限られたリソースと最小限の施策でアフィリエイト売上件数を1.5倍アップ

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リソースは無限じゃないので。

やるべき施策はすでにオープンです

成長市場でも無い限り、アフィリエイトでもネットショップでも、すでにやるべきことってオープンになっていますよね。

でもまあ、結局はブランド力や広告予算だったりするわけですが、Web担当者としては限られたリソースでどこまで成長させられるかが、腕の見せどころなわけです。最近では、クラウドソーシングなどの活用で、リソース不足を補ったりと、工夫の余地は増えていますし。

わたしは、来月からプロジェクトが一段落して完全にフリーになるので、まあちょっとリハビリ程度に、ちょっと本気出して直帰率改善したりと、ごにょごにょとしていました。アフィリエイトのほうも限られたリソースの中で、どこまでテコ入れできるか試してました。

で、結果が出ましたので、いちおう公開します。

リソースはどこでも限られています。ただそれを、ブラックにならないようちゃんと就業時間内でできて、効果がもっとも大きくて、そして今その局面で打つべき勝負どころとしての目的をはずさない長期的視野を含んだ施策を、Webマーケッターとしては打つべきですよね。

アフィリエイト売上アップのデータ

2014年11月のAmazonアフィリエイトの売上。
アフィリエイトの成績2014年11月

2chまとめサイトなどで言われている1日のPV数が月の売上、よりは多い感じです。2014年11月は基本的にブログの毎日更新のみ、留意していました。

2014年12月のAmazonアフィリエイトの売上。まあ基本的に増やすものよりも、何を減らしてリソースを浮かすか、のほうに脳細胞を使いました。
アフィリエイトの成績2014年12月

ちなみに訪問数はほぼ倍。ただ検索流入が増えたのでラッキーパンチ。良い意味での異常値なので、あまり参考にはなりません。
セッションがほぼ倍になったわけですが

あと、平均PVが激増していますが、Googleアナリティクスでページ内移動量を調べて、改善のヒントにしたためです。なのでこれも異常値。・・って異常値多すぎ&他の人にはまったく使えないGoogleアナリティクスですw。

ただ、Googleアナリティクスって、ようはデータベースなので、どんなデータを入れるかを能動的に考えて使うものです。そこをしっかり設計して柔軟に運用できないと、Googleアナリティクス導入はほとんど意味がないでしょう。

なお、売上件数が1.5倍になっていますので、注目すべきはここでしょうね。売上は客単価の増減に左右されますので。たまたま高いものが売れた、というラッキーパンチも出かねないですからね。

売上件数を1.5倍にした施策

さて、本題です。やった施策は以下のとおり。

1.ブログの更新は1日/本は継続。
(予約投稿などを駆使したり、ツールを使うなどしてなるべく効率化)

2.Googleアナリティクスで人気記事からチューニング。
(関連記事を3本にして記事上に配置)

3.Googleアナリティクスのリアルタイム解析でキーワードを目視、その単語を補うチューニング。
(該当記事のみチューニング)

基本的にやったのはこれくらいです。ほんと最小限。短所を底上げするよりは長所を伸ばした感じです。

施策の詳細

ブログの定期更新を効率化

これは、ツールの作成と絡みます。ツールを作ることで、ブログ更新が効率化される。そしてそのツール作成自体がネタになる、という好循環を目指しました。

なかでも、Googleアナリティクスで前日を表示するだけのChrome拡張を作ったりなど、Chrome拡張に特化させました。

これは、Chromebookの注目度が上がっているトレンドを考慮した判断です。

Chromebookは上昇トレンド

限られたリソースを最大限に活かすには、何を削って予算を浮かすか、という判断と、何をキャッチアップすることが長期的にもっとも効果が高いか、という視点が欠かせません。そのため、世の中の流れが変わるシグナルを逃してはいけないと思います。勝負は点で考えると後々ほんと苦労すると思います。

圧倒的な開発力の差が、勝敗の絶対条件ではないのですよ。ようは流れを変える勝負どころをはずさない、というのが限られたリソースの中で戦うときには、スゲー重要です。

Amazonアフィリエイト効率化のためのブックマークレット

ちなみに、Amazonアソシエイト貼り付けの効率化のために作ったブックマークレットはこんな感じです。最近また仕様がかわったようなので使えない商品もあるっぽいのですが、あくまで自分用なのですみません、適宜修正してお使いください。

javascript : (function ()
{
    var KKurl = location.href;
    var KKreg = new RegExp("(dp)/([0-9A-Z]{10})");
    var KKasian = KKurl.match(KKreg);
    var KKtitle = document.title;
    var KKtitle2 = KKtitle.replace("Amazon.co.jp: ", "");
    KKtitle2 = KKtitle2.replace("Amazon.co.jp: ", "");
    var ele = document.createElement("textarea");
    ele.style.width = "100%";
    ele.value = '<a rel="nofollow" target="_blank" href="//www.amazon.co.jp/dp/' + KKasian[2] + '?tag=xxxxxx-22"><img style="height:300px;" src="//images-jp.amazon.com/images/P/' + KKasian[2] + '.09.LZZZZZZZ.jpg" /><br/><strong>' + KKtitle2 + '</strong></a>';
    document.body.insertBefore(ele, document.body.firstChild);
    ele.focus();
    ele.select();
    ele.ondblclick = function ()
    {
        ele.parentNode.removeChild(ele)
    }
})()

リアルタイム解析はつねに表示

スマホのリアルタイム解析

なんだ当たり前じゃん、と思われるかもしれません。ただ、ちょっとだけ工夫しています。

わたしは、Googleアナリティクスのそのリアルタイム解析をスマホのみ&Yahoo!検索のみにしています。まずビューをカスタムフィルタでスマホだけに絞り込んで、あとはリアルタイム解析画面でYahoo!検索のみにしています。そうすると、すごーく訪問数減って、ヤベッ!って気持ちになります。これが重要だと思います。

限られたリソースで効果を伸ばし続けるには、成長トレンドに乗っかることが不可欠です。単月だけ増やすだけなら簡単なんですよ。大事なのは継続的成長。そのためには、成長分野での競争に勝ち続けることが不可欠で、そこはつねにチェックします。

Yahoo!検索はまだキーワードが取れます。リアルタイムでスマホとYahoo!検索だけにしますと、とたんに訪問数減りますが、この少なさをバネにモチベーションを維持し続けるのです

最近は、ソーシャルやクラウドソーシングやグレイなことをすれば、PVを稼げるそうです。ただ、そんな安易な方法は、私の哲学に反するのでやりません。しかし、キレイごとばかり言っててもダメ。リソースは限られていますので、戦略的思考を使って結果を出しつづけないと。死守するところをしっかり見極めて、気合を入れるではなく集中させる、ですかね。

まあ集中させて、他の売上を減らしても、ちゃんとビジネスがまわる売上がないといけないので、判断はほんと重要。ただ、こういう判断も経験値を積まないと上がらないでしょうから、そこは仕方ありません、PDCA回すしかないです。なんかエラそうなこと書いてますけど、回し続けていけばいずれ、他よりはまあ精度が高いじゃん、というふうになる感じかと。

売上件数アップの施策・まとめ

・ツールを作って効率化とネタづくりを一気に行う。
・優先度の高いものからチューニング。
・何を捨てて何に投資していくのかという長期的視野をもち、そこをはずさない。
・モチベーションを維持するための仕組みづくり。

まあ偉そうなことを書きましたが、別にこれらは特別なことではありません。実際わたしは普段の仕事をしながら、捻出して浮かせた時間の範囲でやったことばかりです。


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ランチェスター戦略という、とても有名な戦略を実践しているだけです。数の有利に負けない戦術と戦力の向上。ご興味ある方は戦略本はすでに多数ありますので、読まれると良いと思います。

ただ、自分にあったものをちゃんと探して読まれることをオススメします。戦略本はどうしても抽象的な言葉に終始しますので、ある程度戦術がイメージできませんと、それこそ、やったような気になる、というのだけで、時間の疲弊に終わってしまいかねませんから。

みなさんのWeb運営に、応用できそうなことが1つでもあれば幸いです。お互いがんばりましょー。

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勝負どころをはずさない。