動画の平均再生率や視聴維持率をひたすらチェックしました。動画投稿に追われてあまり振り返れていなかったので、けっこう新鮮でした。
[kanren]
この記事の目次
視聴者維持率を調べる方法
視聴者維持率とは、YouTubeアルゴリズムにおける評価に影響するといわれている指標の一つです。平均どれくらい動画が見られたのか、という平均再生率とよく重視される指標のひとつです。
ほかには、クリック率も影響すると言われており、どれだけ自分の動画に、呼び込めて見せ続けられているのか、という評価につながる重要な指標です。
平均再生率は、YouTubeアナリティクスのいろいろなメニューから確認が可能です。
YouTube Studioにログインしましたら、アナリティクスをクリックし、まずは詳細モードを選びます。表にある青い「+」マークをクリックし、平均再生率をクリックします。すると、表に平均再生率が追加されます。
気になる動画のタイトルでマウスオーバーしますと、アナリティクスへ行けます。ここで、[CTRL]+クリックしますと、リストを残したまま新しいタブで、その動画のアナリティクスに移動できます。そこで、動画視聴維持率がわかります。
視聴者維持率の高い動画を調べる
さくっと、視聴維持率の上位を見たいときは、YouTubeアナリティクスのエンゲージメントから見ます。最初の30秒の視聴維持率の高い動画がランキングで表示されます。冒頭でリスナーの心をつかんでいる動画がすぐにわかります。
平均再生率をひたすら分析する
最後まで視聴者維持率が高い動画
はい。こちらの動画、視聴者維持率がとんでもないですね。化け物級です。わたしもはじめて見ました。
最終的に視聴者維持率が50%を切らなかった動画ははじめてじゃないかな。ニコニコ動画のほうでも、再生回数はふだんの2倍ちかくまで増えてました。
ただ、これはある程度、仮説をたてて以下の試みをした結果でした。ある程度よい数字は出るだろうなとは思っていましたが、ここまでとは思いませんでした。
- 動画の尺が短い
- すべてを解説せず、とにかく答えだけ
- ニーズがあると思われる内容
- 意外性のあるサムネイル
ただ、尺が短いですので、広告収益やチャンネル登録への貢献は、やはり低いです。どうやってニーズを探るのか、クリックサムネイルを作るにはどうするのか、はいずれ記事に書こうと思います。
今後、この検証結果をさらに考察していき、尺が長くとも平均再生率を維持できる動画づくりを目指します。
なだらかに平均再生率が下がる動画
まれにこういう動画が存在します。一定のわりあいで、なだらかに平均再生率がさがる動画です。
こちらの動画ですが、時間軸をみていただきますと、30秒という短い動画です。ですので、逆にいうと、冒頭の30秒で順当(!)に33%まで落ちている、と解釈するのが正解です。
>>安っ!アマゾンで半額以下になっている食品タイムセール
初動は耐えたものの飽きられた動画
最初の30秒はなんとか、視聴者維持率50%をを耐えたものの、その後急速に視聴者の興味をうすれさせてしまい、視聴者維持率が下がります。
意外性のあるサムネで興味をひいたものの、なにか違うかも、あーそういうことね、まあいいかな、と視聴者にひかれてしまったことが見てとれます。このあたりは、動画の構成やトークをもう少し考えなければいけないなと思いました。
最初の1分で急速に離脱する動画
最近のわたしの動画はほとんどがこのパターンでした。やはり、前述の視聴者維持率の高い動画は、じつは顔出しをしていませんでした。やはり、冒頭でおっさんの顔出しはキツイ、と仮説は正しそうです。
ただ、冒頭の顔出しは意味があって、「フォトクリTV」というチャンネルのブランディングの意味があって、実装したカットでした。ですので、いっぽうで、チャンネル登録者数はそれなりに増えています。
やはりファンを増やすために、ブランディングと顔出しというのは一定の効果があると思いますが、それでも顔出しをしているゲーム実況は多くありません。ですので、このあたりの判断はもう少し慎重にしていこうと思います。
目安とする離脱をする動画
視聴者維持率を見ると、たいていは冒頭で急落します。ただ、それでも60%くらいで踏みとどまれば、まあいいかなと目安にしています。
こちらの動画は、フォートナイトのアップデートを紹介した動画です。内容としては一般的なニュースとなりますので、あまり複雑な構成にしてもいけませんので、まあこのくらいの離脱は目安とすべきかなと思います。
チャンネル登録者数を増やした動画
過去の動画でもっともチャンネル登録者数を増やした動画です。冒頭1分で半分が離脱していますが、それ以降はゆるやかな離脱です。
この場合は、まあ30%くらいは間違いクリックで再生してしまったなどと考えてもいいかもしれません。チャンネル維持率が高かった動画でさえ、初動は30%ほどは離脱し視聴者維持率はさがっていますので。
そう考えますと、こうした動画を安定して投稿できればチャンネル登録者数は増えそうです・・・が!ただ、そう甘くもないのがYouTubeの奥深いところです。理由はちかいうちに記事にします。
平均再生率10%なのに高評価率98%の動画
平均再生率が10%台という圧倒的に低い平均再生率の動画があります。しかし、そこそこ再生されていて高評価率は98%です。ですので、刺さる人には刺さる内容になっている動画です。
10%の人には圧倒的に満足度が高い動画。じっさいチャンネル登録者数もトップ10というほどではありませんが、上位に位置する数字を出しています。こういう動画は、広告出稿して見てもらう機会を増やすのも手かもしれません。
映画監督が教える また観たい! と思わせる動画の法則 | スティーヴ・ストックマン, 平谷 早苗, 株式会社Bスプラウト
視聴者維持率の目安
ですので、以上のことから、視聴者維持率の目安としては以下がのぞましいのかなと考えています。
- 最初の30秒での離脱は20~49%までなら許容範囲
- 30秒移行なだらかに離脱していくのは仕方ない
- 急激な変動があきらかにニーズをはずしていると考える
- 平均再生率は50%を超えれば短ければ増える傾向があるので重視すべきは視聴者維持率
まとめ
- 冒頭の切り出し動画はほぼすべっている
- TikTokなど細切り動画は視聴維持率が高い
- 流入経路との相関もありそうだが、細かい分析にも限界はある
分析といっても、すべての条件を同じにして比較できるわけではありません。ですので、推察のすべてはあくまで仮説です。
しかし、そのたてた仮説を検証すべく次の動画に活かす行為は、きっとノウハウになると信じています。
方向性は間違っているかもしれませんが、自分なりにがんばります。
・・・と、こんな感じに、ブログを日々更新しています。もし記事がすこしでもお役立ちしましたら、投げ銭していただけますとモチベーションの維持になりますので、ぜひよろしくお願いします。
・ ・ ・ ・ ・
>>安っ!アマゾンで半額以下になっている食品タイムセール
セール特設ページを見る
↓↓↓無料のニュースレターを配信中です