音声配信プラットフォームが資金調達を加速させています。2020年に入り、Voicy、stand.fm、Radiotalkと、音声プラットフォームがたてつづけに資金調達を発表しています。
私も、Radiotalkなど音声配信アプリでラジオ番組を配信していますので、気になったのでまとめてみました。拾いきれてない情報や、間違っているところなどあればお教えくださると嬉しいです。
音声配信プラットフォームの資金調達
音声配信プラットフォームに注目が集まっているように見えます。こちらは、2020年10月19日20時頃の、各社の単語やドメインを含むツイート数を調べたものです。
Spoonやツイキャスなどライブ配信をメインとした音声配信アプリが目立っています(ツイキャスは動画ライブも含むため多くなっています)。
音声配信プラットフォームに資金が集まるエヴィデンスとして、よく引き合いに出されれるのが、こちらの調査です。2025年には音声広告は420億円にも成長するというのです。
>>国内のデジタル音声広告市場、2025年に420億円 | Exchangewire Japan
サイトで詳しく見る
さらにアメリカの音声広告市場の成長を引用する記事もよく見られます。
>>音声広告の効果とその可能性とは?拡大する市場規模
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さらには以下のようなことに説得力を増すかの雰囲気もただよい、資金流入が加速しているものと見られます。
- コロナの影響から家でじっくり聴く
- テレワークでながら聴きをする
- Air Podsの成功で音声コンテンツが聴かれる
- 耳の可処分時間はまだ競争が少ない
いっぽう、アメリカのポッドキャストの成功は2014年に人気番組が登場したことからたんを発し、車社会をベースとしていっきにブレイクしました。
しかし、ポッドキャスト検索大手のLINSTEN NOTESが公開しているデータを見ますと、米国だけが突出していて、他の国は圧倒的に番組数が少ないことがわかります。アメリカだけが例外とも言えるほどの差です。
>>Podcast Stats: How many podcasts are there?
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同じ英語圏の欧州の国々でも伸びているのであれば、説得力も増しそうですが、どうもそういう動きは私はあまり聴いたことがありません。
国内で盛り上がっている音声配信プラットフォームの資金調達によって、待っている未来は・・・。
音声配信プラットフォーム
プレスリリースやニュース記事などからピックアップしました。ニュース記事当時から変わっていることもありえますので、ご注意ください。
Voicy
- 平澤創氏
- 島田亨氏
- 谷家衛氏
- 高野真氏
- 須田仁之氏
- その他Voicyとシナジーのある事業会社のCEO5名及び、技術顧問2名
- ABCドリームベンチャーズ株式会社
- 文化放送
- 千葉功太郎氏
- 田端信太郎氏
- 名前非開示の個人投資家3名
- グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合
- D4V1号投資事業有限責任組合
- TBS ・イノベーション・パートナーズ2号投資事業組合
- 電通デジタル投資事業有限責任組合
- 中京テレビ放送株式会社
- 株式会社スポーツニッポン新聞社
- 西野亮廣氏
「声で新しい文化を創る」Voicy資金調達を実施、有力エンジェル投資家らが12名参加。アプリβ版を大幅リニューアル|株式会社Voicyのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000021111.html
音声ITスタートアップのVoicy、約1.2億円を調達??ABCドリームベンチャーズ、文化放送、千葉功太郎氏、田端信太郎氏らから – BRIDGE(ブリッジ)
音声ITスタートアップのVoicy、約1.2億円を調達——ABCドリームベンチャーズ、文化放送、千葉功太郎氏、田端信太郎氏らから
音声ITスタートアップVoicyが、グローバル・ブレイン、D4V、TBS、電通などから約7億円の資金調達を実施|株式会社Voicyのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000021111.html
キングコング 西野亮廣氏が、株式会社Voicyに株主として参画|株式会社Voicyのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000021111.html
広告白書 2020年度版 | 日経広告研究所
Radiotalk
XTech が経営権を持つインターネットポータル大手エキサイトで、初の社内ベンチャー制度適用プロジェクトとして、2018年4月に製品版をローンチ。事業の拡大を狙い、今年に入って XTech に事業譲渡され、外部資本の調達や他企業との連携を念頭に独立法人化された。
- エキサイト
- XTech
- MBS イノベーションドライブ
- STRIVE
- Gunosy Capital
- オー・エル・エム・ベンチャーズ
- マネックスベンチャーズ
トーク配信アプリ「Radiotalk」、毎日放送系のMBSイノベーションドライブから約1億円を調達し業務提携 – BRIDGE(ブリッジ)
音声配信フ゜ラットフォーム運営のRadiotalkか゛約3億円調達、ライフ゛配信やスコアなどの新機能拡充へ | TechCrunch Japan
stand.fm
- YJキャピタル
YJCの5億円出資でアクセル踏む「stand.fm」、MERY創業者の中川・河合氏が音声配信アプリに賭けたワケ – BRIDGE(ブリッジ)
stand.fmを始めたIT界隈の注目の人物たち|桜川和樹|note
https://note.com/sakucchi/n/n079a788aaf1c
stand.fm公式パートナー(収益化認定者・SSP)エージェントゆきさんの電子書籍です。stand.fmをやられるかたにはおすすめです。
声のブログをはじめよう・音声配信の教科書: おすすめのアプリから魅力的なチャンネル作り、収益化のしくみまで | エージェントゆき | デジタルエンターテイメント | Kindleストア
REC.
- UUUM
UUUM、“声とであう 声でつながる” 音声配信ソーシャルアプリ 「REC.」 を本格スタート! ?気軽に「ながら時間」で 録音・配信・聴く・応援するを楽しむアプリ?
https://www.uuum.co.jp/2020/03/06/47040
『声』の活躍の場は、更に広がりを。松竹芸能、UUUMの業務提携により松竹芸能声優アカデミー、UUUMの音声配信ソーシャルアプリ「REC.」を活用した声優育成事業を開始|松竹芸能株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000047561.html
Spoon
- Mykoon
- SoftBank
- Goodwater Capital
- KB Investment
- 韓国等の主要VC
株式会社Spoon Radio Japanの会社情報 – Wantedly
https://www.wantedly.com/companies/spoonradiojapan/about
2018年7月 SoftBank(日本)、Goodwater Capital(米国)、 KB Investment(韓国)等の主要VCから18億円
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ツイキャス
- モイ株式会社
- EastVentures
- ユーザーローカル・伊藤将雄氏ら個人投資家
- グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合
- KDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合
- SBI AI&Blockchain 投資事業有限責任組合
「モイ株式会社」を設立しました。 | サイドフィード株式会社
http://press.sidefeed.com/archives/2012/02/post_49.html
中高生ユーザーが爆発ーー240万人利用の「ツイキャス」EastVenturesなどから約6500万円を調達 – BRIDGE(ブリッジ)
ツイキャスが総額6.5億円の資金調達を実施|モイ株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000043237.html
【完全ガイドシリーズ282】人気ラジオ番組完全ガイド (100%ムックシリーズ)
関連情報リンク
音声クラウド系は、ついに日本ではもうブレイクすることはないのですかね・・・。
>>音声を43アプリに配信して2~9月までのアナリティクスを見てみた
該当ページを詳しく見る
ライブはライブでなくとも、アーカイブとしても成立するものがいい。まあ一般配信者はそうそうリスナーがついていませんので。
>>Radiotalkのライブで公式がおすすめする成功のコツ
該当ページを詳しく見る
公式パートナーの審査通過の声は最近はあまり聞かなくなったような。リソースが追いついていないのかな。
>>stand.fm公式パートナー番組リスト※2020年9月15日版
サイトで詳しく見る
まとめ
- Voicyに多くのステークホルダー
- ツイキャスは歴史がありつつも少なめ
- どこも資金は人材獲得用途か
音声配信というプラットフォームは、ネットメディアの大通りに来たことはありません。ですので、どうしてもエンジニアなど開発人材が獲得しづらいというのがあると思います。エンジニアとしても、そこで得た知見を次に活かしづらいというか。
ですので米国のポッドキャスト人気が続く限りは、今後も資金調達は続くと見られますが、どこも苦しい戦いが続くことは不可避のような気がします。
頭一つ抜けるのは果たして。
・・・と、こんな感じの父親目線で、SNS、ドライブ、ゲーム、生活防衛ネタが多めでブログ記事を2009年から書いています。よろしければLINE@をフォローしていただけると更新情報を受け取れますのでおすすめです。記事を気に入ったというかたはぜひ。
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