動画制作用のマイクを新調したく、オーディオインターフェースUR12とコンデンサーマイクMPM-1000を購入しました。アマゾンで約1.8万円。
こんにちは、ユーチューバーのカグア!(@kagua_biz)です。
本記事ではオーディオインターフェースUR12とコンデンサーマイクMPM-1000の使用感をレポートします。かなり私的な使い方なのであまり参考にならないかもしれませんが、どうぞです。なお情報は2019年5月14日時点でのものです。
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この記事の目次
UR12とMPM-1000の同梱物など
UR12の同梱物は、本体、取説、ドライバCD、USBケーブル。
前面にマイクやギターなどをつなげます。GAINなどの調節つまみもあります。
小さいながらアルミ製のボディがかっこいい。
MPM-1000の同梱物は、マイク本体とクッション付きのマイクホルダー、XLRケーブル、簡易三脚、ポップガード。
うん。やっぱりテンション上がりますね。
ちなみに、音声は、マランツのゴロを見て直立させた角度がベスト。なので三脚を使うと、XLRケーブルがテーブルに干渉します。まあそこはご愛嬌。
録音セットのセッティングの流れ
概要としては、主に以下のような感じ。ドライバ入れて、UR12つないで、CUBASEをダウンロードしてインストールすればOK、みたいな。
- PCにドライバCDからドライバをインストール
- UR12を接続し、再生と録音をUR12にする
- CUBASE をダウンロードし、インストール(シリアルは取説と本体裏面)
- マイクはUR12背面の48Vをオンにするとファンタム電源供給
- PEAKを見ながらGAINを調整
- CUBASEで楽曲作成、完成したら書き出し
UR12は、じつはYAMAHA製なので、ドライバCDからのインストールもスムーズ。このあたりの安心感はユーチューバー録音初心者には嬉しい。まずつまづくところは無いかと思います。
UR12にマイクを接続し、PCにUR12をつないだらすぐに認識してくれます。Windowsのサウンド設定でも自動的に、UR12が選ばれていました。
CUBASEはさすがにDAWというソフト自体が初めての人は、ハードル高いかもしれませんが、ダウンロードやインストール自体は一般的な流れです。
- CUBASEのサイトにユーザー登録
- ログインし、ダウンロードページヘ
- 取説にあるシリアルを入力
- さらにUR12底面にあるシリアルを入力
- ダウンロード&インストール
最初にダウンローダーをダウンロードし、そのアプリからCUBASEをダウンロードしてくる、というところがちょっとわかりにくいかもしれません。最近のアプリはゲームも含めて、こうしたアクティベーション必須の仕組みが多いですね。ここはちょっと面倒ですが、仕方ありません。※CUBASEの上位版ですとドングルという専用ハードウェアも必要なくらいなので、まだ簡単なほうではあります。
マイク録音時のコツと注意点
PEAKはたまにかすかに点灯するくらいのGAIN量を調整しましょう。真っ赤になったままですと、音割れしてます。
コンデンサーマイクを使うときは、UR12背面の48Vのファンタム電源をオンにしておきましょう。そうしませんと、声を拾ってくれません。
Yamaha Steinberg USB Driverの出し方
Windows10では、設定を開いてもYamaha Steinberg USB Driverは見つかりません。以下のように、旧Windowsの画面でコンパネを切り替えますと見つかります。
PCを開き、ファイルのアドレス欄の不等号っぽいマークをクリックします。すると、以前のコントロールパネルが選べます。
そこで、「大きいアイコン」としますと、Yamaha Steinberg USB Driver が選べるようになります。
あまり使う機会はないかもしれませんが、私はちょっと探すのに苦労したので、いちおう備忘録です。
UR12とMPM-1000を使った感想
コンデンサーマイクはやっぱり高音質
これまでのプラグインパワーのコンデンサーマイクよりは、やはりきれいに声が録音できてますね。いちおう素人でもわかることはわかりました。まあ好みはあるかもしれませんが。
ダイナミックマイクよりも、レンジが広く繊細な音を拾えるコンデンサーマイク。かつては高価な印象がありましたが、ネット動画などの普及でここまで普及価格帯になって嬉しいですね。
いっぽうで、では合計で約2万円かけてまで必要かというと、このあたりは悩みどころかもしれません。後述しますが、私が普段使っていますフリーソフトでは、残念ながら思った性能を引き出せませんでした。また、音質も雲泥の差があるかというと、さすがに圧倒的で激烈な差というわけでもありません。ソニーのECM-PC60とオーディオテクニカのAT-MA2は合計で約8000~9000円程度なので、音楽中心でなければ、悩みどころだとは思います。
なお、コンデンサーマイクは電源を必要としますが、オーディオインターフェースに搭載していますファンタム電源という仕組みで、供給されますので問題ありません。
DAWソフトのCUBASEが無料でついてくる
ただ、ここがやっぱり一番大きいかもしれません。前述のソニーのマイクセット8000円と、CUBASE ELEMENTS と合計で約2万円ですから。
ですが、DTMや歌ってみたなどの音楽ユーチューバーであれば、UR12とMPM-1000とCUBASEの組み合わせが良い、となるかと思います。
CUBASE ELEMENTS 10 が、たとえばアマゾンですと約1.2万円で販売されています。UR12を買えば、CUBASE AI が無料でついてきますので、とてもお得です。
AIは、CUBASE ELEMENTS 10 と比較しますと若干機能は劣りますが、初心者であれば気にならない程度かと思います。
録音機材を揃えるとテンションがあがる
意外にここは大きいかもしれません。マイクといっても収録のために用意するコンデンサーマイクとオーディオインターフェースは、何か特別な存在に感じます。
設置するだけで、プロ気分を味わえ動画でのトークにも熱が入るというものです。こうした温度感ってリスナーさんに伝わるのですよね。
UR12はCUBASEに最適化されたリミッター
さて今回、唯一疑問に感じたのが、UR12におそらくかかっているリミッターです。CUBASEにMPM-1000から声を録音するときは、以下のようにレンジをちゃんと上下に使い切って、録音してくれます。
しかし、Windowsの録音フリーソフトであるAudacityでは、なぜか、5dbと-5dbのところで完全にリミットがかけられている印象です。
これまで使っていた、ソニーのコンデンサーマイクECM-PC60 とオーディオテクニカのマイクアンプAT-MA2 では、しっかりレンジを使いきってくれます。前述のようにリミッターがかかることはありません。
動画編集ソフトのPowerDirector17のアフレコ機能で声を録音しても、やはり上下にリミットがかかります。不思議です・・・。
なにか特別な設定があるのかとも思い、いろいろと探してみましたが、UR12が制限をかけているとしか思えません。また電力不足かも?と思い、UR12の電源を外部USBからとりましたが、それでもダメでした。
ただ、これは付属のCUBASEに最適化されたスペックと捉えることはできますので、まああくまで私個人の問題かとは思います。
ちょっと残念ではありましたが、こうすると良い、という方法があればどなたか、ぜひご存知の方はお教え頂けると嬉しいです。
というわけで、音楽中心のユーチューバーには、安い値段で録音ができる UR12とMPM-1000でした。おすすめです。
Steinberg スタインバーグ UR12 USB2.0 24bit/192kHz オーディオインターフェース UR12 | オーディオインターフェイス
マランツプロ コンデンサーマイクロホン ウィンドスクリーン・スタンド・XLRケーブル付属 MPM-1000 | コンデンサ | 楽器
SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン PC60 ECM-PC60
audio-technica マイクロフォンアンプ AT-MA2
関連情報リンク
YAMAHAのチュートリアルが充実しています。
>>同梱物確認と USB ドライバーのインストール (UR12) – YouTube
わかりやすい解説。
>>【今さら聞けない用語シリーズ】3分でわかる!コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違い おすすめマイク ? Digiland (デジランド) 島村楽器のデジタルガジェット情報発信サイト
一人カラオケで収録するという手も。この記事ではオーディオテクニカのコンデンサーマイクですね。こちらも人気です。
>>【体験レポ】初のひとりカラオケ専門店は僕の中のアーティスト魂に火をつけた
ポッドキャストでも音質にこだわるとマイク回りにこだわりたくなりますよね。
>>Podcasting Guide 2017 ? Tatsuhiko Miyagawa’s Blog
オーディオインターフェースにもいろいろ。
>>DTM初心者のためのオーディオインターフェイス選び 2019 | | 藤本健の “DTMステーション”
宅録にものすごく詳しいサイト。読んでて楽しい。
>>Free Audio Editor WAVE EDITOR CONVERTOR オーディオディター ウェーブエディター、コンバーター
業界のお話。
>>音楽業界それなりに長いけど質問ある? – ゴールデンタイムズ
上位機種のUR22mkIIでも音量が小さい、ということはこちらでも指摘されていました。なんなのでしょうね・・・。
>>【激安高音質】AG03にも負けてない!べリンガーのUM2が安いのに高音質すぎる件 – YouTube
まとめ
2万円しないでコンデンサーマイクとオーディオインターフェースと、DAWのCubase AI 10 が手に入るという超コスパ録音システムでした。
- この値段で、このノイズの無さはコスパ最強
- USB給電でファンタム電源も搭載し初心者にもやさしい
- Cubase用のチューニングには最適化されている
Cubase AI をしっかりマスターし、DAWとしてつかいこなそうという初心者の人は、買ってストレス無くつかえるセットだと思います。
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