SONYの電子書籍端末PRS-T3Sを2019年5月に中古で買いました。結論としては、リーダーストアで機器認証できないので、リーダーストアが一切利用できない感じです。今のところ他は大丈夫そうなのですが・・・。
本記事では、2017年にReader端末向けのリーダーストアが終了したソニーのPRS-T3Sを中古で買い、どこまで使えるかを検証したブログ記事です。なお情報は2019年5月26日時点でのものです。
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この記事の目次
PRS-T3Sを買おうと思った理由
- PRS-T2を持っていてどれくらい高速になったのか興味があった
- 就寝前の読書としてバックライトなしの電子書籍端末が欲しくなった
- 図書カードNEXTが使える紀伊国屋書店の電子書籍が読める
2019年5月27日時点で、電子書籍ストアで図書カードNEXTを使えるのは、hontoと紀伊國屋書店のみ。偶然、図書カードNEXTを入手し、ちょっとそのあたりに興味が湧いてきて、そういえば前に前機種のPRS-T2を持ってたよなぁ、と思い出し試してみた、という感じです。
ちなみに、普段は電子書籍は、BookLive とGoogle Play ブックス(読み上げ読書専用)を使っています。
PRS-T3Sを中古で買うときの注意点
PRS-T3Sはとにかく、2017年にReader向け電子書籍ストアが非対応になっていますので、そのリスク覚悟で自己責任で購入することになります。
ソニー 電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ブラック PRS-T3S/B | ソニー(SONY) | 電子書籍リーダー 通販
前置きが長くなりましたが、それでは、中古のPRS-T3Sで出来たことをまとめます。
中古のPRS-T3Sでいろいろ試した
PC接続で出来たこと
PCと接続し、eBook Transfer for Readerで認証ができれば、紀伊國屋書店で買ったReader対応書籍や、PCで読める画像ファイルやPDF、EPUBファイルは転送できて、PRS-T3Sで読めます。
Windows10で2019年5月27日時点で最新アップデートしたバージョンでも大丈夫でした。
>>eBook Transfer for Reader ダウンロード | ソニーの電子書籍 | サポート
上記の転送アプリがPCにインストールできれば、以下のように接続は問題なくできます。eBook Transfer for Readerでは認証がスムーズに行えました。
アプリのデータ転送メニューから、いろいろなデータをPRS-T3S本体に転送します。
画像ファイル(JPG)、PDF、電子書籍ファイルEPUB 、など問題なく転送できて読めます。EPUBリーダーとしていい感じに使えそうです。
デバイスフリーなEPUB電子書籍はこちらで買うことが出来ます。
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ウェブ版リーダーストアで出来たこと
とりあえずかつて作ったSONY リーダーストアのアカウントで、PCからReader Storeにアクセス。マイページにログイン。
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機器認証→できない
- マイページ > 機器認証 を進めると download_ebook_日付っぽい数字.mbbs のファイルがダウンロードされる。
- mbbsファイルをダブルクリックすると、eBookTransfer for Reader が起動し「認証しました」と表示される。
- しかし、マイページの認証機器一覧には表示されない。
端末をPCに接続して、ウェブから端末認証しようとしますが、やはりReader端末向けストアが終了していますので、このまま進めても認証はできませんでした。撃沈。
ダウンロード→できない(機器認証されないため)
- ウェブ版リーダーストアの購入書籍から「Readerへダウンロード」を選ぶ。
- download_ebook_日付っぽい.mbbs ファイルがダウンロードされる。
- ダブルクリックすると、eBookTransfer for Reader が起動するも、ダウンロードエラーになる。
- ※機器認証している端末であればエラーにはならず、ちゃんと端末にダウンロードされる。
本機でReader Store が使えない
すごく当たり前なのですが、Reader Store に関するもろもろの操作、すべて出来ないです。かつて、Reader版ストアで購入した本も、端末認証ができないためダウンロードもできません(以下のようにダウンロードのリンクは表示されるのですが、端末転送でつまづきます)。
端末認証は、ReaderStoreでする機器認証と、自分のPCでする機器認証がある、というのは不思議な感じでしたが、やってみて初めて理解しました。
なお、2017年以前に、PRS-T3Sを端末認証し、今回のように新たに別のPRS-T3Sを中古で購入したら出来るのか?という点については、試していません。
ただ、おそらくは端末のシリアルごとに認証するはずですから、できないと思います。それが出来てしまったら、同一機種をたくさん買ってたくさん複製できてしまいますので。
紀伊國屋書店で出来たこと
紀伊國屋書店で購入しダウンロード→できる
- 紀伊國屋書店で「Readerで読めます」電子書籍を購入する。
- 購入完了画面で表示される「電子版をReaderで読む」をクリックする。
- srDownload_日付っぽい数字.mbbs がダウンロードされるのでダブルクリックする。
- eBookTransfer for Reader が起動し、接続された端末にダウンロードされる。
- ※ここでの機器認証は前述の認証で通ったPRS-T3S。
- ※紀伊國屋書店は図書カードNEXTが使えるので好き。
紀伊國屋書店で販売されています電子書籍で「この商品は “Reader でお読みいただけます。」とあれば、Reader端末で読むことができます。購入時に、Reader用データにチェックするのを忘れないようにしましょう。
試しに進撃の巨人の最新刊を、紀伊国屋書店で電子書籍を購入してみました。決済時に、図書カードNEXTが選べます。問題なく買えて、PRS-T3Sで読めました。おお!
電子書籍を図書カードNEXTで買いたい人で、eインク端末で読書したい人に、選択肢ができたという感じです。
搭載アプリや連携サービスで出来たこと
とりあえず、手書きメモなど、端末単体で機能するものは問題なく使えました。
ただ、facebookやevernoteなどwebサービスの連携では、ほぼ以下の警告がでます。強引に先に進めることはできるのですが、重かったり、画面のUIが変わっていたりと、残念ながらちょっと使い物にはなりませんでした。
とりあえず思ったこと
もうクラウドでは機器認証されない
結論としては、ネットのリーダーストアに認証されないと、中古で買ってきたPRS-T3Sは、リーダーストアで買った本を読むことが一切できないことがわかりました。かつて買った電子書籍も、端末認証ができないのでダメとは思いませんでした。端末認証ぇ・・・。
ソニー 電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ブラック PRS-T3S/B | ソニー(SONY) | 電子書籍リーダー 通販
関連情報リンク
メルカリでもそこそこの値段なので期待してしまいますが、前述のような制限があります。
>>sony prs-t3商品一覧 – メルカリ スマホでかんたん購入・出品 フリマアプリ
図書券と同じように書店で使えます、ですので、書店で電子書籍を購入できるBookLiveでも使えるといえば使えますね。
>>図書カードNEXT の概要・使い方 | 全国共通図書カード
図書券で実際に店頭で買っています。
>>電子書籍・決済比較:図書カードが使えるBookLive!
Androidでこういう端末もあります。
>>電子ペーパーAndroidタブ「BOOX」に新モデル3機種。最安モデルは2万3800円 – Engadget 日本版
画面回転には対応していない、バックライト無しですが、BOOX NOTE、何気に人気っぽいです。
>>(1) BOOX Note 即日完売!! 購入前に知っておきたいバッドポイント【商品提供動画】 – YouTube
まとめ
中古のPRS-T3Sですが、まとめますと以下かと。2019年5月27日時点では、こんな感じです。アプリの対応が終了したら、また変わります。
- PCとの接続で認証もできるため、安価で簡易的な電子ペーパー EPUBリーダーやPDFリーダーとしては使える。
- Reader Storeでは100%完全に使えない。
- 紀伊国屋書店で、Reader対応電子書籍は読める。図書カードNEXTを使って電子書籍を買いたい人はおすすめ。
さてところで、個人的には 愛用している BookLive が図書カードNEXT と、ギフト購入に、対応してくれれば問題ないのだけど。がんばってー。
でも、おとなしく、KoboやKindleを買えよ、という声も聞こえてきそうですが・・・。
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