってはほんと気づかなくてもおかしくないと思いました。
>>人工知能の話題: チューリングテストと中国語の部屋

というわけでトークセッションも終わり、いよいよアワードの発表です。

わくわく・・・。

第7回オーディオブックアワード受賞作品発表

特別賞はDaiGoさん作品

いよいよ授賞式がはじまりました。特別賞の発表からですが、特別賞とは「ユーザーの感想が多かった作品」に対して贈られる賞だとのこと。DaiGoさんは複数オーディオブックを出されていますが「自分を操る超集中力」が人気だったそうです。
授賞式

登壇されたのは出版社のかたとナレーターのかたです。ナレーターのかたは、ほんとお声が綺麗でしたね。これだけでも得した気分になりました。

自分を操る超集中力


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DaiGoさんのオーディオブックの中でも、上記の作品がもっとも支持を集めたそうです。

企画賞は浅田次郎さん作品

企画の面白さや理念のすばらしさに贈られる賞です。朗読が噺家の林家たけ平さんということで話題になったそうです。
一路

上下巻という壮大なボリュームを音源化するというのも、本当に骨の折れる作業だったと思います。

一路(上) 


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一路(下)


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ビジネス書部門賞は勇気のシリーズ

昨年「嫌われる勇気」でも受賞されているとのことで、2年連続での受賞。いやはやおめでたいです。著者、出版社、ナレーターのかたオール登壇です。豪華。
嫌われる勇気

嫌われる勇気をわたしは読みましたが、哲人と主人公のかけあいがほんと引き込まれるのですよね。ほんとオーディオブック向きな本だと思いました。

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII


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著者の1人である岸見さんは、授賞式のためにわざわざ京都からいらしたとのこと。すごくお元気なかたで、本書に出てくる哲人を地で行くようなかたに思いました。

文芸書部門大賞は永遠の0(ゼロ)

文芸書部門では、百田尚樹さんの「永遠の0(ゼロ)」が受賞。作品としても文句なしの1冊ですし、オーディオブックですとさらにそのドラマに、ぐいぐいと引き込まれます。吹き替え陣も豪華で受賞も納得です。
永遠の0

さて驚いたのは、当時原稿をどの大手出版社に持っていっても断られたとのこと。作品が世に出るまでは本当に大変だとは思いますが、百田さんほどでも、そういうエピソードがあるだなあと驚きました。

永遠の0 (ゼロ)


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無事に出版され、映画化や漫画化、そしてオーディオブック化と、いろいろな形で読めるようになって、本当に良かったですね。

君の膵臓をたべたいがオブザイヤー

はえある第7回オーディオブック・オブ・ザ・イヤーは、住野よる氏の大ヒット小説「君の膵臓をたべたい」でした。登壇されたのは出版社のかたです。
君の膵臓をたべたい

全作品のなかで、もっともユーザーから投票を集めたそうです。吹き替えにはなんと鈴村健一さん堀江由衣さんなど人気声優陣が配され、たしかにオーディオブックのユーザー層を広げそうな大作です。

君の膵臓をたべたい


オーディオブックを詳しく見る

鈴村健一さんといえば、私はガンダムSEEDディスティンーのアスカ・シン役というイメージ。この授賞式でもサンプル音声が流れた瞬間に、ガンダム好きの私は心のなかで「うぉぉぉ」と叫んでいました。

作品のクォリティはもちろんですが、音源化についてもさらに魅力が増してくるという、納得の受賞だと思いました。いやほんとオトバンクさんのこだわりには驚愕ですね。※下図はイメージ。
収録風景

最後はフォトセッションで、受賞者のかた皆さん登壇です。いやはや豪華な顔ぶれ。おめでとうございました!
オーディオブックアワード

そして私、何を勘違いしたのかエラそうに、手を上げて大声で「すみませーん!こちらも一枚、頂きますー!」と業界人っぽく言って撮影させて頂いちゃいましたよ。でも気持ちよかったーw。

締めの挨拶は社長である久保田氏。まだまだ今年もいろいろな展開を考えているそうです。楽しみ。
久保田氏

関係者のかたも皆さんお疲れ様でした。そして、受賞された皆様おめでとうございました!

アワードを取材をした感想

帰り際に、オトバンクさんが展開する販売ソリューションのOTOCAのカードを頂きました。書かれているコードの入力でサンプル音声がダウンロードができるとのこと。
OTOCA

オトバンクさんは、オーディオブック市場を広げる活動を、ほんとマメにやられているよね。今回のアワードも7回を迎えるということで、今後がますます楽しみになりました。

授賞式については、実際のナレーターさんや吹き替えを担当されたかたや著者など、多くの有名人が来られていて、テンションが上がりまくってました。やっぱりナレーターさんや噺家さんはほんと声が綺麗。これを聞けただけでも取材させてもらえて良かったです。

今回取材してみて、あらためてオトバンクさんって制作に対して愛情とこだわりを持っているのだなと思いました。もちろん、FeBeの運営や様々なマーケティングなど、市場活性化の多くの活動をされているわけですけども、まずはコンテンツが良くないと、というすごく当たり前のことを再認識させてもらった授賞式でした。

授賞のコメントでも、実際の編集のかたが収録を見て涙ましたとか、読者でオーディオブックを楽しみにしているという声を聞いてますとか、いい話も出てきました。

これからもオトバンクさんには、コンテンツをオーディオという形で届ける、さまざまな取組みを期待したいですね。

受賞者のかたがた、おめでとうございます。関係者の皆さん、お疲れ様でした。

また、来年も楽しみにします。

追記:カンファレンス会場に向かう

さて、わたしは情けないほどの方向音痴です。GPSを使っても迷うこともしばし。取材にあたり東京ミッドタウンに行けば何とかなるだろうーと高をくくっていたところ痛い目にあいましたので、今後カンファレンスにイカれるかたの参考になればと思い追記します。
>>方向音痴がやさしく教えるYahoo!カーナビの使い方とコツ

カンファレンスに向かうには、案内板に情報が少ないことと、ミッドタウン内に建物がいくつもあるという点に注意です。東京ミッドタウンという「エリア」なんですねー。

東京ミッドタウンに到着しました。
東京ミッドタウン

わたしは地下鉄千代田線の乃木坂駅から徒歩で来ました。他にも地下鉄はあるのですが、まあこちらに着くのが多いかと思います。
東京ミッドタウン

とりあえずカンファレンスの案内がないので、タワーを目指しました。公式サイトにある案内の地図が左です。しかもPDF。
東京ミッドタウン

東京ミッドタウンの入り口に入ります。カンファレンス、どこですか・・・。案内板に書いてありません。
東京ミッドタウン

なんかそもそも入る場所を間違えているのか!?地図にもありません。※違う建物だったようです。
東京ミッドタウン

とてもおしゃれな建物です。でも、ここは違うのでした。ここから入ると通過地点となります。
東京ミッドタウン

とりあえずタワーと書いてあるほうへ向かうのですが、エレベーターがここで最後、というところでエレベーターに乗ります。ただ、ここにもカンファレンスがない・・・。
東京ミッドタウン

4階に行くとやっぱり無い。その施設の人に聞くと、3階に連絡口があるとのこと。3階に向かいます。

3階に付きましたが、今度は連絡口がわかりません。どこだよー。
東京ミッドタウン

吹き抜けもすごいおしゃれ。しかしカンファレンスの文字がどこにもない。
東京ミッドタウン

カンファレンスー、どこー。
東京ミッドタウン

あった・・・。これですか、連絡口。そして「カンファレンス」の文字が。やっと見つけた。。。
東京ミッドタウン

もう一度公式サイトの地図をお見せします。こちらです。・・・早めに出てきて正解でした。
東京ミッドタウン

カンファレンスの案内って、どこの看板を見るのが正解だったのだろうか。
東京ミッドタウン

やっと見つけた・・・。なんか完全に別な建物なのですね。
東京ミッドタウン

なんとか到着しました。お疲れ様、自分。
東京ミッドタウン

我ながら、方向音痴には呆れるよ・・・。地下鉄から徒歩xx分は、ほんと3倍くらいみないとです。
東京ミッドタウン

それにしても東京ミッドタウン、おしゃれだったなぁ・・・。
東京ミッドタウン

公式サイトの地図の「黒い矢印」を進めば良かったのですね。あとで見てわかりました・・・。

次回の会場はどこかわかりませんが、今度は迷わないで行きたいと思いました。以上。

関連情報リンク

これまでのアワード、受賞作品などのレポート。
>>第6回オーディオブックアワードを開催しました | 株式会社オトバンク
>>オトバンク「FeBe」での人気作品を表彰する「第5回 オーディオブックアワード」に行ってきた #ab_award:見て歩く者 by 鷹野凌
>>第4回オーディオブックアワード – FeBe(フィービー)

こういう時代もあったようです。継続は力なり。

Amazonもオーディブルでランキング大賞を実施しています。
>>アプリで本を聴くAudibleの総合ランキング大賞

こちらは第5回のレポートというか参加した感想。
>>オーディオブックアワードで再確認した“にぎわい”を見せることの重要性。 | 隠居系男子

第5回のレポート。
>>最も支持されたオーディオブックに小野大輔さんを起用した「世界から猫が消えたなら」 – CNET Japan

プレスカードが光る。
>>Febe主催の「オーディオブックアワード2013」に見る音声コンテンツのこれから | Hacks for Creative Life! – ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに –

けっこうブロガーさんが招待されているみたいです。
>>オトバンク主催「第5回オーディオブックアワード」に参加してオーディオブックが持つ可能性を知ってちょっとビビった!! | OREGADGET | OREGADGET

まとめ

オーディオブックアワードは、オーディオブックという文化の活性化とまだ見ぬ優れた作品にふれる機会を提供してくれます。

こういう業界全体を盛り上げる活動は本当にすばらしいと思いました。

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